うらしま堂渡辺つり具店はカスタムロッドビルディング専門店

Blog

せめてワンバイト… in オカッパリ(2017.04.17)

watanabe 2017年04月30日 

来週に控えた『開幕戦』に備え、下見も兼ねているわけで、

あっちこっちと行くつもりの、早起きオカッパリ。

きょうは、奥方にからまれず、出てこられた。

そりゃそうだ、早起き釣行ですから。

奥方は『トド』の様に寝ておりました。(ひどいって?いえいえ、実話ですから)

 

本日の登場人物

「実は5回目のオカッパリ!そろそろどうかね…反応とか…」

さて、やってきたのは、去年の開幕地点。

「風ビュンビュンで、水面、泡あわですが…、やる!投げる!攻めたおす!!」

うりゃ〜!

トォ〜!

エイッ!

「うぅ〜ん、いつもどうりの、無反応。チョイと移動して」

よいしょ〜!

飛んでけ〜!

「まぁ、こんな感じだよねぇ…」

『よう!どうだい?』

「えっ?あっ、こんちわ。さっぱりですね」

『アワアワだね、水面が』

「ハイィ、濁りもありますよ。鯉です?」

『そうなんだよね。だけどさぁ、どうしたもんかね』

「移動しようかと思ってたんで、どうぞ!入れ替わりで」

『そうお、そう言われちゃったら、やるかな。悪いね』

「ぜんぜん。結構な時間投げてましたから、充分っす。チョコっと下流へ行ってみます」

『じゃ、ここでやらしてもらうよ』

「どうぞ」

 

「小魚が群れてるくさい、パシャパシャやってる。あっ、カワセミだ!」

シュパーン

「おみごと!小鮎らしき魚を捕らえて、去って行くのでありました。う〜ん、素晴らしい」

 

てな事もあり、群れてるあたりに爆投!!

「カワセミになりたい…」

 

「移動するか。『まるでダメお』だし」

 

まるでダメお、正確には、丸出だめ夫。半世紀前に流行った、漫画の主人公ですね。

わかんないですよね、古すぎて。

ドラえもんの、のび太くん的な個性の主人公ですが、だめ夫くんの方が先輩です。

おぉ、脱線脱線、移動〜開始!!

 

「カワセミになれず、移動、移動、移動で4ヶ所目。イタチ君遭遇ポイントです」

「菜の花畑になってるじゃん! 歩くしかないなぁ、ハァ〜」

 

「えぇ〜!!20mほど歩いたら、ご覧のとうり。車で来りゃ良かった…」

「もう、行くしかない!」

 

あとがき

「はぁはぁ、ゼェゼェ…み、水・・・」

ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ〜

「プッハ〜、う、うまい、うまいぞ、ヴォルヴィック!冷え込んできたのに、冷水がうまい」

サウナの後の生ビールがごとく、水がうまかった…、はい、歩いたので。

ウォーキングの趣味はありません。

釣れないので、車じゃないので、歩くか、走るか、なので。

目指すポイントに着いてみれば、増水と濁り。

投げても、投げても、『シ〜ン』の連続。

うなだれて、ようやく車に『たどり着いた』ってな、具合でありました。

先週、渓流で釣れたから「イけんじゃね」と、思ったら、またしても撃沈!

来週は『開幕戦』なのに、どうしたものか?

その同船者が『ホントに来るの?!』って、お方。

このお方は、釣れないとイヤ!って男。(まぁ、たいていの方が、そうかと思いますが)

よわったなぁ、あっ!良い言い訳がある!

「4年も釣りしてねぇから、『タ〜ヘ〜』に、なったんじゃね」

って、言ってやろう、うん、良い良い、これでいこう。

うっ?ってことは、オレが結果出さないと、まずいな。じゃぁ、

「開幕は、こんなもんだよ」

の、毎年恒例なセリフだな、こりゃ。

行く前から、『釣れない言い訳』考えてて…ダメダメじゃん。

いや!釣りは4年ぶり、しかも、同船は実に9年ぶり!!

こんな男が来るのは、『天変地異』の、まえぶれかも?

おぉ!チョット前向き!?

はたして、同船者は誰?そして、その結果やいかに?!

お楽しみに〜

じゃあ、また来週!

 

暖かいらしいので in 渓流(2017.04.10)

watanabe 2017年04月29日 

スノーボードか!?と、天気予報を見たら、『暖かな日』。

はぁ、やっぱり反対だった。先週がスノーボード日和。

いまさら、後の祭り。釣り釣り!渓流、渓流!

「旦那さん、あしたは、山行くんでしょ?」

「ヤマイくん…はて?だれ?」

「ああ!もう!山に行くの!行かないの!」

「あっ、山。山にね、はい、行きますが」

「片品村は暖かいから、その上は雪崩注意だって」

「いやいや、釣りだから。スノーボードは諦め。今季終了です」

「へぇ、釣りなら良いんじゃない。バス?」

「ノンノン、渓流だよ」

「山行くんだ。危なくないの?一人でしょ?」

「えっ、ヤマイ?あっ、山に。はい。一人です。大丈夫です」

「連絡してよ、何時頃か」

「帰りの?ははっ!承知っ!(主語を言わないのが、おばさん流か?)」

 

本日の登場人物

「なかなか結果が出ず…。大丈夫、慣れっこですから」

あぁ、すでに体力半分消耗!!カラータイマーなるかも…ならないか、ウルトマンじゃないから。

なじぇ、消耗したかと言えば、すでに一ヶ所ヤってきたわけで。

そこが、またしても深い淵と、切り立った岩の連続。

最後は、渡れず、たかまけず。

で、3時間程で諦め、次なる川へ。

ちっこい堰堤横に、車が駐められ御誂え向き。

軽く、腹ごしらえもしたし、行くぞ!!

 

堰堤の上から投げてみるか

「エ〜イ」

チャプッ

「うっ?!デタ!?」

ビシッ

ピュ〜ン

ペタ

「えぇ〜!キミだったの〜?ごめんねぇ〜!」

残念ながらご臨終。あの勢いで、堰堤上に落下すりゃ当然で。

「スマン、仲間の食料となってくれ」と、川に流して。

「幸先良し!一投目で釣れたし、大きさはともかく。さぁ〜て…」

「悩むまでもなく、上がる」

 

さらに、上がる

まだ上がる。

と、上がる程に険しく。

さっぱりだし、下りて入渓した堰堤に行くか?

 

結局、上は全くもって反応なし。あっ、一回出たんだ、のらなかったけど。

で、やってきました、あの堰堤。

今度は下流から丹念に

「エ〜イ」

釣れました、一投目で。やっぱり、この子たちなんだ。

 

あとがき

「お疲れ〜、一人だけど〜、きょうも〜」

戻って、入ったあの堰堤は、投げるたびに反応有り!

しか〜し、ほぼ同寸。こりゃ、放流したばっかりだな…。

極力釣らないよう、アタリだけ楽しんで、やめました。

次が無くなっちゃうので。

本日も、えらく歩きました。が、報われず。

一番良かったのが、あの入渓地点!

なんたる皮肉か!!

来週はバスにしよっかなぁ、いまだノーバイのまんまだし。

釣行記には、あげてないけど、実を言えば、すでに4回行ってて!!

歩行距離のみが進んだだけ…。

「うん!そうしよう!ヤマメは釣った!大きさの事は忘れて!よし!バス!決定〜!!」

と、何もこんなにリキマズとも、どうせ一人なんだから。

そうだ!単独を生かして、色々回ってくるか、24日は『開幕』だし。

何が開幕?かと言えば、船釣りであります。

年々、参加人数が減っているのが、心配ではありますが…。

よ〜し、来週はバスです。

お楽しみに〜!

じゃあ、また来週〜

 

 

 

影武者 (2017.04.02)

watanabe 2017年04月28日 

アタシはアメリ。

この冬はとっても寒かった。

去年と全然違って…で、社っ長の布団で爆睡…ウットリ。

「ああ、アメッチョくん。スマして『今冬をふりかえる』は、似合わないよ」

「あら、社っ長。失礼じゃニャイ、レディーに」

「がっはははは、レディ?どなたが?!」

「ア・タ・シ・」

「がっはははは、さらに、がっはははは、もう一丁!がっはははは〜のハ」

「フウウー!!」

「笑い過ぎた?」

「過ぎた」

「そりゃスマン。お詫び…とは、全く関係ないけど、こんなのは、どう?」

「にゃにゃ!?」

「拡大すると、こうだね」   「アタシだ!」

「さよう。『アメッチョさん、いないんですか?』って、聞かれることがあるんだよ。寝てたり、見回り行ってたりで…。そんな時には、この偽物アメッチョで」

「いやされる!つまり、影武者!!ニャ〜ゴ(ブラボー)」

「がはははは、そんなカッチョ良くは無い。命名『偽ッチョ』だね。アメッチョの偽物ってわけさ。がはははは〜」

「フウウー!!」

「あれ?お怒り?まぁまぁ、そう怒らず。他にもいるから」

「ニャ〜ゴ、ニャ〜ゴ!!」

「右側の偽ッチョは、『2階で爆睡』『見回り中』『作業部屋で休憩中』の、言い訳札が立てられる」

「相変わらずのサボりっぷりね、社っ長」

「あざぁ〜す。でも、企画、制作は娘だよ。オレは言い訳札のみ」

「あっ!さすがアート部出身者」

「がはははは。そう、こういうのには、やたらと張り切る」

「イイんじゃない、特技だから」

「かな?」

「アタシはアメリ。毛並みは褒められる、ちょっと大きめな猫…」

「がはははは。アメッチョさ〜ん、カッチョエエ次のセリフ、浮かばなかったのかい?」

「フウウー!!」

「みなさん、アメッチョは12歳になりましたが、元気いっぱいであります。

お見かけの節には、チョロッとなでてやってください。きっと、スリスリしてくれます。

しか〜し、それは下心モロ出し。『撫でて撫でて〜』と、しばらく、やらされるのでご注意

ください」

「アタシはアメリ。外遊びが楽しい季節になりました。

みなさんは釣りに、アタシ?アタシはハンティング!鳩が好き。

ぜひ、いらしてくださいニャ〜」

「がはははは、さっすが家猫。ご飯代考えてくれて、グルメだからねぇ」

「ニャ〜ゴ〜!!」

悩みに悩んで!フライ in 渓流(2017.04.03)

watanabe 2017年04月6日 

「なになに?月曜の天気は、暖かい日!うぅぅむ、釣りだな。うん、スノーボード、次週で

「何をそんなに唸ってるの?」

「あぁ、奥方ですか。月曜、どうしたものかと…」

「あぁ、な〜んだ」

「はて?」

「えっ、てっきりどこかに、連れて行ってくれるのかなぁ〜?って」

「はは。それはまたいずれ、折を見て、そのうちに、検討を重ねた上で、」

「そうね。雪山終わったら、釣りになって、その間も夜中に、ガラガラパタパタ、隣でやっててねぇ、忙しいよねぇ」

「はい、おかげさまで、なんやかやと。あっ、雨続きだと、ジ〜ットしておりますが」

「はいそうですね、お気をつけて、行ってきてくださいな」

「そりゃもう!」

本日の登場人物

「今季初の渓流も、一人きり…今年も、お一人つづきか?」

いやぁ、からまれました、きのうは。うちの奥方様に。

うっかり、「雨続きだと、ジ〜ットしております」って、まずいなぁ、絶対突っ込まれる。

なんか言い訳を考えて、反復練習せねば。

「そうです!全ての基本は、脱力!そして、反復練習にあり!です」

何事においても…ですね。

と、ここまで来て、ナニ言ってんだか。

さぁ、釣り釣り、天気も後押し、いただきまぁ〜す。

「これですから!もう、ハシャいじゃいますねぇ、誰もいないし!」

実は、ここの前に、一ヶ所行きました、本命の沢に。

そこに、先行者あり!しかも、餌釣りの方っぽい、で、ここに。

ところが、予想外に谷が深く、なんとか降りて来たものの、帰れるのか?!

 

「出た!」ありゃ?ノラず・・ですか。3投目でアタリあり!素晴らしい。

もう一丁、エイッ!

「…あれ?さらに、トウ〜!」

・・・・・

「フライ変えるか、いや、このまま上って、帰りにサクッと」

 

あれっきり…

まいったなぁ、さっぱり。虫は数種類いるのに、まったくライズが無い。

両側切り立ってて、深場が多い。

「石ゴロゴロで良さげぇ」ってのが、チョイあって

「えっ、またぁ、ここ渡るの?高巻くの?」

そんなのが続いて「腹空いた!おにぎり食べて、水飲んでからだ!」

 

「ヤベェ!ここは渡れない!深い!戻る戻る!」

この先は無理だな、ウエストハイウエダーじゃ。

「ええぇ!ここ登るのかぁ…登る!」

じゃないと帰れないし、入渓点までおりてから、また登りはキツイ。

唯一のアタリポイントだけど、体力温存して、次の川に行くぞ〜!オ〜!!

 

「ハァハァ‥ゼェゼェ‥ウゥゥゥ、やっと車に。ハァハァ‥ゼェゼェ‥」

200m弱ってとこか、釣りしたのは。往復だから倍、で、この有様。

情けない!弱っちぃ!年寄り!

まぁ、還暦過ぎたから、年寄り!っちゃあ、そのとうり。

スノーボード、スケートの回数が減ったせいだな、体力落ちたの。

エェイ!ヘコんでる場合じゃない、腹ごしらえして次だ!

 

「ここは?どう?」

「あれ?沢づたいに降りられそうだ」

良さげです。

 

 

あとがき

「おつかれ〜、ホント、きょうも、おつかれ〜です」

2ヶ所目は、楽に降りられた分、『釣り人多し』の感ありで。

虫はいても、ライズも無し。

やはり深場が多く、『ルアーやりたい』と、思いつつ200m程やり、撃沈!

「そうだ!放流地点だ!」と、帰りに3ヶ所目へ。

コンビニでアイス食べつつ、貼ってある『放流情報』のポスター見たら、

「ゲッ!驚愕の『80kg放流』」ヘコむ…

しかも、準備していたら、ワンちゃんと散歩のお母さん、

『鮎釣り?』

「いえ、それはまだで、今はヤマメですね。放流してあるそうです」

『あぁ、だから土日、あんなに、たくさんの人がいたのねぇ』

「えっ!そんなにですか?」

『うん、お祭りみたいだったわよ。じゃ、頑張ってねぇ』

「あ、はい…あり、ありがたやございでしゅ」ヘコむ…

いいや!少しは、チョコっとは、意外と!残っているかも…

 

「勘違い、いや、予想どうり」

ヤマメはいずこ?ここも、虫いっぱいなのに、ライズ無し。

だよねぇ、80kgですからぁ、『お祭りみたい』でしたからぁ‥。

100mもやらず、ここでも撃沈。風ピューピューで寒!

「アァァア、スノーボードだったかなぁ…」

丸沼は雪だったそうで。まさに後の祭り。

「ウンニャ!先週はノーバイ。しか〜し、きょうはワンバイ。前進じゃねェかよ!!」

とんでもない、スーパー前向き思考!

じゃなきゃ、ヤってらんないですから〜。

さて、来週は、渓流?バス?はたまた、スノーボード?

お楽しみに〜!

じゃあ、また来週〜

早くも最終回 in 丸沼高原スキー場(2017.03.21)

watanabe 2017年04月2日 

シュッパッ!シュッパッ!

「おっ、ぺ君からメールだ。ナニナニ?『先に滑ってます』だってよ、部長」

「早いですね、きょうは。てっきり、寝坊メールかと」

「がっはははは、まったく。東海林が燃え燃えかぁ?」

「あはははは、社長の出番が増えそうっス」

「だなぁ…、よっしゃ、こっちも急いで行くべ。部長、遅れんなヨ〜!」

「またまたぁ、急いで着替えて、まったりコーヒー・・でしょ?」

「たわけ!雪、ゆき、ユキ〜だよ、この時季貴重な。マッハ2で行くぞ〜」

「ありえない」

 

本日の登場人物

ぺ君

「きょうで終わりっす」

「寂しいじゃねぇかよ」

 

東海林君

「トウカイリンです」

「あぁ、忘れてないよ、ショウジ、じゃない」

かねやん

「お久しぶりです」

「いやぁ、全くもって!」

伊藤くん

「4年ぶりです」

「えっ!そんなに?!」


部長

「自分も終わりです」

「ご一家は?」

「たぶん、終了です」

 


「さみしいねぇ」

「社長、お得意の単独!って、手がありますよ」

 「さみしさ倍増だろう、それじゃぁ」

「スゲェ、ガスっちゃってて、見えねぇよコリャ」

「はぁ、確かに」

「よし、作戦変更。入念なる体操、のち、ゆったりコーヒーを楽しむ」

「やっぱり。いつもどうりですか」

「アァァン、不同意?」

「いえ、大賛成で」

「なら、部長もやれ、入念なる体操」

「無理っス。自分なりにやります」

「手伝うで、オレがよ。がっはははは」

「あぁぁ、やめてぇ…あっ!シノさん夫妻が」

「あっ!」

「ご無沙汰〜、2人で?」

「どうもぉ、芳村ま」

「社長!無理ですよ、通じませんよ」

「えっ?なに?『芳村ま』って?」

「流してください、シノさん。社長の『タイムスリップ的な』話なんで。からむと長くなるんで」

「アッハッハッハ、いつものヤツゥ」

「それです」

IMGA0548「ううううぅ、きょうは硬いぞ、オレ」

「えっえぇ!どこが?スゴイよ!社長の」

「あれ、ユカ姉さん、久しぶり〜」

「意味深ですね、今の発言『社長の‥』次に続くのは…」

「なんだ?部長、オレが言っちゃっていいのかぁ?」

「いえ、おやめください。通報されそうなんで」

「アッハッハッハ、変わんないねぇ」

「はい、全然。きょうは、他に、ぺ〜、かねやん、東海林に伊藤君も来てます」

「社長、良かったじゃん、いっぱいで」

「最後にして、やっとですよ、姉さん」

「あははは、なにより」

「よぉぉし!体操もコーヒーも終わった。部長、行くよ!金鳥サッサで」

「また始まったっス、シノさん。あっ、はい、行きましょう」

「アッハッハッハ、行ってらっさ〜い」

「社長、タバコはいいんですか?」

「イカン、イカン!吸わねば、エイトマンと同じだからねぇ」

「また絶対無理っス!そんな50年前の」

「最初はな。その後、昭和51年ごろ、再開された気がする」

「話になりません。先に行っちゃいますよ」

「すぐ追いつくよ、エイトマン走りでよ! ♪ 弾丸(タマ)よりも速く〜♪ だからヨ!」

「…」

 

「マイッタねこりゃ。視界悪すぎで、危ないったらありゃしない」

「社長、パークは?」

「イクイク〜」

「使い方、間違ってますが」

「行く、見にね」

 

「ありゃリャ、無理だなこれは」

「ですね。何があるやら、さっぱり見えませんね」

「だよ。パークはあきらめるしかないなぁ。はてさて・・」

「社長、ぺ〜に電話してみます」

「あれっ、部長、持ってきてたの。じゃ、やってみてよ」

「もしも〜し、どこにいるの?フムフム、了〜解」

「チェックメイトキングIIはいずこに?」

「またそんな、ムチャ古な、『コンバット』でしたっけ?」

「なんだ、解ってんじゃん、アタリ。で?」

「喫煙所で合流になりました」

「よし、エイトマン走り行くぞ!部長、遅れんなよ〜!」

「着いていけません!そんなのには」

 

「よう、やっと会えたね、ごきげんよう」

「おはようございです」

「どうかね?東海林の進化ぶりは」

「そこそこ滑れます」

「どこにいたのさ?ゆるゆるコースも、探しに行ったんだけど」

「はぁ、この上でやってました」

「オイオイ、そりゃ無理だろう、急だもの」

「そうすか?」

「あぁ、しょうゆだ」

「アヒャヒャヒャ〜、超おやじギャグ」

「あとは、オレが面倒みるから、ぺ君達は遊んできなよ」

「エッ!マジッスか?部長、行きましょう」

「想定どうりになりましたね、社長、あはははは」

「えっ?なんスかなんスか?」

「なんでもねぇよ、早く行けって」

「じゃ。あっ、時々見学にきますから」

「よし、こっちも行くか、東海林君」

「はい」

 

「ここはレッドコース、練習に最適。チョットやってみ、東海林くん」

「はい」

へロ・へロ・へロ〜ン

「やっぱりなぁ、ぺ君じゃ、そうだろう。曲がり方悩み中だろ?」

「はい、きっかけが」

「だよね。伸び縮みが大事。そっからだな、オレの見て真似してみ」

「はい」

ザ・ザ・ザ・ザ・ザ〜

「いいねぇ、その調子」

ザ・ザ・ザ・ザ・ザ〜

「はい、伸び上がって、はい、縮んで〜いいよ〜」

「3回滑ったじゃん、どう?」

「はい、楽しくなってきました」

「だろ!じゃ、このコースは卒業です。もうちょい急なコースで再開」

「あ!はい!!」

 

「イエローコースだよ。さっきの調子で、GO GO ひろみ郷〜」

「・・・・」

「スマン。今のは忘れて、滑りに集中」

「はい」

「おぉ、いいよ〜」

「いいねぇ、転ばなくなったし」

「楽しいっス」

「ここも卒業です。おめでとうございます」

👏パチパチパチ

「ありがとうございます!」

「次はバイオレットコース、行ってみるか」

「はい、僕はどこでも」

 

「ここだけど、どう?だいぶ急だろ」

「はい。でも、なんとか」

「いいねぇ、若者は〜。じゃ、オレの真似しながら、行くよ〜」

「はい」

 

「スゲェな、東海林くん。きょうが2回目だろ?」

「はい」

「オレは無理だったたよ、2回目でここは。素晴らしい、実に!しか〜し、体力限界じゃね?」

「えっ、あっ、はぁ・・・」

「だと思うよ。若いからって、こんだけヤリャァなぁ」

「社長〜、どうすか?」

「ぺ〜、テメェ、今頃来やがって」

「おかげで、満喫です」

「もう上がりだよ、体力的に。時間もな」

「じゃ行きますか!最後にパーク?」

「行かね。足つりそうだし」

「またまたぁ、アクエリアスライト飲んだのに?」

「自分に合わせてねぇから、お世話に徹しちゃってる」

「はぁ・・」

「ポッカ〜んとしてねぇで、行くぞセンターハウスまで」

「東海林は大丈夫なんですか?」

「たわけ!滑り見て驚け、ホントに2回目〜?って、思うから」

「了解しました」

 

あとがき

「お疲れ〜、皆の衆」

「社長、歌はいらないですよ、歌は」

「そこまで言われたら、望まれてるきがする。3、4、♪ 皆の・・♪」

「ああああ!いりません」

「ぺ君、本日ここへは、君の要望でした」

「はい、パークやりたかったんで、リクエストしました」

「部長よう、どうだったんだい?ぺの攻略っぷりは?」

「あっははははは、攻略‥ですか?あっはははは」

「笑ってますが、ぺ君、何か?ご意見ございますか」

「無いでございです。ハァ(- _-;)」

「ヤラレの介な訳ね、部長?」

「あっははははは、やられた!って、ほどでは無いです。できなかった、ってくらいです」

「ハァ」

「最後、飾れずかい。引かれちゃうんじゃね?後ろ髪」

「あっははははは、社長もでしょ?」

「だよね〜。15年ぶりかなぁ、パーク行かなかったの」

「フリーだった時間が、ガスっててダメだったのが、イタイでしたね」

「部長、そのとうり。引かれちゃてんの、みんなじゃね?のぉ東海林くん」

「はい!楽しいっス」

「あの進化っぷりは、ガラパゴスだよ」

「たとえが変ですけど、ビックリしました。若さですね」

「ぺ〜、オレに当てつけか?」

パキ!ポキ!

「やめて、やめて〜」

ボフッボフッ

「うぅぅぅ、ワン・ツーがきた〜」

「若くって、体力もあったんだけど、感覚、よく言うセンスだね。非常にイイ!!」

「ハァ・・そうスか」

「もう一つは、ひとえに、オレの教え方!」

「アヒャヒャヒャヒャ〜、やっぱり、そこに行くんですね、アヒャヒャヒャ〜」

「笑った?ぺ君。よぉ〜し」

パキ!ポキ!

「いえ、そのとうりかと」

「まぁ、いいよ、教えがいがあって、うれしかったし」

「だってよ、東海林。でも、終わりだから、きょうで」

「あ、はい」

「こんなに雪があるのに、今季終了かぁ」

「社長、今年も頑張りましたね、お世話係」

「ああ、6回きて、3回お世話係」

「ええ、次につながりますよ」

「そうなってくれる事を、ひたすら望みつつ、今季は終了か」

「はい、再見〜んです」

「こっそり行ったりして、のぉ、部ッ長」

「ありません」

「なぁ、東海林くん」

「えっ、あっ、無いです」

「アァア、フラれちゃった。来年をお楽しみに〜、再見!!」

「鬼が大笑いッス、社ッ長」

ドスッドスッ

「うぅぅぅ、再見〜〜ん」

TOPへ