本日の登場人物(左から)
ワタクシ、部長、新井氏
『社長、到着ですよ』
「お、おぉ、早ぇな」
『いえいえ、普通ですよ』
「はははは、社長は寝てばっかだから、
車乗って、おにぎり食って、爆睡。
そりゃ、早いし、近いよねぇ」
「おお、確かに。部長号は禁煙じゃん、
我慢してると、すげぇ、眠くなるのよ」
『ホテルに停めますか?』
「そうだね、泊まるんだし、って、
なんだなんだ、雪がないよ!」
『まったくありませんね』
「こんな戸倉は初めてだよ」
『ココがこの様子だと、ゲレンデが心配ですね』
「だよ。まぁ、着替えて行くべ」
「なんじゃこりゃ〜!!」
『うぅぅ、予想以上の酷さですね』
「どこ滑れっつうのかね?」
『いつものコーズは行けそうです』
「怖ぇ〜、すんごいスピードでるし、デッコボコ」
『滑りどころ選ばないと、危ないです』
「って、部長、しょっぱなから背中で滑ってた」
『あれ?新井さん、見てました?』
「だって、俺の横を抜けてったし。結構背中滑りしたよね?」
『ハイ!20mほど』
「がはははは、そんなにかい、怪我は?」
『幸い、無事です』
「んじゃ、もう一回行くべ」
「ハァ、フゥ、ハァ、フゥ、無理、休憩」
『社長、ハシャギ過ぎですね』
「ハァ、フゥ、ハァ、フゥ、遊びアイテムあったから」
『下にもありますよ、キッカー』
「あそこにもあるじゃん、社長好みなデカいの」
「そうねぇ、今んとこ閉鎖中だけど、開けるのかね」
『スキー選手の、練習次第じゃないですか』
「たぶん午前中で終わるよ、雪があれじゃぁ」
「んじゃ、飯!チョイ早ぇけど、オニハラスキーでぇス、
ユーロから来ました」
ユーロから来ました」
『あはははは、でましたね、社長、渾身のオヤジギャグ』
「万歳!オヤジギャグ」
「うぅぅ、食った、食った」
『社長、レストランのレジ係の婦人は?』
「そうそう、親しげだったし、社長だけコーヒーもらってた」
「あぁぁ、前は丸沼の売店にいたのよ」
『えっ!こっちに移ってきたんですか?』
「だね。聞いたのよ、『オネェさん、丸沼にいたよね』って」
『ええ』
「で、『覚えれるわよ』と」
『さすが、社長。記憶に残る』
「ハハハハハ、残りやすいよ、俺ら年寄りだもん」
「続きがあってよ、オレの顔ジッと見て、
『ヤダァ、オネェさんだなんて、変わんないよぉ』
って言われたんよ」
『あはははは、社長の方が上じゃないですか』
「たぶんなぁ、オレが『おばさん』って言ったら、失礼じゃん」
「それから仲良しなわけ?」
「いっとき、娘、娘友達らと毎週来てたじゃん、
んで、すっかり仲良し」
『あはははは、盛り上がったところで行きますか』
「おお、行くべ」
「社長、キッカー開いてんじゃね」
「まぁ、様子見てな」
「脚、イッテぇ〜、全然滑んなくなってる」
『これはキツいですね』
「俺、休憩」
「部長、オレ、もう一回付き合う。そんで休憩」
『ラジャーです。自分は6回をノルマで』
「部長、飛んでくる、アレ」
『おっ!ついに行きますか〜、追い撮りしますよ〜』
「アプローチ、長いねぇ」
『ですね。前は、3連、4連、でしたけど、今は一個ですから』
「あぁぁぁ、なるほど、あんな感じか」
『先に、お二人さんが飛んでくれたんで、参考になりましたね』
「御意!行く!」
(ゲェェ、意外に走るぞぉ!もう、行くっきゃない!)
「どぉ〜りゃぁ〜」
ビュ〜ン
「うわっ、まだココ、どこまで飛ばされちゃうの〜」
「飛んだねぇ〜、先に行った二人の、1.5倍は飛んだよ」
「たまげたよ、オレも。空中で『まだココかよ』って」
「ハハハハハ、たいしたもんだよ」
『どうでした?着地が見えなかったんで』
「スゲェ飛んでた、1.5倍。俺も撮ったから観てみ」
『さっすが、社長!次は回りますか?』
「今ならイケる気もする、アドレナリン、出まくり千代子」
『また、解んねぇ〜』
「解るだろ?島倉千代子さん」
『あっ、『しまくり千代子』ってこと』
「それ」
『新井さんにしか、解らないですね』
「いやいや、俺も無理」
「冷てぇなぁ、竹馬の友よ」
『アハハハハ、行きますか?』
「いや、終わり良ければ総て良し!と、いうことで」
『明日に備えますか?』
「いやぁ〜、明日まで雪あるかい?」
「オレも、新井氏の言うとおりだと思う」
『えっ、じゃ』
「明日は、滑らず帰る可能性、大。ねぇ、社長」
「御意。温泉、飯、温泉、で、『WBC』テレビ観戦」
『あはははは、それもありですね』
「そうときたら、チェックイン。で、温泉」
「いいねぇ」
『う〜ん、シニア合宿。自分も近々シニア』
「見た目は、部長がいちばんシニアっぽいけどな」
そして、話しはまだまだ…長く(すでに長い)なるので、
To Be Continue〜