アタシはアメリ。
『みなさん、あけまして、おめでとうごニャいます。
本年も、どうぞ変わらず、お付き合いください』
と、まぁ、お決まりのセリフを言ってみました。
これも、もう、10回やったんですよ、みなさん。
早いですねぇ、月日がたつのは、感慨深いですニャン。
「よう!アメッチョ君、賀正〜ン!」
「無理無理、そんな古いギャグ」
「いいのいいの、恒例だから」
「みなさん、わかりますか?」
「わからないのも、想定内だかんね」
「念のため説明しますと、『クレージキャッツ』の谷啓さん…、
アッ!この方そのものが、わからない?」
「だろうね」
「でも、やる!?」
「はい、行事なんで」
「だそうです。あ、あ、その谷啓さんのネタで、
『ガチョ〜ん』と言うのがありまして、それに掛けたわけですニャン」
「そうです、流行ったかんね、クレージーキャッツ本体もねぇ」
「ちなみに、それって、いつ頃?」
「昭和40年代だね、オレ、小学生!」
「みなさん、お聞きになりました?50年前の話ですよ、あきれちゃいますよね」
「いやいや、それは始まりの話しでさぁ、その後もズズズ〜っと、
平成でもやってたよ。すばらしいねぇ」
「お正月からすみません、骨董的な話しで」
「確かに。が、是非も無しだろ?オレがそんな歳だからよ!
アメッチョくん、がはははは〜」
「まぁ、いつものごとく、勝手に盛り上がってニャァ…」
「そう。今年もおかげさまで、良い作品になりましたねぇ、アメッチョッさん」
「こんな時だけ、『さん』付けで呼ばれてもニャア」
「まぁまぁ、そうおっしゃらず。今年のは、即!ひらめいたんだな」
「アレが…」
「ハイ!今年はネズミ年。アメッチョくんの大好物でもあるね」
「ニャア、そうね」
「日本で有名なネズミと言えば?」
「ミッキー?」
「卓球、卓球、卓球です。ピンポンですね、正解です」
「そう言うのはいいから、脱線するから、話しが」
「ソレもウリなんだけどね」
「だから〜、いいの脱線は!」
「御意。で、ミッキーマウスはアメリカ生まれだろ、
日本生まれの有名な方!が、今回の作だね!!」
「フニャ〜、薄っぺらい、ゴミみたいなのガァ?」
「そこです。実は製作しなおした。今度のは、立体裁断」
「あら?学習したんだ」
「はい、デカイ、アメッチョくんもスンナリですよ」
「で、何者?この方」
「作者のお方は、あのNHKで、朝ドラにまでなったんよ。
作者は奥様だけどね」
「ニャッ!『ゲゲゲの女房』」
「大卓球大会〜です」
「それはいいから。って、事は、『鬼太郎』の」
「たどり着きましたねぇ、ついにその時がきました!!」
「『ネズミオトコ』ニャァ〜。アタシ、オンナなんですけど」
「お正月だし、カタイ事は無しでさ」
「それに『陽気なトリックスター』?お調子者?」
「またしても、大正解です。後ほど、マタタビふりかけを差し上げましょう」
「ニャッホ、ニャッホ〜…ウンニャ!そんなんじゃダメ」
「あのですね、『トリックスター』は、ただのお調子モンじゃないのよ、
神話の中では『文化に変革をもたらす…』とある」
「はぁ?」
「かの『スサノウノミコト』も、そうなんだってよ」
「ヤマタノオロチ退治の!ニャッニャッ!」
「おお!気分盛り上がってきたネェ、アメッチョくん」
「ウニャニャニャニャ〜!」
「災害つづきの日本でありますが、ビビビのビ〜っと調子よくねぇ」
「ニャス!楽しく、元気よくニャア〜!イッチ、ニィ〜、サァ〜ン」
「ダァ〜!!
ですか?なんか、違うかもしんないけど、トリックスターだよね、猪木さんも」
「ウニャ〜!本年も、変わらぬお付き合いを、お願いいたしますニャン」