「旦那さんは、あした、行くの?」
「はぁぁぁ、どこへ?」
「だからぁぁ、釣りよ!」
「行きますが、もちろん」
「なぁんだ、行くんだ」
「なにか?」
「うぅぅん、べつに。じゃねぇ〜」
と、まぁ、いつもの会話らしき、しゃべりは変わらずで、
奥方は去って行くのでありました。
『危機なの?』と、思われたら、さにあらず。
あくまで『通常』なので、ノープロブレムです。
さて、無事許可され(?)ての釣りです。
まさかのスノーボードがあり、爆風の翌週は、草取りに、お彼岸と。
8日に、サクラマスが放流されたココには、行けずじまい。
リンクした情報を見ると、9日に行っても、どうだったのか?
『2週過ぎてっけど』と、思いつつも…
否!状況は落ち着いているに違いない!
そう!良い意味で!
はたして!?
本日の登場人物
私 |
「2日のことをふまえ、ウエダーも用意、完璧です」
|
「到〜着〜。うわっ!無人だ!」
大急ぎでおにぎり食べ(4個)、いざ、出陣!
「ライズしてるじゃ〜ん!先ずは、立ち込まず手前のヤツを」
ヒュン、ヒュン、ヒュ〜ン
おっ、久しぶりな割には、ナイスキャスト!
ピシャッ
「出た!けど、のらず。鮎?いや、カワムツかも」
対岸ギリギリで、デカそうなのがライズ!
「行くぞ〜!でも、静かにねぇ〜」
そろり、そろ〜り
「冷て!穴あきなの?ウエダー」
ウエストハイウエダーで行ける、ギリギリまで進んだものの、
ライズまでとどかず。
「なんか、ジャバジャバと水が浸入してくるんだけど。
どんだけデカイ穴なのか?」
「もう!無理!冷た過ぎる」
静かだった対岸の旗も、バタバタはためき出し。
「風、強よ!」と、車に戻りウエダー脱いだら、
バシャッ、バシャッ、バシャッ〜
「こんなにかい、2リットルは入ってなコリャ。
どうりで歩くのたいへんだったわけだ」
「パンツもビッショッビッショ!
が、しっかり、着替えは用意してあるので、安心なんです山脈」
と、ひとりボケかまし、なごんだところで、しばし休憩。
寒っ!暖房ガンガンにして、おにぎり2個追加。
「ふぁぁ、ふぁぁ、ふぁ〜、寝てた。
車ん中、ポッカポカで当然そうなるな。
どうれ、乾いたかな?」
「陽射しに、風とで、10年モノのコロンビア・パンツ、
カラッカラに乾きました」
「あれ、爆睡中に釣り人が」
チョイ上流に入った、左の方は餌釣りで、
下流の方はルアーです。
さらに、おにぎり2個食しながら、様子見。
ずぶ濡れウエダーなので、強制的にですね。
「うぅぅぅ、1時間は見てるけど、アタリがあるとは、思えないなぁ」
モムモム、ゴキュッっと、またしても、おにぎり追加で、計7個。
「あらあら、ルアーの方、撤収しちゃった。どうすっか、オレ?」
「到〜着〜」
「こんちわ」
「うわっ!あれぇ、社長!」
「ごぶさたです。すみません、お昼寝邪魔して」
「いやぁぁ、驚いたなぁ、こんな時間に珍しい」
「がはははは、色々ありまして」
「あっ、釣り?」
「はい、渡良瀬川に。そこで、ウエダー浸水となり」
「ははははは、それは一大事」
「まさに。で、悩んで、年券買いつつ、そば食べようと」
「ほう。じゃ、そこの帰り?」
「なんです。が、そば屋さんがことごとく、お休み。
年券買うお店もしかり」
「ははははは、それで、ここまで?」
「はい。このまま帰っちゃうのもなぁ、ってわけですね」
「ありがとうございます。
3連休は、お客さんもたくさん来てくれました。
好釣でしたよ、特にルアーの方が」
「それは朗報!でも、きょう、爆風ですけど」
「そこです。3連休明け、爆風、水温低下」
「がはははは、最低じゃないですか」
「いつもの『ワドナ』と、思ってください」
「ですか。んじゃま、腹ごしらえして、かましてきます」
「うんうん、楽しんでください、いつもどうりに」
「承知!」
あとがき
「おつかれ〜、あきらめましたぁ〜」
「冷えたでしょ?」
「はい、こごえました。1時間半やって、アタリ2回」
「うんうん、ウチらしいです」
「2回とも掛かって『よっしゃ〜!』と」
「ええ、取れました?」
「針がのばされて、バレました。どっちも」
「はいぃぃ、魚デカイのを入れたんですよ。
その甲斐あって、連休中も好釣で」
「どうりで。選んだクランクベイトの針、
変えてなかったんですよ、太軸のに」
「もったいない」
「きょうは、ダメダメな日なんですよ、朝一から。
まぁ、オレが悪いんですけどね、確認せずで」
「ははははは、そういう時もありで」
「はい。またまいります、お世話様でした」
「帰り、注意してください、こんな日は」
「ありがとうございます。ではまた」
帰宅後、ズブ濡れウエダーを、
太陽の力で、ウエダー内部を乾かせる
便利物『サーマルドライハンガー』です。
ちなみに¥7800(税別)にて、販売中です。
原因判明!
ブーツとエントラントウエダーの剥離でした。
これじゃぁ、ジャバジャバ、浸水するのも納得。
いつの間にやら、劣化しておりました。
ご覧の皆様も、釣行前にはご確認ください。