「旦那さん、行かないの?釣り」
「これから行こうかと」
「えっ?10時過ぎてるよ」
「いいのいいの。飯食ってノンビリと」
「まあ、天気は穏やかだけど。今頃からで平気なの?」
「ここまできたら、ジタバタしない。本能と経験のおもむくままに」
「へぇぇ。まぁ、お気をつけて」
「はは、そりゃもう」
「帰る頃、電話して。ジャねぇ」
本日の登場人物
私 | 「きょうも、ダメダメだったら、
考えちゃうなぁ(-_-;)」 |
「着いたねぇ。ここは『祝!開幕』で釣れた川の上流部。当然のように、無人です」
『おだやっか〜、もしかすると?!』
「先ずは、モペットペンシル。行けチャートオイカワ!とお〜!」
シ〜ン
「ええ?ダメ?じゃもう一回。お〜リャ〜!」
シ〜ン
「更に。エェッイ!!」
シ〜ン
「おいおい、この状況で、そりゃないだろ〜?」
「う〜ん、静かすぎるから?じゃあ、これだ『奈緒ちゃんトンボ』」
「フン!おっ、ナイスキャスト」
ハタッ、ハタッ、ハタッ……ハタハタ…
シ〜ン
「うぅぅ、おかしいなぁ。もういっちょう。トゥッリャ!」
「おお、スゲェ、いいとこいった、釣れたな」
ハタッ、ハタッ……ハタハタ…ハタッ、ハタッ
シ〜ン
「うっそう?そこで?出ない?あっそう。う〜ん、奈緒ちゃん、結婚しちゃったから?
イヤイヤ、むしろ、メデタイんだから、お祝いがてら、出ちゃっていいんじゃね、ドッピュッと!」
エイッ!ヤ〜!タ〜!
シ〜ン、シ〜ン、シ〜ン
「ダメかぁ。チョイ移動すっか」
ガサガサ
ゴソゴソ
ガサゴソ
「まだまだ、草ボウボウだね。暖かいし、コリャ、また暖冬かぁ?」
「おお!釣れっそう!」
「あっ!!エビだ!!一ヶ月ぶりの生物反応、イタダキだね(^^)」
「・・・・エビは、幻しだったの?って、ほどに、ナンも起きない・・・」
「よ〜し!コイツでオドカシてやる。ダーターですヨッ、チャートの」
ポッコン、パッコン、ポコポコ、パッコン
シ〜ン
「解ってますよ、出たくないって。こっから、潜らせてェ」
グリグリグリィ
「うわっ!釣れちゃうかも〜」
「勘違いってわけね。まだまだぁ〜」
「あれっ、人だ。釣り?じゃない」
「こんにちわぁ」
『あっ、こんにちわ。釣り?ですよね』
「はい、私は。そちらは?あっ、撮影ですか?」
『ええ、良い所ですね。初めて来ました。バスですか?』
「はい、できれば。でも、もう、ナンデもイイです。やられるんですね?バス釣り」
『いやぁ、ハハハハ』
(スッとぼけてんな)
『どうです?調子は?』
「ガッハハハハ!さっぱりっス。まぁ、陽気につられて来たわけで。こんな時期ですし」
『あははは、ですね。楽しんでください、じゃぁ』
「はい!そりゃもう。お気をつけてぇ」
「良い季節だと、人が多そうな気がしてきた」
「よっしゃ!更に移動だ」
「はぁぁぁ、こんな風になってたのねぇ。時間も迫っているし、ガンガン行くぞ〜」
オ〜リャ〜!!
あとがき
「おつかれ〜」
ホントお疲れ。またしても、5時間。
完全無欠のノーバイト!
これで、5連敗かぁ、まいったなぁ。かたずけて、帰ろっと。
「れれ、軽トラが来た」
バタン、バタン
「エッエ〜!白人2人降りたよ。軽トラで、かい?初めて見た」
「ハ〜イ!」
『ハァ〜イ!フィッシング?』
「イエ〜、フィッシング!」
『カ〜プ?』
「ノ、ノ〜、バスフィッシン!」
『バス?リアリィ〜?ディスプレイス?』
「イエ〜」
『グッゥゥ、キャチフィッシュットゥデイ?』
「トゥデイ?トゥデイズアンラッキ〜」
『アッハハハハ!ユウハブネクストチャンス!アッハハハハ〜』
「ノ、ノ〜。フィニッシュトゥデイフォ〜フィッシング。ビコウズコ〜ルドね」
『アッハハハハ!イエ〜、ゴ〜トゥウインタ〜シーズン』
「ユウア〜ノットコールド?ユウウエアードオンリーショートスリーブティーシャツでさ」
『アッハハハハ!ノープロレッ!シーユ〜バァイ』
「おお、シ〜ユ〜」
ブロロロロ〜
「行っちゃった。『寒くない』って、ホントかよ?オレ、メチャメチャ寒いんですけど。
だいたい、何しに来たんだろ?軽トラ白人コンビ・・・」
ピロロロ〜ン
「ああ、旦那さん、釣れたの?ダメ?やっぱり!ご飯は家でね。ジャねぇ〜」
「あ、あ、あ、一言もしゃべって、無いんですけどぉ。まったく、奥方は相変わらずで」
釣れなかったけど、まぁ、イロイロあって楽しかったっス。
さて、来週は『わどな』にします。
どうせ、寒いなら、メイッパイ寒いところで!
何ヶ月ぶり?楽しみです!
じゃぁまた来週〜
本日、大活躍?ルアー(他にも、色んなのを、投げ倒しましたが・・・)
モペットペンシル(チャートオイカワ) 奈緒ちゃんシリーズ・トンボとダーター