「ウ〜ン、マンダム…じゃなかった。うぅぅぅ、苦しい、飯食い過ぎ」
「こんばんわ」
「うわっ!珍しきお方が、いらっしゃい」
「お邪魔してます。『ウ〜ン、マンダム』ってなんです?」
「言わない。どうせわかんないし」
「またぁ、言わなきゃ、もっと、わかんないですから」
「そう、じゃぁ、オレが中2ん時によ、化粧品の宣伝でさぁ」
「あぁ、いいです、もう、古すぎてついていけないので」
「なんだよ、『言え』って言うから、だいたい、さわりもまだなのにさ」
「俺、生まれる前の話しなんで、無理っす」
「だよね。ときに、色々たいへんだったんじゃね」
「ええ、ちょっと時間できたんで、釣り行きましょうよ」
「いいのかい?大役控えてるのに」
「ええ、16日です。15日は大丈夫なんで」
「『大丈夫』って、ホント?」
「5時来ますから、レイクウッドで」
「そこまで言うなら、是非っ!」
「いやぁ、久々ですよ、社長と行くの」
「やっと遊んでもらえるよ」
「先輩、誘いましょうよ」
「須田さんこと、ロバート秋山さん似のお方?」
「ハハハハ、その人です」
「誘ったよ、すでに。チョイ前に『ならやま沼、行きましょ』って」
「で?」
「無反応、ノーバイピーポ〜。一人で行ったよ」
「まぁ、誘ってみてくださいよ」
「承知!」
本日の登場人物
臼井ペラ男さん 「フライ巻いちゃいましたよ」 「やる気満々かい」 「当然です!」 |
私 「オレは手持ちの必殺フライで」 「あれですか?爆笑フライ」 「爆笑?失敬な!爆釣!」 |
特別出演
アッキー・山田さん |
「ウォッホッホッホ、また次回で」
|
「到着〜。意外に早く着いたよ」
「ええ、1時間チョイですか」
「近いね」
「ハハハハ、『ワドナ』と比べてません?」
「ダメ?」
「往復5時間でしょ?」
「そうね、行き2時間20分、帰り3時間かな」
「5時間以上じゃないですか!俺はいいです」
「魅力だで、ファイターそろい踏みだから。
アッキー・山田先輩も行ったで」
「でしたね。じゃ、なんで、近いココにこないわけ」
「はて?なんでかね?うわっ!でた!」
「サクラマスだ。引いたねぇ」
「40cmくらいですかね」
「ライン、からまっちゃったよ。チョイ投げして直すべ」
パシャッ
「社長、出ましたよ、チョイ投げのフライに」
「えっ?あっ!喰ってるよ!!」
「ブルックだね、小ぶりだけど」
「釣った!とは、言いがたいですね」
「ウンニャ、立派に釣った、
『秘技・ノールックヒット』どうだ!」
「社長の前に、小型ブルック、たまってるんですよ」
「あれ、ホントだ。石まわりに、いるいる」
「いい景色だよね」
「ええ、食事も評判らしいです」
「そりゃ残念。朝、おにぎり買っちゃったよ」
「言ったじゃないですかぁ、『レストラン行きましょっ』って」
「聞いたけどさぁ、コンビニ兄ちゃんの期待を裏切るのは、
申し訳ないじゃん」
「ハハハハ、いつもに増して買ってません?」
「そう、久しぶりだったんで、つい、ハシャギました」
「すぐ横、川ですけど」
「『大芦川』だよ。4月しょっぱな解禁だったかな」
「社長〜、ブルックですよ。さっきは、ブラウンも
釣れました」
「釣れて楽しいだろうけど、寒くねぇの?」
「若干」
「ペラくね?ジャケット」
「カッパですよ、透湿防水の」
「機能は優秀なわけね。オレ聞いたのは『ペラくね?』、
つまり『薄くね?下に着込まなくていいの?』という、
深〜い意味が込められていたわけだ」
「社長、車の鍵。寒くなってきたんで」
「だろう?」
「社長の説教くさい話しに付き合ってたら」
「『・・・たら、動きが止まって、冷えてきちゃった』と、
言いたいわけ」
「ハハハハ、さっすが社ッ長、良くお解り」
「誉められた気がしない」
「はぁい、誉めてませんから」
「相変わらず、ミゴトな返しで。ホレ、鍵」
「早速、着込んできます」
お昼過ぎには、あったかくなり
「社長、ビーサンにTシャツって、おかしくありません?」
「なんで、オレにとっては、これが、フォーマル、正装だべ」
「ハハハハ、『だべ』って、ここでそのカッコはヘン。
朝、あんなに寒がってたのに」
「今は心地良し。さぁ、ビッシビッシ釣るデェ〜」
あとがき
「おつかれ〜」
「楽しかったですねぇ」
「まったく。火曜日のせいなのか、人少ないし」
「ですね。一番多い時で、十人でしたよ」
「だったねぇ、『ワドナ』さん並だ」
「行きませんよ!」
「キッパリ、言い切ったネェ。まぁ、それもしかたなし」
「社長は行かなきゃダメですよ」
「ダメって、あのさ、日光市でやってた時、嫌がるオレを、
無理矢理同行させたの、ペラ男さんだで。往復運転はオレで」
「ハハハハ、でしたねぇ。社長、『スゲェ』喜んでましたよネェ」
「はい!かなり」
「ハマって、一人で行ってたし」
「そうそう。朝、渓流やって、その後行ったり」
「はぁ、家、帰りたくないんですね」
「あ、う・・・、ときに、レストランはどうよ?」
「知らない料理が載ってたんで、メニューに」
「ほう、で、どうだったのよ?」
「それが、意外に辛くって、隣の人がうらやましかった」
「ガハハハ、解る!その気持ち、我ら田舎モンにありがち」
「でしょう!隣の人『煮込みハンバーグ』うまそうに食べてました」
「そうだ!オレ車で食べてたら、食事だけで来る人が多かったもの」
「じゃ、次は山田先輩もですね」
「グルメだかんね、あっちコッチでいい顔だし」
「ハハハハ、おネェちゃんと」
「ハイ!さて、本日も『ボウボウフライ』大活躍」
「俺は、フライらしいので、釣れてました」
「はぁ、やんわりとバカにしてな」
「いえいえ、すごいなぁ・・と」
「全部なくなっちゃたんで、巻かないと」
「後ろの草でしょ?俺もでしたよ」
「チョイ、気がゆるむと、バシッとねぇ」
「でした。俺も巻きますよ、フライらしいの」
「次はいつかね?」
「先輩次第で」
「う〜ん、微妙だ」
「ハハハハ、仕事次第で」
「はい、お楽しみに〜」
「ではまたです〜」