「社長、釣り行きましょうよ」
「あれ、いらっしゃい、ペラ男さん。来るなり、いきなりのお誘いですか」
「ええ、19日は休めるんですよ」
「じゃあ、丸沼高原スキー場だな!」
「またまたぁ、心にもない事、言っちゃって!『スノーボードは、もうあきらめた』って、言ってましたよ、自分で」
「そんなはずは無い!事も無い!」
「あはは、どっちなんです?」
「ほぼ、あきらめだね、雪山遊びは」
「おっ!決まりですね、釣りに。ワドナ行きましょ、久しぶりに」
「先々週、行ったで、オレは」
「イヤイヤ、俺がですよ。それも、社長と一緒に、行ったっきりですから」
「ああ、そうだ!『赤い日だから』って、渋るオレを、無理矢理付き合わせた上、往復運転までさせられた!」
「今回もそのせんで、行きましょう!」
「まぁ、連休だし、いいけどさぁ。でも、キビシイってよ」
「それは、T 田さん情報です?」
「さよう、最新の。オレのは2週間前だから」
「じゃ、その後に」
「そう、日に日にきびしさ、増してるってよ。ただ、秘策は聞いてあるし、フライもいただいたから、オレだけ安心だね!!」
「あははは、行く気満々じゃないですか!情報ひとりじめは、ヒドくないですかぁ?」
「ぜ〜ゼン!日頃、オレに対する、君らの仕打ちからしたら、羽のように軽いじゃ〜ん」
「あははは、先輩ですね、それは。あっ、飯ちゃんかな?」
「一番はキミで、2番が山田先輩。飯ちゃんはシンシだで、オレには」
「社長、だまされたますよ、ヤツに」
「いやいや、キミにだまされているよ、オレは、いつも」
「あれっ?勘違いされちゃってるなぁ、僕のこと」
「じゃあ、行く、丸沼高原スキー場?」
「またそこですかぁ、あきらめましょ、いい加減」
「ハイ、実を言えば、脚が痛くって、ストレッチもできてない」
「ホラァ、若ぶっちゃってても、60アップですよ社長は、釣り釣り。で、T 田さん情報を」
「バスなら嬉しい、60アップ。悲しいかな感じるね、衰えってのをさ」
「社長のじゃなくって!T 田さん情報ですよ!」
「ハイハイ、実は・・・・・・・だね」
「ええ〜!そんなですかぁ?!」
「オレ、自分で巻いて、嫌になっていたら、フライ持ってきてくれたのよ」
「俺は巻きますよ、社長より断〜然!若いですから、あははは」
「がっはははは、さっきの情報は、半分だけ。残りがまだあるんだな、ルンルン♪♪」
「あれっ!社長ヒドイですね」
「そう、時には厳しくしないとね。残りは売るか?!」
「社長、巻いてきますよ二人分」
「おお、そりゃスマンね。って、巻いたよ、オレも」
「じゃあ、決まりですね。朝来ますから、社長は運転で、俺が応援しますから」
と、長い前振りがあり、いざ!ワドナへ!!
本日の登場人物
薄いペラ男さん 「スゲェ楽しみです」 「だよね」 |
「のんびり、ピケニック気分で」 「🔥🔥🔥🔥🔥🔥」 「お〜イ!!」 |
「到〜着〜だよ、ペラッチョッさん」
「早かったっすね…って、言ってる場合じゃないですヨ」
「先々週より少ないけど、本日は雪質最高でございます!」
「あははは、社長、釣りですから」
「そうなんだよね、ボードは持ってきていないのが、残念だ」
「社長、いい風景ですよ!天気も最高!まさに釣り日和!」
「そうだね!と、言いつつも、心残りな」
「社長、先に行ちゃいますよ!」
「社長、どうですか?」
「ノーバイ」
「こっちもです。今、タイプ3で20カウント、フォールさせてますけど…」
「おお!フライマンみたいなこと言った!今」
「ええ、二人してフライマンじゃないですか」
「いや、ルアーマンになる!アタリ無さすぎなんで、先々週のヒットルアー達投入」
「お昼にするべ」
「そうしましょう」
「8時半から11時半まで、ノーバイだね」
「ええ、の割にはハイテンションですよね」
「ああ!から元気だ!」
「あははは、違いますよ社長。俺と、久々に釣りしてっからですよ!」
「ああそうだ、遠距離恋愛のアベックみたいだ」
「社長、カップルですよ、カップル。アベックなんて、知らない人だらけですよ」
「ウケ狙いで、言ったんだよ。あえての、アベック発言」
「またまた、苦しい言い訳、見苦しいですよ、社ッ長」
「カップ麺とおにぎりで、元気いっぱいなんだけど…」
「ええ、きょうも食べてましたね、社長は。おにぎり7個」
「ハイ、低燃費な体なんで。さて、ペラ男くん、寝るか」
「え、え〜!元気いっぱい!なんでしょ?」
「そう、ではあるが、午後のライズに備え、心体の安定をはかる」
「また訳わかんないこと言って。要は、眠いんでしょ!?」
「ま、まぁ、そうとも言えなくもないけど、ライズは絶対だよ、この天気なら!」
「マジっすか!寝ましょう、さっさと」
「う、う、ウゥ、30分かぁ…でも、爆睡だったよ」
「社長、一瞬で寝てましたよ」
「静かなもんだろう?」
「いいえ!怪獣みたいでしたよ、イビキが」
「自分じゃ、わかんないからさぁ。じゃ、寝られなかった?」
「いえ、俺も爆睡でしたよ、あははは」
「結構!そうとなったら、爆釣あるのみ!」
「たのみますよ〜」
「見んしゃい!ペラッちょ君!」
「おお!!ライズだ〜」
「あっ!切れた。3回目だよ〜。T 田さんのユスリカフライ、無くなっちゃった」
「社長!あげましょうか?俺のユスリカフライ」
「いらない!自作でいく!」
「やっ〜と、取れたよ。あたりはすごいあるのに、なかなか、あげられない」
「ですよ。ま、この大きさじゃ!7X ティペットだし。おお!!」
「俺にもきました〜!!」
「入れ食いですよ!社っ長!!」
「ハイ、爆釣です!!」
あとがき
「うう、寒。手がシビれてきた」
「社長、俺はいつでも、上がれます」
「堪能!?」
「たんのう!なんてもんじゃないですよ!」
「よし、終了するべ」
「はい」
「ペラ男くん、いかがでした?久々のワドナは?」
「最高でした!終わってみれば」
「午前中のままじゃ、困っちゃうよ」
「ええ、でも、社長から聞いてましたから『きびしい』って」
「そうなんだよ。オレも、T 田さんに言われたのよ『管釣りじゃない』って」
「あははは、ホントですねぇ。でも、『10時過ぎにライズが』も、情報どうりでした」
「はい。これがまた、気難しい」
「ええ、そこいくと、午後のはバッチリでした」
「同じ魚なのにねぇ。気温、水温、風とか、からんできた結果、なんだろうねぇ」
「ええ、たぶん。午前中と同じユスリカフライなのに、午後は入れ食いでしたから」
「入れ食いなんだけど、寄せるのたいへん過ぎて、数は伸びず」
「あははは、社長そのとうりですよ。ですが、スゲェ!おもしろかったですよ」
「だよ、残念なのは、ルアーがサッパリ」
「でしたね」
「水温下がり過ぎなのか?反射食いすらしてくれなかった」
「何匹か釣ったでしょ?」
「ああ、2匹。しかも、スレ」
「あははは、最高のヒキ!でしたね」
「でした。さて、結果的には、良かったけど、次回は無いんだろ?」
「ああ、社長。たわけた事、言わないでくださいよ。また来ましょうよ」
「あれ?懲りて無いんだ?」
「コリる、理由が無いじゃ無いですかぁ!実に、おもしろい!」
「はぁ。思うに、10時半開始で、昼寝無しの、3時半上がり。ってのが、いいセンじゃねぇかと」
「俺も思いますよ。次回はそれで」
「マル秘!『T 田さん作戦』だ」
「あははは、社長、マル秘じゃ無くなってますよ」
「おおっと!こりゃ失敬。まぁ、良いんじゃね、楽しさ共有で」
「ですね」
「さて、またしても、この男と来るはめになった!ってことは、スノーボードは終了だな」
「あははは、社長、往生際が悪いですよ。そんなのは、完全に無いですヨ」
「だよね。じゃ、まぁ、フライ巻かないとね」
「ボウボウフライじゃダメですよ」
「そう思って『子・ボウボウフライ』巻いてきた」
「また安易な」
「でしたので。ユスリカを頭に入れて、『ベイビー・ボウボウフライ』を!」
「あはははは〜、笑うしか無いです。T 田さんに、いただいた方がいいですよ。または俺の」
「そんなことはない!大きさが合わないから、食わない!と、よんだ」
「で、さらに小さく、ベイビー?笑っちゃいましょう、みなさんで〜ですね」
「この続きをお楽しみに〜!かい?」
「ですよ。まぁ、結果は見えてますよ〜!あはははは〜」
「見てろよ、ペラッちょ!次回は3月5日の予定です」
「お楽しみに〜あははははは〜」
本日登場のフライとルアー達
この他にも、色々投げつつ、池を一周するも、釣れたのは下段の2個。
左のハンクルクランクDRとタイニー・スピンムーブ・シャッドのみ。
しみじみ見ると、針が伸ばされています。
左は自慢のボウボウフライ、その下が『子・ボウボウフライ』無念の不発…おかしいなぁ…
右がT 田さんフライ。大活躍でした!
上2個は『ドライ・ペレット』、その下は『ビーズヘッド・モップ・ペレット』、
右がCDCのユスリカフライですが、いただいたのは、すべて、魚に持っていかれて
しまったので、自作の『似てるかな?』フライです