うらしま堂渡辺つり具店はカスタムロッドビルディング専門店

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ニジマス、成長した? in渡良瀬川(2018.11.20)

watanabe 2018年11月22日 

「ダーリン、あしたは釣り、行ってくれば」

「行く!先週もきのうも、野暮用で行けず、だったし」

「そうね。きのうは、だいぶカリカリしてたもんね」

「あぁ、思い出したくも無いよ」

「まぁ、役場なんて、そんなモンよ」

「だね!」

「へんな用事も、あらぁ!家の掃除まで、終わらしたんだ」

「はい。心置き無く、行ってまいりますよ!」

 

本日の登場人物

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「寝坊助にならないよう…」

 

「到〜着〜。先ずは、腹ごしらえしてだな」

寝坊助にはなりませんでした、外はまだうす暗いです。

 

「燃料補給完璧。出陣いたすぞ〜!」

これ以上、車にいたら、間違いなく寝ちゃう。

「うう、外、寒!ダウンにカッパも着ないと」

が、カッパとグローブ忘れた。

なんたる事か!と、あきれても、悪いのはオレ!

しっか〜し!車に常備してあるんです、カッパとグローブが!

「よかった、よかった。備えあれば憂いなし!」

タマタマです。(ご覧の皆様も、忘れ物には、要注意です!

 

「さてさて、始めますかね。試験もしないとね」

何かと言えば、好評な『マジックブレンド・シリーズ』の新作です。

いつぞやのオカッパリで(こちら)、車から転落した『55ML』です。

ええ、ここには、ファイターがいるし、釣り方わかってきたし、で。

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これです。

「よぉ〜し、飛んでけ〜!」

ピュ〜ン

「うぅぅぅむむむ、いまひとつ飛距離が…もう一丁〜」

エ〜イ

「たいして変わらずかい」

上に木の枝だがあるので、サイドキャストしたのに。

「おっっと!3gスプーンで12ポンドラインだワ」

むしろ、スゴイ飛んだ!と、思うべきだな。

「あぁぁん、なんだぁアレ、スプーン追ってくるヤツ?」

クリクリ、クリクリ(リール巻いてます)

「ウワッ!色がグロい!カ、カエル!?」

な、わけないよな、冬眠のはず…

えっえぇ〜!キミだったの〜

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「ミドリガメです。デカイです。30cmはあります。

キミも、ルアーに興味あるのね」

だいぶ前、四国に行った時、亀が何回も興味示して、

大騒ぎしました。

「アレは、日本の亀だったよなぁ…」

ミドリガメ、アマゾン川生まれと、子供の頃聞いたような。

確か、漫画本か、お菓子の懸賞で当たると、もらえた。

ちっちゃくて、色がきれい。

当時小学生のオレは、欲しくて応募したことがあった。

(すみません、半世紀程前の話しです)

「こんなにデカくなるのね、キミは。当たらなくてよかったよ」

 

「ウゥゥゥゥ、さっぱりあたり無し。カメショックかね?

道具いつものにして、まずは1匹狙う!」

いつものは、ソリッドカーボンのスピニング。

2gから10gチョイまで、自在。

ラインも5ポンドなので、ビュ〜ンです。

 

あとがき

「おつかれ〜!にする」

午前中は、10時半まで投げ倒し、アタリ3回。

それも、全バラシ!ううううう。

姿は見えませんでしたが、あの引きは、アヤツです。

キャットフィッシュ、ギュンギュンでしたから。

なんでバレちゃったのか?

そこに、カメショック!

キャットの次がミドリガメ。

次はなんだ?サメか?(ナイナイ)

朝、あんなに寒かったせいか、魚っ気がまるで無し。

日が出て暖かくなると、何やらライズが時々。

足下見れば(テトラに乗っています)、カワムツが

いつもに増してたくさんいる。

「今まで、どこにいたのよ?」と、聞いてやりたいくらいに。

このこらが、ルアーに反応してくれるので、ついついかまっちゃう。

ええ、他に遊んでいただけないので。

次から、おにぎりまいて、寄せてすくっちゃうかな。

でぇ、そいつをムーチング…。

うんうん、竿の強度試験にはなる。

いやいや、ルアーの種類、増やせばいいだけか。

管釣り装備だけじゃなくて。

最初に来たのが、加賀フィッシングの後だったから、

道具もそのまま。

いかん、こう渋いんだから、少しは研究?せねば。

よっしゃ!秘策祭り!第2段!

続きはまた来週のお楽しみで。

(紙芝居の終わりは、たいていこうでした。

またしても、半世紀以上前の話で、恐縮至極)

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

ニジマス放流!! in 渡良瀬川(2018.11.05)

watanabe 2018年11月15日 

「う、う、ぅぅぅぅん…デェ〜!寝過ぎた〜」

先週は、予定の1時間遅れ…。

にもかかわらず、今週は2時間も。

一人遊びが多くなったせい?

『いいや!単に甘くなっちゃっただけ、自分に』

と、オトナぶっちゃたけど、次回は3時間遅れ…か。

当然、いつものコンビニで、『デキる兄ちゃん』との

からみも無く、入漁券と大量のオニギリ購入のみ。

「いざ!まいるぞ〜!」

 

本日の登場人物

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「ルアーもフライも。秘策あり!ウォッホッホッホ〜」

 

「到〜着〜」

おっ、見渡せば、チラホラ釣り人の姿あり!

やはり、『放流された』と、確信!ウォッホッホッホ〜。

いかん!山田くん降臨状態。

先ずは、腹ごしらえ。

モムモム、モムモム、ゴキュ

実を言えば、運転中にオニギリ3個を食し済み。

着いて、2個追加。

ご心配無く、8個買いましたから。

忘れてはならない、雅亭(みやびてい)さんのサンドイッチもあり!

釣りに来たんだか、遠足なのか、もはや不明。

 

「シャッア〜!行くぞ〜」

『大遅刻なんだから、さっさと行けばぁ』

の、声が聞こえなくも無い。

 

「イノシシ、いねぇだろうな…」と、注意しつつ

ガサガサ、ゴソゴソ、

「異常なし!駐車場から、30秒程なのに…。

いやいや、先週は対岸走ってたから、イノシシ」

が、ポイントに来たら、釣り人魂全開!

「トンデケェ〜、秘策1号〜!」

とぉ〜

「いいとこ行ったけど…何も無く」

えいっ

やぁ〜

たぁ〜

ごん

アタリだ!

ニジマスくんです。

「うぅぅぅん、去年のとは、だいぶ違うなぁ、小さいし。

あっ、去年より1ヶ月早いから?これから成長?」

願いつつ、優しく再放流。

「10投目で釣れた!って事は、この後も、ウォッホッホッホ状態かぁ〜!

よぉ〜し、ガンガンいくぞ〜!呼んできてくれ〜、秘策1号〜」

どうりゃ〜

モゾモゾ

「うん?アタリ?もしや、ヤツかも」

ビシッ

ギュ〜ン、ギュンギュン、ギュ〜ン

「この引きは間違いない!ガックシ(>_<)」

やっぱりのキャットフィッシュ。

狙いとは違うものの、『引き』は最高!ファイターです。

 

「アタリ無いなぁ。お昼休憩もガッツリしちゃったしなぁ。

チョイ移動すっか」

「あれっ?釣り人?」

ペコリ

「こんにちわ〜」

あちらはスゴイ装備だ、場慣れした感あり。

ここに5回目だっちゅうのに、

ネットを毎回忘れるオレは、ど素人だな。

あちらさん、どうやらテトラにひそむ『ナニか』を、

狙っている様子。

むむむむぅ、ならば!こっちはこれだ!

名付けて「♪ まつりだ、祭りだ、秘策祭り〜♪」

えいっ

やぁ〜

たぁ〜

の、かけ声もむなしいよ、こんだけアタリ無いと…

「こんなに小魚いるのによぉ」

れれ、いつのまにか、さっきの人いなくなってる。

「よしっ、移動」

 

あとがき

「お疲れ〜、遠足終了〜」

いやはや、たいへんお疲れでした。

ウロチョロしつつ、投げ倒し、ルアー変えつつ、投げ倒し。

結果、2匹のみ。

追ってきたのが、3回あったか?

うぅぅぅぅ、3日、4日に、かなりな釣り人来たんだろうなぁ。

シブ過ぎだよ、こりゃ。

10投目でニジマス、その直後にキャットフィッシュ。

「秘策祭り開催」かと思いきや…でした。

が、遭遇した方は『釣れず』の、ご様子で。

そこを考えると、「秘策」効いたかと。

おとといの「花崎プール」よりは、はるかに良かったですが。

解禁したてのプールに、ペラっちょさんと行き、

屈辱の『ノーバイピーポ〜!』でありましたから。

「きょうは、無かった事にしよう」と、帰ったのでありました。

 

さて、来週はヤボ用で、1回休み。

その翌週は、おお!連休じゃぁ〜ン!

ここ?久々のワドナ?

うぅぅむむむ、悩むぞぉこりゃぁ〜

ではまたぁ〜、お楽しみに〜

(詳しくは、渡良瀬漁協さんのホームページで!)

秘策祭り!はコレ

1〜3:T・トライブ4g

※ベースはノーブロイカラー(ガンメタ)

ホログラムシールを微妙に変えてみました。

4:デュープ5g

5〜6:キラ5g

7:キラ3g

8:ネルソン3g

1〜7は喜楽製(廃業)8のみジャクソン社

T・トライブ4g『NOR』は、渓流で大活躍でした。

販売当時、試しにご購入のお客さんも、次回は箱買い!

という、実力派!でしたが、廃業され入手できずです。

今回は、同じベースカラーのシールを貼り変え、

『NOR』風にしてみました。

『祭り(?)』の主役となってくれました(笑)

追伸

ルアーに夢中で、フライの出番無し。

ただ、釣り場の対岸に、巨大な風車があり!

はい、風ビュンビュンなわけです。

後ろもヤブだし…、次回は、若干場所変えて、

風吹く前に『秘策』投入です。

 

祝!解禁 in 渡良瀬川(2018.10.29)

watanabe 2018年11月2日 

「コーヒーどうよ?」

「あ、ありがとうございます。いつもすみません」

「なんの!ペラっちょさんのは、常にアイスだから楽チンなのよ」

「あははは、先輩みたいに、わがまま言いませんから、俺は」

「ああ、山田さんねぇ。スゴイ気遣いもしてくれる…けどぅぅ」

「あははは、その反動もスゴイ」

「笑える?おぬし?たいして変わんないよ」

「あははは、最強コンビですから、先輩と俺は」

「その山田さん。先週、無事ノーフィッシュッで、今季フィニッシュ」

「ああ、22日。いい終わりですよ」

「そうね、無事!ってのは。ぺらっちょさんもだろ?」

「ええ、完璧な」

「ノーバイピーポ〜!ね」

「はぁい、あぁも見事だと、かえってスッキリですよ」

「がはははは、言いようだね。オレは、

脱!ノーバイピーポ〜達成!で、最高な終わり」

「あと引きません?」

「ノンノン」

「じゃあ、ワドナですね!」

「いや、渡良瀬に行く。虹鱒解禁だから」

「ああ、去年行ってた」

「です。今年は濁りが入って、解禁が22日に延びたんだって」

「まだ一週間じゃないですか」

「だよ!釣れちゃうよ〜イイコが」

「いや、そんな甘くは」

「ウォッホッホッホ、乞うご期待」

「ダメだこりゃ」

 

本日の登場人物

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「ルアーもフライもワドナ仕様!大物にも安心!」

 

さてと、先ずはいつものコンビニで、弁当と入漁券だな。

あれ?いつものお兄ちゃんがいない。

ああ、若干寝坊したから、帰ったのね。

機械で券買うのに、できるのかオレに?

前回は手取り足取りで、お兄ちゃんをわずらわせたんだよなぁ。

ええと、うん、ここを押して、こうか?エイっ。

ガー、ガー、ピロロロ

おお、動いてるねぇ…けど、どこ?申し込み券?

ああ、最後まで画面見ないで、ボタン押したから、

しくじったんだな。

画面、ガン見しつつ、もう一回、お〜りゃ〜

ガー、ガー、ピロロロ

うん?どこ?あっ!上から出てくるの〜!

 

といった訳では、2枚お買い上げとなりました。

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到〜着〜。

あれぇ?誰もいないの?解禁一週間後で?

月曜日だから?寒いから?

まぁ、人少ないに越した事はないな。

ええっと、先ずはルアーで。

いそいそと出陣でありマッス!

 

おお!なんだこりゃ〜!去年は無かったぞ〜!

反対側の方が良かったかなぁ、開けてて。

こっち側は、茂みだもんなぁ…

「あぁん?なんだぁ?対岸の土手を走っているのは?

犬?いやいや、もっとデカイぞアレは」

「うわっ!イノシシだぁ!!」

よかったぁ〜こっちにいて、かなりな大物だありゃ。

(残念、撮影失敗。イノシシ、写っておらず)

 

天気最高!完全貸切!

はぁ、はや2時間。ノーバイピーポ〜!

あそこの、シラサギらしき鳥2羽が、微動だにしない…

むぅぅぅぅ、いないの虹鱒?

ライズは時たまあるものの、妙に色が濃い。

鯉?に、しては、出かた違うよなぁ…

あっ!ドナルドソンかぁ!?

 

「小魚、こんなにいるのに」

「おお!君たち、ルアーに反応してくれてるじゃぁ〜ン」

「もう、キミでいいから〜」

20cm級のウグイ…?

(どうやら、カワムツのようです)

「ファファファ〜、無理、眠すぎて。これ以上やっていると、落ちる。川に」

 

 

おにぎり食べたし、1時間寝たしで、完璧なのにぃ、

ノーバイピーポ〜!

 

「もう何投かしたら、帰るべ。飽きてきたし」

「あそこのシラサギ(らしき)いまだ動かずだよ。寝てるの?」

「え〜い、飛んだなぁ!スプーン!」

クリクリ、クリクリ…

モゾモゾ

「うん?アタリ?」

ビシッ!

ギュ〜ン

「やった!すんごい引き!あぁ…」

「アッ!尻尾見えた。鯉じゃない!けど、色が濃い…」

 

ええ!キミだったの〜!

「キャットフィッシュ、アメリカナマズでした」

 

あとがき

 

「お疲れ〜、いいオチなので、終〜了〜」

いやはやまいりました。

まさかまさかの、キャットフィッシュとは。

60cm強と、子・キャットフィッシュでしたが、

メチャクチャ走るは、ギュンギュン潜るはで、

楽しんだのは、間違いなしです。

おかしなライズは、この子たちだったようで。

アタリが無い時は、

「なんでもいいぞ〜!釣れてくれ〜!」と。

いざ、釣れて見ると

「ふざけんなよ〜」と、わがままな。

「ウゥゥゥん、放流してないの?」

「それとも、釣られた後なの?」

こりゃ来週もだな。

「そうだ!ホームページ確認」

3日に放流!と、ある。

決定!来週も来る!

逃げ道は見つけたし!

虹鱒ダメだったら、ナマズで。

ただ、どうにも気味が悪い、引きは最高なんだけど…

はたして…

お楽しみに〜!

詳しくは、渡良瀬漁協さんのホームページで!

成るのか!?脱!ノーバイピーポ〜 in 鬼牧川(2018.10.22)

watanabe 2018年11月1日 

「もしも〜し」

「あっ、こんにちわ」

「すまん、お世話んなりっぱなしで」

「いえ、僕のほうこそ」

「例によって突然の誘いです。22日釣り行かね?」

「是非!」

「うれしいネェ、そのセリフ」

「寒くなる前に、行きたいと思っていたところです」

「グゥ〜なタイミング、素晴らしい。まぁ、コッチの都合で

毎回申し訳ない」

「いえ、楽しみなので、みなさんと行けるのは。二人ですか?」

「いや、3人だよ」

「白井さんですか?」

「残念ながら、ペラっちょさんは、お仕事だね。

もう一人は当日の、お楽しみで」

「本当ですか、誰だろう…」

「場所と時間は、後で詳しく連絡するから」

「わかりました。誰だろう…う〜ん…」

「たいしたヤツじゃないから。ジャアネェ〜」

 

 

「と、言う事になりました、山田さん」

「社長、『たいしたヤツじゃない』ワタクシからの質問ですが」

「誰に電話したか…ってかい?山田さん」

「ええ、山田じゃあないですが、気になるんで、ええ」

「がはははは〜、♪ひみつ、秘密〜の〜♪」

「和田さん?」

「お〜い!それは『おまかせ!』。いいボケっぷりだけどね」

「ええ、アッコちゃんですよ、あの方も」

「楽しみ増えたっしょ。さぁ〜て、誰かね?」

「ええ、まぁ、気になりますよ」

「それはさて置き、脱・ノーバイピーポ〜!だよ」

「ウォッホッホッホ、釣りますよ」

 

 

「到〜着〜。おっ、来てるよ、本日のもう一人」

「ええ、社長が道を、ま違えた割りには、早かったですね」

「スマンです。まさかの反対方向とは。朝っぱらから、トホホな事で」

「あっ!川島さん!おはようございます」

「あっ、須田さんだったんですね。おはようございます」

「ゴメンねぇ、川島くん。誘って遅刻でさ」

「いえ、時間ピッタリです」

「んじゃま、ささっと準備して、チャッチャッチャッと釣っちゃいますか」

「ええ、そうしましょ」

「すごい、楽しみです」

 

本日の登場人物

山田くん
「今期最後なんで、ええ、釣りますよ!」
「画像は八郎のだよ。こんなの期待してんじゃね?」
「ウォッホッホッホ〜」

川島君(右)
「須田さんとは、初です」
「ワドナだけで、船は初ですね、楽しんでいきましょう」

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「さぁ!釣るぞ〜、きょうは!」
「社長、カフェマスターもお願いしますよ!」
「否!」

 

「すでに、一艇出てるけど…どっち行く?」

「ええ、いつものように、チョイ下りた後、上るで」

「御意!川島君はどう?いい?」

「僕、まったくと言うくらい、わからないので」

「承知!おまかせくだされ!ここは自宅みたいなモンだから」

「ウォッホッホッホ、まさにですよ!川島さん、社長ガイドで楽しみましょう」

「ありがとうございます。心強いです」

「よっしゃ〜!出陣といたそう、おのおの方」

「釣りますよ!」

「よろしくお願いします」

 

「マズイなぁ」

「何がです?社長」

「街道、まっしぐらじゃん、コレじゃヨ」

「ああ」

「何街道なんですか?」

「水戸街道、茨城だから」

「社長、面白くもなんとも無いですよ」

「スマン。スベリっぱなしだね」

「ええ、ノーバイピーポ〜!ですよ

「あははは」

爆進中!って、『たいしたヤツじゃない』のからみに、のってる場合じゃない」

「ええ、『たいしたヤツじゃない』呼ばわりしている社長は、責任重大ですよ」

「ですよねぇ、『自宅』とか言っちゃったし」

「まぁ、状況がイマイチですかね」

「です。水澄んじゃってて、メチャ浅」

「飯ちゃんと来た時とは、だいぶ違いますよ」

「ああ、雨の後で、濁りと増水だったんじゃね」

「ええ」

「ムムムムム〜、こんな時は!」

「休憩ですね」

「あははは」

 

「はいよ、船上カフェからの差し入れです」

「ひと眠り後の、ホッツカフィ。社長、最高です」

「今朝は冷えたので、嬉しいです」

「だよねぇ。オレなんか、上はダウンの、帽子はニットで、グローブだよ」

「ウォッホッホッホ、変わらないですよ、みんな」

「はぁい、冬みたいです」

「ま、まぁ、くつろいでくだされ、至福の時を」

「ええ、この後、ドピュッときて、至高の時を迎えますよ」

「ははは、最高の流れですね」

「そうそう、川の流れもイイ具合になってきたよ」

「おお、どクリアーじゃなくなって」

「ホントですねぇ」

「昔っから『水清き所に魚すまず』のたとえ有り。こっからじゃね」

「ええ、釣りますよ」

「オーケー、フイゴー!ノーバイピーポ〜!」

「なんですか?そのヤル気の失せる『フイゴ〜』は」

「それって、アメリカ映画の中に、よく出てくるセリフですね?」

「です。『Hear we go』なんだってよ、『フイゴ〜』にしか聞こえないけど。

『行くぞ〜!』って時に言ってるよね」

「ウォッホッホッホ、♪ 北国のはぁ〜る〜 ♪ 」

「吉幾三〜!!さァ〜ん」

「うぅぅん、よくわからないです」

おお!

「でたね、山田さん!待望のバイト」

「ええ、脱・ノーバイピーポ〜ですよ」

「僕も見ました。元気出てきました」

「結構!元気モリモリなポイントが、この先にあるんだよ」

「ええ、ああ、確か『ホントはこっち側スゴイんだ』でしたかね?」

「正解です。だからって、川島さんにルアーをねだるの禁止」

「ウォッホッホッホ、しませんよ、そんな事は。ペラ男とは違いますから」

「そうかい?むしろ『以上』かと…おお、着いたよ」

「ブッシュが有りますね、反対側は護岸ですけど」

「はい。先ずはブッシュに、目が行くよね」

「違うんですか?」

「イヤイヤ、当然、ヤル。これ普通」

「はぁい…」

「実は護岸の前に、色々沈み物があってさぁ、

減水期は狙い目なのよ」

「そうなんですか?!言われなかったら、わからないですね」

「です。ガンガン攻め抜いてくだされ」

「はい」

 

「きょうは、いない感じだねぇ、食い気のあるこ」

「ええ。社長、護岸に船着けてもらえますか」

「おお!きましたね、タイムが!」

「ええ、まぁ」

「青天の霹靂(へきれき)かと思わないでよ、川島君。

山田さんにとっては、通常業務なんで」

「はははは、良いですね」

「はい、健康的です」

 

「さぁ、スッキリしたところで、ねぇ、山田さん」

「ええ、釣りますよ。わかりやすいポイントですから」

「本当ですね」

「でしょ。おお!!デタ!!」

「社長、口開いててダメじゃないですか、1cmマイナスですね」

「イヤイヤ、山田さん大好きな『バスパー』を、意識してみました」

「ははははは、似てます」

「ええ、みんな買ったでしょ」

「たよね。テレビでガンガンやってたし」

「ケ◯、フィッシュオン!」

「あっあぁぁ…」

「バレちゃった?ケ◯、フィッシュオン!ならず」

「はぁい、良い出方で、うまくノってくれたんですけど」

「ウォッホッホッホ、川島さん。この後も続きますから、

ナイスなプレイスが」

「えっ!『ナイスなプレイ?』山田さァ〜ん、それはどんな?」

「川島さん、あんな社長は無視して、ガンガンいきましょう」

「はははは。はい、投げ倒します」

 

あとがき

 

「お疲れ〜」

「お疲れ様でした」

「ありがとうございました」

「お名残りは尽きねども…って、事だね」

「ええ、この時期、すぐ暗くなりますから」

「楽しかったです。初めて須田さんと同船できて」

「がはははは、それって、トークだよね?」

「それも有りますが、キャストもすごいし、冷静だし」

ウォッホッホッホ〜!聞きましたか、社長

「ああ、単なる勘違いだけどね。あっ!キャスティングはスゴイよ。

それは事実」

「ええ?そうなんですか?アタリが少ない中、ビックリもしないし」

「そこが、大いなる勘違い!ねぇ、山田さん」

「えぇ、えぇ、時々は驚きますよ、わたくしも。

たいしたヤツじゃないので」

「がはははは、言っちゃった」

「とにかく驚きです。白井さんにも須田さんにも」

「ああ、川島さん。あんなのとは違いますから。

アレと同じなのは、社長ですから」

「えっ?そうなんですか?」

「ええ。ローソンのおネェちゃんに、断言されてました」

「ははははは、本当ですか?」

「ええ、実話です。笑いながら『おんなじだよ〜』って」

「どうしてっかね?あのリーダーネェちゃん…って、それはさておき。

珍しく天気に恵まれ、アタリもソコソコ有りで」

「はい、良かったです。船はいいですね、釣りしやすいし、寝られるしで」

「カヤックだよね、最近は?」

「はぁい、一人なので。浅い所も行けるし、推進力も良いんですけど」

「ああ、風や流れがあると、やりにくいと」

「はぁい。それに、寝るのなかなか」

「川島君デカイからねぇ、少し分けてもらいたいよ、オレに」

「ウォッホッホッホ、川島さん、このまま社長に付き合ってると、帰れませんから」

「あっ、はぁい、楽しかったので、つい」

「ええ、ええ、またご一緒しましょう」

「是非」

「オイオイ、オレがなんだって?」

「ええ、またご一緒したいと」

「おお!待ってるよ〜ン、ケロヨ〜ン」

「川島さん、また始まっちゃうんで、ここらで」

「あっ、はい。きょうはありがとうございました」

「お疲れでした」

「さて、山田うじ、我らも帰還いたすかね?」

「ええ、そうしましょう。ようやくな感じですが」

「あぁぁあん、なにが?」

「いえいえ、『脱・ノーバイピーポ〜』達成!と」

「祝!だね。今季も無事終了ですか?」

「ええ、そうなりますね」

「ああ、またしても、ひとり遊びか」

「ウォッホッホッホ、もはや達人ですよ、社長は」

「と、いうことで、また来週〜」

「ウォッホッホッホ、ご機嫌よう」

 

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