「旦那さん、釣り行かないの?」
「行きますよ~、もちろん!」
「もう10時よ。それに、暑いんですけど、すでに!!」
「それは想定内だから、ご安心くだされ」
「あ、そうね!暑いの大好きだったわね」
「さようでござります。反対に、寒いのはカラッキシ」
「嫌いなくせに、スノーボードには行くんだよねぇ」
「あ、はいぃ。それでは、行ってまいります。夕飯は家でいただきますので。では!」
「そう。じゃまぁ、気をつけてね」
ううう、ヤバ、ヤバ。あれ以上付き合ってたら、どうなったやら。
ゲに恐ろしきは、うちの奥方!です。
本日の登場人物
「私」
「こんなようきに『オカッパリ行こう!?』って、だれも行くはずもなく」
バスのオカッパリ、久々!
前々から、気になっていた所を、丹念に回ってみる予定。
な~んて、思いながら走っていたら、到~着~、1ヶ所目。
「なんじゃい!?この濁りっぷりは!」
ああ、雨か、田んぼ水が大量流入だ。
「うう、次に行くか」
「ええ!ここもダメェ!?次」
「またかい!どうすっか?」
で、やってきたのは、ここ。
「回った中では、一番かな?これでも
他は、写真、撮る気も、起きなかったし」
さて、先ずはこれ、『トレジュ85』田辺さんの力作!?
3種類ある中で、この85だけ立ち浮きで、水飛沫と音がデカイ!!
「トォ~」
チャプン
パコ~ン、ポコ~ン、バシャ、バシャ!
シ~ン
だよね、この炎天下じゃ。無理も無い。
釣りしているのが『ヘン』ですから。
で、『カットテール4”』おなじみ、ゲーリーさんです。
オカッパリですから、色々持ってきてますから、バッグ、重いったらありゃしない。
あそこのシェイドへ!
「エイッ」
「うっ!なんか、キタ!魚だ!フィッシュッ!」
だけど、バスじゃない!ひょろ長い!
ニゴイ?なまず?いや違う!
足場高いし、弱ったなぁ
バシャバシャ!バシャ~ン!
「あぁ、バレた」
撮りたかったなぁ、炎天下の貴重なサカナ。
この川は、イケそうだから、登ってみるか。
あとがき
「よう!?ブラックかい?」
「こんちは。はい、バス釣りです」
「こんな真っ昼間にかい?ハハハハ」
「ですよねぇ。でも1匹釣れましたよ」
「すごいな。あれ!けっこう浮いてるね」
「そうなんですよ。後が続かなくて」
「だろうなぁ、暑すぎだよ」
「ガハハハ。やっぱり釣りですか?」
「そう、跳ねているのがいたら、ソイツを狙おうかと」
「1時間以上いますけど、ナ~ンにも跳ねませんでしたよ」
「そっかぁ、そうだよなぁ、ようきが良過ぎるもんなぁ」
「ですかねぇ」
「気をつけなよ、霍乱しないようになぁ、おれは帰るから」
「あ、ありがとうございます。カクラン、今風に言えば、熱中症です。
子供の頃には、よく言われました。なつかしいです」
「ヤベ!頭ガンガンしてきた。おじさんの言ってたまんまだ」
フ~!良かった、クーラーボックス持ってきてて。
ゴッキュゴキュ!水分摂ったんで、少し楽になった。
3匹掛けたし、潮時だな、こりゃ。
「ただいまぁ」
「あら、旦那さん、おかえりなさい。釣れたの?」
「はい、若干。シャワー浴びる、頭ガンガンなんで」
「あらら、熱中症?珍しいわね?鉄人なのに」
「オレもびっくり」
「あんな時間に行くからじゃないの?」
「絶対に人がいない!ってのを、狙ってたわけよ」
「そう、ふ~ん。じゃ、ご飯だから」
「シャワーの後で」
「ああ、スッキリ~!って、この超大盛りチャーハンは?!」
「元気だしてもらおうかと」
「2.5人前はあるんじゃね、無理だろ」
「じゃ、お好きなだけ」
結局、総てたいらげました。
みなさんもご注意ください、熱中症。
と、嫁のトゲに…。
じゃあ、また来週~