「こんにちは、社長」

「あらあら、こんにちわ、アッキー山田くん」

「あぁ、毎回言ってますが、秋山のアッキー
 でもなければ、山田でもないんで」

「いやいや、もはや、すっかり、おなじみだよ、
 さすらう風俗のカリスマ!!」

「そういった、個人情報は」

「いまさら何をおっしゃる、♪ ウサギさん 
 じゃね」

「ウォッホッホッホ、ウサギはともかく、
 キャリア付きましたね」

「そこですよ、アッキー山田さん。
 付け終わった、ほぼ同時にご来店って、
 その辺で見てたんじゃね、終わるの?」

「ウォッホッホッホ、そんな事はありませんよ。
 まぁ、おつかれでした、冷えたウォーターでも
 いかがです?」

「おっ!ありがたやですねぇ。プッハァ〜、しみるネェ」

キャリア付けは、ホント手間がかかります。
車種変わると更に、予期せぬこと続出で、手間倍増!
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ローラー3カ所仕様、楽チンです。
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3列目は屋根に乗っているだけなので、
縦バーで無理やり押さえつけてあります。
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「あぁ、社長、きょうはこれで」

「あっ、お帰りで」

「ええ、準備があるんで早めに、ですよ」

「ああ、早めに…でねぇ、帰りにねぇ…」

「ウォッホッホッホ、あしたのために!ですよ」

「そんな、『あしたのジョー』みてぇじゃん」

「ではあした、ウォッホッホッホ」

 

 

「あぁぁあ、ホントに帰っちゃったよ。絶対ナンカあるな」

「さてさて、船積むか」

「フン!腰まで上がった、こっから、ホイや〜!
 ヤベェ!上がんねぇ!胸までが限界!」

結局、上がらないので、胸と顔で押しました。

ローラー3カ所、万歳!!

 

本日の登場人物

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山田くん

「八郎潟、行けなかった分、爆発しますよ!」

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「ああ、そうでした、オレの車がねぇ。山田君のランクル出してくれれば、どこでも行けるのに」

 

 

「さぁ、ヘロヘロになりながらも、準備完了ですよ、アッキー・
 山田さん」

「エェエェ、久しぶりはキツイですよ。その分ありますよ、
 歓喜の雄叫びが」

「オレは、初バス釣ったから」

「見ましたよ、インスタ。やらかして、コメントされてたの」

「いやはや、まったくもって、コメントのとうり。
 年甲斐もなく興奮で」
2023:10:17
「いえいえ、歳は関係無く、初バスは誰しも興奮ですよ。
 それに、素直に認めてましたし」

「まぁ、事実だしね。ほんじゃま、出陣といきますか」

「まいりましょう」

 

「山田さんさぁ、今季初のバス釣りでしょ?」

「えぇえぇ、お初ですが、何か?」

「いやぁ、キャスティング、上手過ぎ。ビタビタだもん」

「ウォッホッホッホ、気がついてましたか。
 実は、自分もビックリです」

「釣れちゃうじゃん、それじゃぁ。
 あっ!問題有り、ビックリ合わせ!」

シュボッ

「フン!フン、フン!きましたよ!社長」
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「おめでとうございます。全部見ちゃったよ」

「嬉しいですよ。ビックリもせずで」

「あぁ、食気ムンムンのバスね。勝手にひったくって行ってたし。
 ビックリ合わせする間も無くで、よかったじゃん」

「ウォッホッホッホ、イイ娘でした」

「あぁ、きのう、早帰り後の、娘みたいな」

「応える必要が無いですね」

「あれ?ずぼし?」
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「ええ、顔デカい割には、意外に小ぶりな、36cmですね」

「いやいや、秋のバスらしい立派な、言うなれば、

 トランジスターグラマーだね」

「…死語ですね、それは」

「またまたぁ、山田さん、おとぼけ?」

「いえいえ、自分世代でも無理ですよ」

「ジェネレーションギャップかいな」

 

「あっち行ってみるかい?あたりサッパリだし」

「ええ、行きましょう。陽気も良くなったんで」

「ンじゃ、コレだな、大吉・大下さん作、ウーンデット」

「おっ、お得意の及川奈央さんですか?」

「ですね。飛んでけぇ〜」

チャポン

ジョッ、ジョッ、ジョロロ〜

シャバ

「あれ?おっ、クッたね、よっしゃ〜」

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「体型立派なれど、23cm」
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「社長、おめでとうございます。でも、ノンキーサイズですね」

「確かに、が、メチャメチャうれしい!大下さ〜ん釣ったよ〜」

 

あとがき

「お疲れ〜、はぁはぁ〜、ゼェゼェ〜」

「…でした」

「あぁ、声も出ないって?」

「フゥ〜、ええ、それですよ、初ですから」

「だよねぇ、ほぼ、1年ぶりの船だもんね」

「こんなに、キツかったですかね」

「毎週行ってた頃は、ここまでじゃなかったっしょっ」

「久しぶり過ぎですかね」

「だね。オレの車、なかなか納車ならずだったから」

「ええ、ええ、で、八郎潟も無く」

「無念だね、24年間かかさずの遠征が」

「ええ、ええ、サンルーラル売店の人も、
 今年は?って思ってますよ」

「そう思ったんで、送ってもらったのよ、1ケース」

「マジっすか!?いつもの『ゴマドレッシング』?」

「はい、マジです。意外に淡白な受け答えで、
 寂しくもありましたが」

「ああ、ダメですねそれは。新人じゃないですか?」

「かも。あちこち配って、即、終了で」

「ああ、それで、『まほろば』で、サラダ食べた時、
 あれ?これって?と、感じましたよ」

「その、ミチコさんからメールきたよ、ほれ」

「ええと、『ステキ…魚が』コブラツイストですね、
 これから行って」

「がははは、喜びますね」

「ええ、ヒィヒィ、言わせますよ」

「ほいじゃ、鉄舟〜、じゃない、撤収〜」

「お疲れ様でした。勝者は、このわたくし、
 アッキーでもなければ、山田でもない、
 須田でありました、ウォッホッホッホ」

最初で最後の、船でバス釣り。
楽しく、良い結果でありました。

ではまた。