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続・台風直撃(2019.09.09)

watanabe 2019年09月12日 

8日晩より、風雨共に強くなり始め、明け方は更に激しく!!

「こりゃ、釣りどころじゃない!雨漏り大丈夫〜!?

屋根飛ばされないか〜!?」

と、心配しつつ明け方まで、遅れている竿作りを。

「やれやれ、抜けたいみたいだし、様子見て寝るか」

 

「旦那さん、お目覚めですか?」

「はい、とうに。顔洗って、美白中ですが」

「あらあら、今更な気もするけど」

「オレも思う。が、これは娘の指令なんで」

「へぇぇ。じゃあ、行きますか?」

「はっ、いずこに?」

「イオン!映画よ!『引越し大名』!」

「はは、御意のままに」

 

「もっと笑えるのかと、思っていたわ」

「充分な気もしたけど」

「まぁ、実話にのっとって、だからねぇ」

「えっ!?実話なの、外様じゃねぇだろ?」

「そうよ『松平さん』、つまり徳川家一門。譜代の上なのにねぇ」

「優秀なのか?その反対なのか?はたまた、単なる引越し好き?」

「元禄時代の事で、周りから『引越し大名』って、あだ名されていたそうよ」

「そのまんまかい。笑えないお話しだね、ご当家にしたら」

「ホント。旦那さん、ビーサン買えば」

「なんでまた、突然」

「限界じゃないの?」

「そうねぇ、薄っぺらくはなったね」

「鼻緒(ハナオ)だって、ヒモじゃない」

「この手のビニールっぽいのはさぁ、すぐ切れるんよ。

よって、すげ替えたわけ」

「あらあら、好きよね、そういうの」

「はい、発想力ですね」

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「大好きな、ムラスポ屋さんなら、いいのあるんじゃない?」

「おお!久しく行ってない。危険だからな、不用意に近づくの」

「欲しいものだらけなんでしょ?」

「です!」

「外には、ポックリみたいのばっかり」

「ポックリ?ああ、クロックスかい」

「あの子に聞いてみる。あのね…」

「ウワッ!店員さん入れ替わって、若い人ばっかじゃん」

「こっちだって」

『ご希望のタイプだと、少しお値段が』

「高いの?」

『はいぃ、『ビラボーン』とか『クイックシルバー』で…』

「だいじょぶ、だいじょぶ、この人にとって『ビーサン』は、

正装だから」

『はは』

「旦那さん、見て、好きなのあるから」

「どれどれ、ああ、これかな」

「そうねぇ。ヘロヘロのじゃない、もう一つの『DC』ってのと、

同じ作りね」

「だよ。『DC』は『クイックシルバー』の傘下なんよ、今は」

「ああ、だからねぇ」

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「この鼻緒だと長持ちするよ」

「『ビラボーン』とかじゃなくて良いの?」

「はい。サーファー時代に憧れたブランドですから」

「大昔ね」

「うぅ〜ん、40数年前かな。あの頃はハワイの会社と思ってた」

「違うの?」

「オーストラリア。当時『マーク・リチャーズ』さんって、

オーストラリア人プロを、サポートしていたような気がする」

「へぇ」

「この人、腕っこきのプロで、氏のボードにフィンが2枚付いてて

『オレのと違うけど』…」

「これで良いのね?」

「あ、はい。(興味無しなわけね、マークさん話は)」

「まだ見るでしょ?アタシゃ、外にいるから」

「はは。では、ありがたく店内探索を」

 

「あらぁ、もういいの?」

「見ない方がいい。目の毒。欲しいものだらけ」

「顔見知りの店員さん、いたの?」

「いや、休みなのか、転勤したのか?」

「じゃあ、ウキまくりね」

「はい、年寄りには、場違い感満ち溢れ!でした」

「あらあら、それは、いまだ現役なのにね」

「是非もなし。若者の集うトコ、ってわけだわ」

と、ご褒美のビーサンいただき、有意義(?)で、

めでたしめでたし、な一日でありました(笑)。

 

が、家に帰って、ニュース見たら、

「見て見て!たいへんよ!千葉の方」

「ホントだ〜!電柱倒れてる!」

「家も壊されちゃってる!」

「さっき、松戸市のお客さんから『釣れたよ』とは、

連絡あったけど、被災の話しは無く、こんな事になってたんだ」

「どうも、場所によるみたいよ」

「『少し東寄りを通過』って聞いてたけど」

「台風抜けて、暑くなったところへ、停電、断水」

「『めでたしめでたし』なんて言ってちゃあ、申し訳ない!

ホント、お気の毒としか言いようがない」

「そうね、当初のコースだと、この辺を通過だったから、

逆の立場だったかも」

「自然の力は恐ろしいよ」

「まったくねぇ、どうすることもできないし」

とんでもない事が起きてしまいました。

一刻も早い復旧を願うばかりです。

うん!ガウラクラフト さんは?ブログ見てみるべ。

アッチャ〜!!

 

 

台風直撃!!か? in 渓流(2019.09.07)

watanabe 2019年09月11日 

「えっ!?台風、来るの?こっちへ?」

前回、『台風が…』なんて思っていたら、現実に!

「こりゃ9日は無理!土曜日だけど、朝だけ行く!」

と、ガサゴソしていたら。

「あら、旦那さん、釣り?」

「はい」

「台風来るしねぇ。月曜は行かないのね?」

「無理だろ?」

「そうねぇ、じゃあ、月曜ね。じゃねぇ〜」

「はぁ?」

奥方の意味深なセリフは、聞かなかった事にして、

行ってきま〜す!

 

本日の登場人物

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「今季、最後の渓流になるかも」

 

「到〜着〜。おっ!貸し切りだ」

土曜なんで、本流はさけて、支流に。

いつぞや探検にきた川です。

ゆっくり釣り上がって、2時間くらいの、

程よい長さで、前回は4発のアタリが。

「頼むよ!遊んでくれよ〜!」

 

ピシャッ

「おっ!3投目で!よっしゃ〜!」

ピュー

「あれ?イワナが泳いでいったけど…あっあぁぁ」

モタモタしているすきに、バレた。

「もったいねぇ〜、2年ぶりのイワナだったのに〜」

さすがは『ボウボウフライ』いきなり呼んできてくれました。

この先が楽しみです、こんな渓相なんで。

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「うぅぅぅぅ、アタリが…ない…」

 

「ここは?」

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「ダメかぁ」

 

「このへんは…?」

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「まずいぞ〜!」

 

「水量も、申し分無し!こっからだ!」

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「うわっ!終わっちゃう」

 

あとがき

 

「おつかれ〜、あァァあ」

いきなりのアタリで喜ぶも、そのあとが続かず、

ノーバイピーポ〜でありました。

無念…

いーや!これじゃ終われない!

とは言うものの、9日は奥方の奴隷くさいし、

だいたい台風で無理だよなぁ。

そこは徹するしかない、ヘタこくと後が恐ろしい。

クワバラクワバラ。

台風次第か?どこ通るかわかんないしな。

先ずは、9日を『ゴキゲン鳥』に変身し、

つつが無く、こなしてからだ。

さて、渓流最後は、めでたく延期となりました。

次回は本流行きます、有終の美を飾るべく。

ええ、去年はいいのが釣れましたから、最後で。

楽しみです!

ではまたぁ〜!

 

 

 

 

 

 

ファイナルカウントダウン in 渓流(2019.09.02)

watanabe 2019年09月6日 

「よっしゃ〜!完成〜!」

見た方、ほぼ全員が『嘲笑』もしくは『爆笑』する、

人呼んで『ボウボウフライ』であります。

本人的には『バイビジブル』なんですけどね。

しかも、魔性の素材『CDC』を駆使した!

ここが重要な訳ですが。

『タンポポの種?』と、よく言われます。

確かに、そう見えなくもない。

しっか〜し!それは、『人』が見たら、での事。

魚からはどうなの?

「はい、わかりません」ですよねぇ。

巻くの簡単!よく見える!

「関東の渓流(カワ)に向かいて、言うことなし!

ボウボウフライ、必殺です」

まぁ、見てくれのダサさは、

これまた!「言うことなし!」ですが。

ご興味など湧いてきましたなら、お試しください。

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本日の登場人物

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「残るはあと2回。楽しむぞ〜」

 

「ウワッ!寝すぎた!9時かよ〜」

と、悔やんでみても、後の祭り。

幸い、早出して高速パーキングにいたので、

今から行っても問題無くもない。

家で寝坊だと、「きょうはあきらめ」になるので、

早い話が、その対策で『早出、前のり』なわけです。

「対策が功を制したんだけど、まさかの9時とは…えッ!

あれっ?6時じゃん、しみじみ時計見たら!よ〜し!」

 

「到〜着〜。本日も貸し切り〜、ヤッホ〜!」

 

「素晴らしい!と言わずして、なんと言う」

いきなり釣れました!

大きさは、まぁ、寂しいですが、の割には体高があって、

こっこいいじゃないですか!?

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「また減ったなぁ、水量が…」

途中も水が無くて、やるとこ少なく、あっ!ちゅうまに

半分来ちゃいました。

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「おっと〜!いましたね」

『さっき釣ったヤツじゃないの』と、思われちゃいそうな

大きさではあります。

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「ここも、こんなんになっちゃったのね」

ザバァ〜っと、降ってくんないかね。

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「で〜も、律儀者くんがいてくれました」

大きさ変わらずですが、瀬の中から出てくれるので、

楽しいっス!チョイ、難しいけど。ドラグがかかっちゃって。

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「あぁ、もはや清流?チャラ瀬に…」

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「そん中にも、いました!」

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「大堰堤到着。はぁ、水が更に減ってる」

「日陰で飯だ」

モグモグ、ごぎゅっ

シャッバ〜ン!シャッバ〜ン!

「おお!でか!ヤマメか?2回も跳ねた。飯終わったし、

一服つけたら、攻め抜くぞ〜!」

 

あとがき

「おつかれ〜」

小ぶりながら、7匹釣れたので、充分楽しめました。

「えっ!?大堰堤の

シャッバ〜ン!

は、どうした?」ってですか?

「はい、優しく見守りしてきました」

と、言ってみたい。

実は、まったく相手にされずでした。

本日も絶好調の『ボウボウフライ』も、実績高い『マーチブラウン』にも、

無反応。

小さいのは、出てきますが、アレ見ちゃうとですねぇ、欲が、はい。

ギンギラギン〜に

♪♪ さりげなくぅ〜 ♪♪

とは、いかず、

ギラッギラッ

です。

足跡がいっぱいあったんで、人がだいぶ入ったじゃ、

と、都合よく思いつつ、

ひととおり探って、一服していたら、釣り人が現れ、

「こんちわ」と、しばし談笑。

装備がスゴイ!泳ぐの?泊まるの?ここで?

(若いってすばらしい!30前後じゃ、なかろうか?)

『上から覗いたら、デカイのが回遊してたんで』

「さっき、跳ねてましたよ、2回だけ」

『えっ!2回だけです?』

「弁当食べてたら、2回」

『それっきりです?』

♪♪それっきり、それっきり〜です♪♪

キョット〜ン????

「あっ、百恵ちゃん、無理ですよね、今のは忘れてください」

『は、はぁ…。この下で、イワナが数匹釣れました』

「おっ、いいじゃないですか。餌です?」

『はい。ルアーも持ってきました』

「じゃぁ、さっきのライズに届きますよ。オレのフライは無理でしたが」

『実はフライロッドもあるんですが、リール忘れました、ハハハハハ』

「それで、そんなゴッツイ装備に」

『はぁ、もしものためっすね』

「んじゃまぁ、オレは撤収するんで、じっくり楽しんでください」

『はい、ありがとうございます』

「ではでは」

いやはや、驚きの若者でした。

 

さて、禁漁間近!

「マジか〜」って、ボケにもならないけど、あと2回です。

台風発生らしいし、こっちに来ない事…いや待て、

増水してくれる…か、あぁ、ダメだめ、台風じゃ、

増水じゃすまない!災害になる!

来ないでぇ〜!と、願いつつ、

じゃぁ、また来週〜!

 

 

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