「こんにちわ、社長」
「あ~ら、いらっしゃい山田クン。なんか、ごぶさただね」
「ええ、山田じゃあないですが、ちょっと空きました」
「何を今さら。2007.10.01の釣行記で変身したジャン、山田くんに。あっ!違った!松崎 真さんかぁ!?」
「ウォッホッホッホ、社長、どちらも違いますよ、須田ですから」
「まぁ、それはさておき、やはり女性問題?チョイ空いたのは?」
「社長、こまりますね、勝手な妄想は。全然違いますよっ」
「またまたぁ、もういいんじゃね、ペラペラっと、楽になっちゃえば?」
「ええ、実は・・・って、ナニも無いですよ」
「なぁんだ、つまんねぇの。ついにキタ~!って、思ったのに」
「ウォッホッホッホ、プライベートな事なんで。ええ、言う必要も無いですね」
「あれっ、やっぱりねぇ、なんかねぇ、あるんだねぇ」
「いいえ!そんな事より、月曜の釣りですよ」
「おっ、行くの?もしかして?」
「ええ、行きますよ。ようやく落ちついたんで」
「はぁぁ、やっぱりねぇ、なんかねぇ、あったんだねぇ、うんうん、だろうなぁ」
「あぁ、社長、妄想はそのへんで。2人っきりです?行くのは」
「えっ、いきなり本題な訳ね。今のところは、2人だね」
「さみしいですね、だれか行かないですかね」
「うぅぅん、うん!そうだ!上田くんだ」
「おっ!早速、連絡しますよっ」
ピロリロリ~ン
「おお、間髪入れずの返信ですよ。ナニナニ、社長、参戦です」
「すげぇ!即答ですか」
「決定ですね、3人釣行」
「はい、楽しみだね」
「ええ、釣りますよ」

本日の登場人物


上田くん
「お誘い、すみません」
「なんの、なんの、南野陽子」
「・・・その方は、須田さんのナニか?」

山田クン
「ああ、上ちゃん、全然違うから」
「では…?」
「ほらぁ、社長、上ちゃん若いから」


「あれ?のっけから、ジェネレーションギャップなわけ」
「ええ、そのようで。船上では注意してくださいよ、話題に」
「酷だね、それ」
「着いたよ、山田クン」

「おお!だれもいないし、釣れそうだね。ねぇ、上ちゃん」
「はい。自分も、去年来た時、そう思いました」
「えっ?来たの?社長と?」
「はい。あと矢嶋先輩と」
「ワイパー!?ヤツもいたの?」
「はい。とっても上手くて、色々教えていただきました」
「年下の先輩事件ね。聞いた聞いた、本人から」
「♪アイツは、あいつは、かわいい年ぃ下ぁの男の子~♪」
「ああ、社長、こまってますよ、上ちゃんが」
「なんで?」
「その歌が、解らないんですよ」
「朝いちからヤッちゃった、オレ?」
「ええ、完璧に。『キョンキョン』が、アイドル歌手だったなんて」
「オイオイ、山田クン!違うっしょ!『キャンディーズ』伊藤 欄ちゃ
ん!だよ」
「?!ウォッホッホッホ、そうでした。あの『相棒』水谷 豊 氏の現
婦人。解る?上ちゃん?」
「すみません。まったく」
「わかんない、わかんねぇだろうなぁ、イェ~」
「社長!もっと解んないですから」
「えっ?山田くんも」
「自分はわかりますけど、上ちゃんには『松鶴家千とせ』さんでしよ」
「大正解、みなさん、よ~く覚えておきましょう」
「社長、サッサと行きませんか!?」
「おお、失敬。いざ出陣~ん!!」

「う~ん、おかしいなぁ、ナ~ンにもおきない」
「いえ、社長。正確には、私に1回でました、先程」
「あっ!ややっ、ビックリ気味にアワセちゃった」
「ええ、シーズン一発目ですから、やりますよ、ねぇ、上ちゃん」
「はい、しかたないと思います、はい」
「よかったジャン、慰めてもらえて」
「ええ。で、どうなんです、前回と比べて?」
「やや減水。そのせいかなぁ、いまひとつ・・・なのは」
「じゃあ、休憩ですね」
「ええ!早くねぇ?」
「いえ社長、そんな事はありません」
「キッパリと言い切ったね。じゃあ、コーヒーいれるか」
「おっ、船上カフェ、久々ですよ」
「一息入れたら、あそこ投げてみてよ」
「おっ、良さげなくずれ石積み。では早速」
「お~い、コーヒー?」

ピュ~ん
ポテ、コロコロ、チャポン

「おお、関根さん並みの『岸から落ちた獲物的演出!』」

スイ、スイ、スイ~

「あれ?出ないの?」
ガバ~!!

「おお!やっぱり~!いた~!!」

「山田さん、おめでとうございます。42cmです」
「社長!チャートですよ。川島さんの『ホッパー』流石です。
うぉっほっほっほ、まぁ、こんなもんです。
さぁって、コーヒーいっただっきまぁす」
「ゆずるんじゃなかった」

「上田くん、いよいよ、そこで終わりなんだけど」
「はい、気合い入れます!」
チャポ
「なんか出ました」
「おい!バスだよ。山田クン、網網」
「い、いらないです」

「こんなサイズなんで」
「いいなぁ、28cm」
「はい、嬉しいです。ルアーはDOG-Xコアユです」

あとがき
「おつかれでした」
「はい、お疲れさまでした。社長、結構やっちゃいましたね」
「そうねぇ、約13時間かな」
「手が痛いです」
「あれ、上ちゃん、痛いの?若いのに」
「須田さんは平気ですか?」
「いや、十分痛いね。社長だけだよ、平気なのは」
「あっ、両刀使いだから」
「おい!待て!それじゃあ、オレが勘違いされる。『左右』を入れてくれ」
「えっ?あっ!なるほど。左手、右手、どっちでも投げられる。ですか」
「そう。じゃないと、山田クンと同類にされちゃうから。ねぇ、どっちも好きな山田サァン」
「ああ、社長、困りますね、そういう妄想は。男に興味は無いんで」
「そうだっけ?てっきり、いや、むしろ男の方が」
「ああ、社長そのへんで」
「ええ?もういいの。残念だなぁ、全~国の同好の皆さん…」
「ああ、社長、帰りますよ。敗者は社長で勝者は、このワタクシですね」
「はぁ、屈辱のノーバイ。前回とは正反対」
「ウォッホッホッホ、ガイド役と船上カフェのマスターとしては、完璧でした」
「はい、自分もそう思います」
「そうなんだよ。コーヒーいれるの、上手くなっちゃってさ」
「良かったじゃないですか。それは、立派な特技ですから」
「そう?これもコツがあるわけよ」
「ほう!どんな?」
「愛!だね」
「えっ!?『アイ」って『愛』です?」
「そう、愛。はるなさんじゃないよ」
「わかってますよ。話が戻っちゃいますから」
「まぁ、いっしょうけんめい!ってわけね」
「はい。それでは、その、いっしょうけんめいな、お食事どころにまいりますか」
「はは、なんでもいたしますよ、敗者ですから」
「ウォッホッホッホ、勝者はワタクシ須田です、山田ではありません」
「オイシイとこ持って行かれたね、上田くん」
「いえいえそんなことは」
「こりずに、また来てよ」
「ハイ、全然こりてないですから、是非!!」
「はたして、山田くんの次回はいつになるやら?」
「みなさん、お楽しみに」
「じゃあ、また来週!たぶん一人っきりですが~」