うわっ!!6時半だ!完全なる寝坊…
『旦那さん。行くの?今から』
「行きますよ、今年初だし」
『ああ、そうね』
「はい。スノーボードは3回行けたけど、釣りは、初!」
『まぁ、フィッシングショーもあったしねぇ』
「そう。なんと言っても、人生初のインフルエンザ!なんてのもありで」
『そうそう、家族全員で』
「それも、ようやく、おさまったんで、釣り」
『どこに?』
「ワドナだね。なんと、1年2ヶ月ぶり」
『ヘェ、そんなにあいたの』
「ですね。んじゃま、行ってくる」
『はい、気をつけて』
と、こんな会話が奥方と有り、遅出の初釣行やいかに!?
本日の登場人物
私 |
「雪が心配なんで、冬山登山隊並みの装備…ゲェ〜!ブーツ忘れた!!」 |
到着〜。結局ブーツは取りに帰らず。
さて、どうする?この状況で…
「おはようございます、うらしま堂の渡辺です」
『アッ!どうも!お話し、うかがってます、T田さんから』
「竿のご注文、ありがとうございます。T田さん経由で、詳しくいただきました」
『それ、私のなんですよ、楽しみです』
「す、すみません、遅くて」
『あははは、大丈夫です、こんな状態ですから』
「厳しいですか?」
『はい、そうとうに!』
「そうですかぁ…ムムム」
『あの〜』
「はい」
『裸足ですけど、まさか、そのままでやるんですか?』
「がははは、ですよねぇ。靴下は雪山用を持参しました。ただ、ブーツ忘れたんで、スニーカーです」
『ビックリしました。初めてですから、裸足の人』
「ですよね。さぁ〜て、楽しませていただきますか!」
『そうなると、良いのですが…』
「では!」
良かった、スニーカー車に積みっぱなしで。ビーサンじゃ、帰るしかないよ、こりゃ。
先ずは、フライでいってみよ〜!
『どうですか?』
「はい、ドライに一発でたんですが、のらずで。その後はパッタリです」
『やはり。朝はなかなか浮いて来ないんですよ』
「そんな気がしたんで、ビーズヘッドのマラブーの、マーカー釣りにしました」
『あっ、なるほど。タナは2mチョイにしてください』
「わかりました」
『今から、エサ撒きますから。元気な子達が、ワッサワッサしますんで、チャンスです』
「はは、期待しております。異常なまでに、静かなんで」
『じゃ、いきますよ〜』
パラパラパラ〜、パラパラパラ〜
ガバガバガバ〜
ザバザバザバ〜
「ウワッ!こんなにいたの!?」
『でしょ!いっぱいいますから〜』
ザバザバザバ〜
「おお!掛かった!デカ!ヒクヒク〜!!」
ギュンギュンギュ〜ン!
「おお!60cmはある!うううう〜」
チュルン
「あっ、バレた!」
あぁ〜あ、大騒ぎ終わっちゃった。結局、ひとつも取れず。
風出てきてやりずらいし、ルアーにするか。
先ずは、いつもの『ケムポップ・改』で、
トウ〜!
えいっ!
ヤァ〜!
ボソッ!
なんだよ、たった3投で糸フケ!
きのう、お気に入りの糸、巻いたのに。切るしかないな、早くも。
よし!気を取り直して『パニクラDR』で
うぉりゃ~!
ガツン!!
よっしゃ〜!バレんなよ〜
おお!立派なスチールヘッド!60はある!クランク、1投目で!この調子で!
どう〜りゃ〜!
うう、腹空いた。あれ、そのハズだよ、お昼だし、飯、飯〜。
食べ物は、豊富に用意してきたけど、今度は、猛烈な睡魔がぁぁぁぁ…
うわっ!?気絶か?の、ごとく落ちてた。
あぁあ、食べながら、落ちちゃったわけェ、そっちこっちに、オニギリが…
食べたし、寝たし、で、1時半。
午後の部と行きますか〜!
ちょっと、風弱くなってるし、フライだな。
ぜ〜んぜん、あたりなし。フライが合わないのね。
ユスリカがいて、それにライズしてた。それっぽいの投げるも、色も大きさも合わず…か?
こりゃ、ルアー再開だな。車に戻って、用意、用意だ。
うん!?なんじゃあコリャア〜!?
でかいのが、ワッサワッサしてるじゃ〜ン!
朝はこんなにも、静まりかえってました。
ダメだ!フライに無反応。かくなる上は、ルアーで反射喰いを狙う!
ヨミ、正解です、こんなの釣れちゃいましたから。
がっははははは〜
この間に、糸フケが3回もあり、またしても、切るハメに。
リールに残ったのは、ナント、15mほど。4回も切れば、当然ですが。
で、このデカさ!糸、全部出ちゃって、大騒ぎ!
ま、まぁ、これはこれで、楽しいわけで、デへへへへ〜
本日のヒットルアーは、この3っつでした。
左から、「パニクラDR」、「ケムポップ・改」、「タイニー・スピンムーブ・シャッド」
最大魚も数も、タイニー・スピンムーブ・シャッドが一番でした。
なぜ?かは、わかりませんが、前に来た時も、『コレ』ばっかり!
って、日がありました。ナじぇ?
実は、この3っつの他に、こんなにも投げ倒したんですね!
こんなにも!
いやはや、お話どうり、厳しい1日でありました。
フライは、唯一当たりがあったのが、この2つ。
あとがき
「上がります」
『あっ、ありがとうございました。二桁は釣ってましたよね?』
「はい、おかげさまで、12匹。全部ルアーですけどね」
『そうなんですよ。ここのところ、ルアーに分があるんですよ』
「11時ごろでしたか、ユスリカにライズしてて、狙ったんですけど」
『そうそう、暖かくなってくると、出てくるんですよ』
「午後もそうでした。朝は鏡のようでしたけど」
『朝イチは、全くダメですね』
「じゃあ、寝坊が正解だったんですね」
『あははは、結果的には』
「また来ます。フライ巻いて、再挑戦です」
『お待ちしております。竿も!』
「あっ!そっちも巻きます。それではまた」
『はい、ありがとうございました』
結局、1日、オレ一人の、貸切状態。
厳しいながらも、やりたい放題できたんで、堪能堪能でしたぁ〜!!
来週は、若い子達とスノーボード。
はい、引率者です。
なので、再来週をお楽しみに〜