♪♪ピロリロリ〜ン♪♪

「おぉ、これはこれはM松さん、お世話んなっとります」

「こちらこそです。また今年も、ご厄介をおかけしてですね」

「あっ、なに、横浜ですか?」

「はい、それなんですが」

「もしや、持ち時間短縮?3時間はねぇ」

「いえ、そこは変わらず、みなさん3時間のままです」

「よわったね、そりゃ」

「すみません。実は、お願いが、もうひとつありまして」

「お願いですか、いいですよ、なんでも」

「ありがとうございます。社長、18日の夕方までに、

会場入りしていただきたいのですが」

「そんなの、ぜんぜんかまわねぇけど、なんで?」

「専務が食事を…と」

「あらあら、重役殿が。で、二人っきりじゃないよね、まさか?」

「あははははは、はい、そこは大丈夫です」

「よかったぁ。早めに行きますよ、んじゃないと、駐車場に入れないから」

「助かります。ホテルもご用意してありますので」

「了解したけど、ホテルは横浜で?」

「はい、会場近くですが、何か?」

「いや、なに、そっからは、オレの事情だからさ、デヘヘへヘェ」

「…?、では、土曜日お待ちしております」

「承知!!」

てな訳で、一日早い横浜となりました。ウキウキ、ヤッホウ〜

 

雪降ってるよ。都内までは曇りだったのになぁ…

ゲェ〜!満車!パン買ったりで、出遅れたのが失敗かぁ。

しゃあない、別んとこ探そう。

おっ!『空車』発見!

「ええっと、C388ね、建物はクインズタワーのCと、

しっかり記憶しておかないとね、ラジオ収録ん時の二の舞いになるからな」

(コインパーキングの場所を忘れた、ボケボケな日はこちらから)

「お疲れ様でぇす」

「ああ、社長、すみません」

「なんのなんの、南野陽子ちゃん、って歳でもないか、50過ぎじゃ」

「…?あっ、お荷物はお預かりします」

「竿は、あした用で、コッチは差し入れです」

「すみません」

「きょうは、ほぼ本社の人達なんでしょ?」

「おおむね、そうですね」

「ほら、菊川ん時は、あそこの方達で終わっちゃじゃん」

イガまんじゅう、でしたっけ、美味しかったですよ」

「それ、羽生市が名物化目指してる。

うまいけど、日持ちしないから、きょうはパン。

近所のすこぶる評判な、みやび亭さんね」

(みやび亭さんの Instagram 、Facebook食べログ

「ありがとうございます」

「みんなに顔見せして、時間もあるし、会場ひとまわりしてきます」

「わかりました。あっ、社長、ホテルは2時には入れますから、

お車は移動をお願いします」

「ラジャァです」

 

「いやはや、スゴイ人の入りだわ」

今年発売予定の『スロープノーズ』、なんでコレなの?

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North Fork Compositesの新製品カーボングリップ。

「コレさぁ、ゲーリーさんが昔、アソコで作らしてたさぁ…」

「ええ、そうなの!?ゲーリーに聞いて見ます。

でもなぁ、また言われちゃうかも『誰に聞いた!』って」

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と、総輸入元Blue Peaks社のH口さんと、旧交を温め田ところで、

次行ってみるべ。

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「ダメだこりゃ、人多すぎ!見るどころか、移動もままならん!車移動しよう」

 

アッチャ〜、みぞれかぁ、傘は車ん中だったよう。

まぁ、近くだしフード被って行くべ。

「おお、ここだここだ、クインズタワーのC」

「あっ、お客さん困ります、ここは車の出入り口なので」

「ダメなの?」

「はい、危険ですから、あちらの店舗入り口から、お願いします」

「わかりました。そこからC棟に行けますか?」

「はい、問題なく」

と、言われてきたけど、チョイ心配だよ

ウロチョロ、ウロチョロ

予感的中、サッパリわからなくなってきた!!

「ムムムムムゥ、またしても迷子の63歳かぁ」

 

スゲェ疲れた、1時間以上歩いちゃったし…で、

いまだ駐車場見つからず。

よくよく思い出してみるべ、先ず入ったのは、

こっちの広い道からだったよな。

ウンウン、そこは間違いない。

で、歩いて出てきたのは、反対の遊園地側だった。

って事は、ココのはずなんだけど…C棟に地下駐車場が無い。

壁に貼ってある地図には、地下駐車場がいっぱいあるよなぁ、

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あれっ?!よく見りゃ、C駐車場って、どの棟にも無いじゃん!!

もしや、いや、まさか…

あった〜!!

ついに見つけた!お宝じゃないけど、いや、お宝以上!

 

「社長、何してたんです?そんなに濡れて」

「あ、あぁ、チョイ2時間ばっかしのトレジャーハンティングね、M松さん」

「はぁ?」

「実はさぁ、またやっちゃたのよ」

「なんです?」

「車探し。ラジオん時とまるっきり同じの」

「え、えぇ、また迷子です?」

「それ!しっかり確認したんだよ、クイーンズタワーCって」

「はぁ…で?」

「隣りだったんだよ、実は」

「はぁイィ?」

「表から入って、裏から出たら、『クイーンズタワーC』が

目に入って、それだとばっかり思ってた」

「違ったんですか?」

「はい。その先の、ホテル地下駐車場にあった」

「あははははは、失礼ながら笑ってしまいました」

「いいよ、笑ってもらって、2回目だかんね。あきれたよ自分でも」

「あした本番ですから、みなさんと夕食で盛り上がって、しっかり休んでください」

「ぐっすりの爆睡だよ、今晩は」

 

密かに、デリッチャおかなぁと下調べするも、水の泡。

無理無理、疲れ果てた、2次会も長かったし。

部屋に入って、風呂出て、テレビ見てたような…

「寒っ!!」

バスタオルのまま寝てた。

いかんいかん、寝なくっちゃっ!

と、ベットに入るも、なかなか寝つけない。

「あぁぁあ、デリッチャえばよかったかなぁ」

ひとしきり後悔。

ピロピロピロ〜

「あ、あぁ、目覚ましかぁ」

寝たんだかどうか不明…

はたして、きょうの3時間講演は?

つづく

 

注:デリッチャう

デリ◯ル嬢とXXですね(笑)