「おはよう、ヘルプス君」
「あっ、社長、きょうも、『お先組』ですね」
「アタリです、ヘルプス君」
「へ、ヘルプス君、誰ですか?」
「またまたぁ、知らねぇ?」
「さっぱり」
「ほれ、『スパイ大作戦』だよ」
「いやぁ、まったく」
「あっ、今じゃ『ミッション・インポッシブル』か」
「あぁ、トム・クルーズの」
「それ。元は、アメリカ産のテレビドラマでさぁ、毎週真剣に見てた」
「はぁぁ…いつ頃の事です?」
「うぅぅん、五昔し前かな」
「ええっ?ひと昔の5倍ですか?ってことは、50年前」
「そんなんなるか…早いね、時が経つのは」
「ははははは。主人公がヘルプス君ですか」
「そう。テープレコーダーに指令が録音されてて、その出だしが
『おはようヘルプス君』な、訳ね」
「はぁ」
「オレ来るの早朝じゃん、当然『おはよう!』って、なるよねぇ」
「ええ…あっ!で、『ヘルプス君』ですか?」
「そ!まったく、なんのつながりも無く。まぁ、『流れ』だね。
お笑いの『つかみ』的でもあるよ」
「ははははは、全然つかめてませんよ、古すぎです」
「やっぱり!まぁ、ジェネレーションギャップは想定内。
そんだけ、印象深いのよ、そのセリフが」
「そこまでですか」
「YouTubeで見てみなよ、感動もんだよ、『50年前でこれ。スゲェ』って、なるから」
「わかりました」
「じゃ、宿題、感想文3枚」
「えっえぇぇ!そんなにですかぁ?」
「じゃあねぇ〜」
できる、コンビニ兄ちゃんの感想やいかに!?
本日の登場人物
![]() 私 |
「きょうも探検、歌いながら行くぞ!『♪♪行けェ行けェ〜川口浩っ♪♪』って、わかりますかぁ〜?」
|
「到〜着〜。本流いまだ復活せず!で、沢に来てみたけど…」
「おお!意外にも広い!こりゃいけんじゃね!」
「若干、ナメ床が多いけど」
「横見ると、なんか出てきそうな…ああ、いかん!いかん!唄うぞ〜
『♪♪行けェ行けェ〜川口浩っ♪♪』」
「おお!きたねぇ!ちっさいけど、キミ、体型がスバラシイ!」
「ぽつぽつ反応はある。が、空振り。クククククゥ(>_<)」
「帰りを考えると、ここらで上がった方がいいか。
いや、もうちょい」
「さすがにここまでだな」
「なにもいない事願いつつ、木の横からから行くべ。唄うぞ〜
『♪♪行けェ行けェ〜川口浩っ♪♪』」
「ふううう、ようやっと、道に出た。おお!反対側にも沢がある」
あとがき
「おつかれ〜」
いや〜楽しかった〜。釣れたのは、1匹だけなんだけど。
時々、20、6、7のが、出てきて『プイッ』と、
見切られてみたりで。
魚は意外にいた、しかも、ヤマメ君!
「えっ!イワナ君じゃないの?」
こんなに山ん中だから、てっきり『イワナ君』と、
思っていたから、ビックリ!
釣れたの小さかったけど、体高がスゴイ。
乗らなかったり、見切られたのは、さぞや『幅広』に、違いない。
よ〜し、さらに探検だ!
お楽しみに〜
じゃあ、また来週〜!