「元気ですかぁ〜!?」

「ダァ〜!!」

「あはははは、変わんないですね、社長は」

「うぅぅぅ、はからずも反応してしまった自分が、恥ずかしい」

「いいんですよ、社長は、それで」

「そうなの?で、なにごとかね?」

「月曜、行くんでしょ?ワドナ

「バレバレ?」

「あはははは、おみとおしですよ。カンタンですから」

「単純すぎ?オレって」

「ええ、おんなじですよ、俺と」

「またその話かい、コンビニネェちゃんの」

「ですね。んで、俺も行けます、月曜」

「おっ!嬉しいじゃないですか、たとえキミでも」

「あはははは、素直に喜んでくださいよ」

「ダァ〜!」

「いいですね、その調子で。5時半に行きますから」

「ダァ〜!」

「他になんか無いんです?」

「ウォッホッホッホ、ごきげんよう」

「あはははは、山田先輩!行きましょ?」

「いやいや、ごきげんようだから」

「やっぱり?」

「です。5時半ね、好天祈願してっから」

「あはははは、社長ですから、荒天ですね」

本日の登場人物


薄いペラ男さん

「秘策ありなんです」

「オレも」

「ええ!」

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「事前情報、今回は生の」

「あっ、T田さんご来店?」

「はい」

 

「あれ?お客さんがいるで」

「ホントだ!ルアーですね」

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「オレ、あそこで、やりたかったんだよ」

「ああ、狭くなってるとこ」

「前回の夕方、良かったんよ」

「でしたねぇ。『魚たまってる』って、はしゃいでました」

「そう。ただ風下で、寒さに耐えきれず、撤収」

「きょうは静かですよ、社っ長!」

「おお、好天祈願、効いたね」

「ですかぁ?券買って、行きましょう」

「おはようございます」

『おお、社長!きょうは静かですよ』

「あはははは。それも、いつまでもつか心配なんで、早いとこ行きますよ」

「オイオイ、コーヒー飲んでノンビリ…と、じゃないの?」

「お先で〜す」

「あぁあ、ホントに行っちゃった」

『社長、お湯沸きましたよ』

「ありがたや。早速、モーニングカフィーといきますか」

 

「さてと、カフィーも飲んだし、この天気じゃ、ドライで!」

本日の秘策『ドライ・モップ』。

「ビーズヘッドは無しで、上下を刈り込み、

浮力剤をたっぷりと、吹きかけた、いつもどうり

超カンタン時間短縮フライ(?)

沈めて好感触だったので、浮かせたら?

と、いうわけです」

エ〜イ

「おお!いい感じで、飛んでった!」

サワサワサワサワ〜

「これまた、おあつらえ向きな、ゆるい風が」

パシャッ

「おお!でたよ!びっくりしてる場合じゃ無い!」

ギュン!ギュン!ギュン!ギュ〜ン

「ああ、ヤメてやめて〜」

「ようやく取り込めました。50チョイのスチール君です」

(上画像のドライモップは、このスチール君に、フックを伸ばされました)

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「天気良過ぎ。過去3回はなんだったの!?

水面静か過ぎか?ドライモップもあれっきり。

ん、沈める」

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トォ〜

「投げるの調子よし!」

フワフワ、ススス〜

「アレレ、アタリ?なの」

ギュイ〜ン

「あれ〜!!ものすごいヒキ!あたりはあんなに

微妙だったのに〜、あ、あ、あ〜」

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「これまた立派な、スチール君でした」

「おぉっと、またまたアタリっぽい」

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「今度は40チョイの、ジャガー君でした」

 

「れれ?対岸のペラ男さんも、格闘中!」

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「ハンクル・クランクですよ〜、きょうのイチ押しですよ〜」

「連チャンで〜す」

 

「コーヒーどうよ」

「あ、あ、すみません。でも、今は…」

「無理だよね、その暴れっぷりじゃ」

「フゥゥ、コーヒーいただきます、ようやく」

「至福だね?!」

「最高ですよ。4回目にして」

「本日も、サプライズで登場、T田さんは?」

 

「ええ、けっこう釣ってますよ。流石です」

「だよね。オレなんて、T田さんの真似しんぼうだし」

「あはははは〜、いいじゃないですか、

『上手な人の真似をする』って、社長いつも言ってましたから」

「お、おぉ、そうだわ。いい時間だし、その上手なT田さんと

飯にするべ」

「ですね」

「T田さん、腰はいかがです?」

「かなり良くなりました。社長の言ったとうりにしたら」

「どうしたんですか?」

「ギックリ腰なんよ、T田さん」

「マジっすか?」

「マジマジ、大まじめ」

「にもかかわらず、俺に会いたくて、参上っスね!?」

「アハハハハ、あイタッタッタタ〜、笑わせないでよぉ」

「またまたぁ〜、久しぶりじゃないですかぁ」

「そうね、そうだよね」

「いや、T田さん、無理に合わなくっても」

「あれ?社っ長、毎日行っちゃいますよ」

「ノープロブレム!そんな時は、山田先輩も呼ぶ」

「あはははは、来ませんよ」

「どうです?お味は?」

「ウマイっすねぇ、やっぱり!」

「?」

「アッ!ホットドッグだよ、ペラ男さん」

「あそこのです?」

「そう、雅亭(みやびてい)さんのね」

「T田さぁん、それにつられて来ちゃったんです?」

「アハハハ、それもありかなぁ」

「ペラ男さんには、これ。そばにピッタリ」

「天ぷらっすか?」

「はい、タラの芽の」

「俺、大好きなんスよ。季節モンですよねぇ」

「チョイ早だから、養殖かな。ちなみに賞味期限は切れてっから」

「マジで!?」

「そう、当日限りだったよ、賞味期限は。

心配無し!オレも食ったし、『消費期限』じゃないから」

「モグモグ、ウマイっす」

「でしょ!」

 

「あれ?社長、ルアーですか」

「ここんとこ、すっかり、フライの人だったじゃん」

「確かに。俺と入れ替わっちゃいましたよ」

「なんで、これね。ラッキークラフト・ベビーシャッド50」

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「またバスマン丸出しな」

「いいの!見とけよ〜!おぉりゃあ〜!」

「けっこう飛びましたね」

「だろ、根はルアーの人だかんね」

「あはははは、知ってますよ、よ〜く」

コリコリコリコリ

「社長、ただ巻きのみ?トゥイッチとかは?」

「ノンノン。着水後、急潜行させ棚を合わせる。

後は、これ以上ゆっくり巻けませ〜ん・アクション」

「あはははは、ぜんぜん聞いたことないですよ、それ」

「ひたすらルアーを見せる技、魚と我慢比べだよ」

「こらえきれず、パクッとなるか、グリグリしちゃうか?」

「ですよ。ヨッシャア〜!!」

「マジで?!」

「どう?じっと我慢の子であった、オレ」

「はぁ?なんスカそれ」

「あれ?知らない?大五郎?焼酎じゃないよ、子連れ狼」

「またそんな、まわりくどい、いかにも、お、や、じ、ですよ」

「おぉ、オヤジでよかった、おじいさんじゃなくて」

「あはははは、そんな、言いませんよ」

「思ってんだろ?若干自覚あるのよ、朝ひげ剃ってる時にさぁ」

「だれ?このおジジ?ってです?」

「やっぱ、思ってんなぁ!?そこまでじゃねぇよ」

「たるんだなぁ?ですかね」

「ペラ男さん、卓球です、ピンポンです、大正解です」

「よっしゃっ!」

「ちゃっかり、釣っちゃったわけね」

「ええ、まぁ、その、釣り人なんで」

「たいしたもんだよ、話し合わせたフリしつつ、流っ石!ペラっちょ」

「おお!」

 

「社長、連チャンですよ〜」

「うぅぅぅぅ、寒!上がる」

 

あとがき

「お疲れです」

「あれ?終わり?ペラ男さんも」

「はぁい、楽しんじゃったんで。いい終わり方で」

「うう、寒、お疲れぇ」

「あれぇ、T田さんもですか?」

「いやいや、休憩して、最後の30分を」

「あぁ、なるほど。やる?オレらも?」

「あぁ、社長、心にも無いこと言わないの。あんなに寒がってて」

「でした。昼間とはえらい違いだもんね」

「ええ」

「今市って、こんなに寒かったんですね?」

『社長、ここは特別』

「でしたか。もう、温度差すごい」

『もう1回くらいですか?』

「うぅん、コイツしだいですかね」

「俺っすか?」

「そう、キサマだ」

「あはははは、楽しかったじゃないですか、社っ長」

「まぁね。前3回がひどかった分、余計に嬉しい」

「それも、T田さんのおかげですね、真似しんぼうの社っ長」

「うぅぅぅ、返す言葉が無い」

「あはははは、その感じじゃ、またきますね?二人で」

「ですね、社っ長」

「たぶん…、次回をお楽しみに〜」

 

「突然終わっちゃうのぉ?」

「T田さん、社長うれしくって、長編にしちゃったから…」

「しちゃったから…?」

「飽きちゃったんですよ」

「あははは、そうなのぉ?」

「ですよ。ハショリがミエミエ」

「あっあぁ、ウォッホン。オレ、まだまだだなぁ」

「いいんですよ、社長はそんなんで。ねぇ、T田さん?」

「あはははは、それでは!」

「終わりみたいです」