『アタシはアメリ、毎日暑いですニャ。
みなさんお加減はいかがですニャン?』
さて、皆さん、アタクシ、避暑地に移動しました。
サボリ社ッ長の寝床部屋は、暑過ぎて無理ですニャン。
2階の南向きで陽当たり抜群、しかも、エアコンていうの、
涼しい風出るやつ、無いんですニャ!!
普通に寝ている社ッ長は、変ですニャ!!
「なんだってぇ?変って、何がよ?」
『フニャニャニャニャ〜、変でしょ、こんな猛暑に』
「あぁ、そこなぁ、よく言われるよ『変態?』って」
『フニャニャニャニャ〜、ですニャ』
「いやいや、『変態』はまずいだろ、そっちじゃなくって、
強いて言えば、『変体』か、暑いの大好き」
『アタシは今日から避暑地へ引越ですニャ』
「オイオイ、勝手に開けて入って来たわけ、作業場に」
『ニャウ、ここはヒンヤリで快適ですニャン』
「うぅぅぅ、気持ちいいのはわかる。
が、邪魔なんだけど」
『この奥ニャンて、もう最高ですニャン』
「イヤイヤ、そこは岩﨑さんの席だから」
「はいはい、移動ね、お仕事の邪魔だからね」
『ちょっと冷えてきたから、移動するニャ』
「オイオイ、そこは、ワタクシの…、
ここまで気持ち良さげに寝てると、譲るしかないか」
「あれっ、アメッチョさん、爪が出っぱなし?」
「やっぱり、出っぱなしだわ。『脳ある鷹は爪隠す』
なのに、当家のアメッチョ、出っぱなし」
まぁ、アメッチョは19歳と立派な高齢猫、
ご愛嬌という事で。
歩くたびに、『カシャッ、カシャッ』て、足音が
ブーツに拍車付けた、カウボーイみたいで、
カッチョええの声もあり。(極一部で)
「いやぁ〜、アメッチョ引越したんで、ワタクシ、
常夏の部屋一人占めです。がははははは〜」
『ヤッパリ、変態ですニャ。
ではまたですニャン』