「こんにちわ」

「あ〜ら、秋山さんいらっしゃい」

「あぁ、ナニ言ってるのか、意味わかんないですね」

「今更。自他共に認める『ロバート・秋山』さん」

「えぇ、まぁ、他からはよく言われますが。

自は認めていませんよ」

「ウォッホッホッホ、笑っちゃいますよ」

「社長、そういう話ではなく、釣りですよ」

「でした。実は一人増えたのよ」

「ほうほう、どなたが?」

「竹馬の友、新井氏」

「おっ!お久しぶりの、新井さん」

「ダブルアライさんです。字が違うけどさ」

「新井さんにお伝えください、『ラインは新しく』と」

「それなら大丈夫。買ってったから」

「買っただけじゃないですよね」

「『巻き直す』とは、言ってたよ」

「自分の中では、新井さん、ラインがしょっちゅう切れてる、

ってイメージしかないんですよ」

「えぇ!そんなにかい?」

「ええ、そんなにですよ」

「今回は平気じゃね、イメチェンだ」

「ウォッホッホッホ、楽しみです」

 

本日の登場人物

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R・秋山さん。

「今季初釣りですよ」

「まぁ、色々たいへんでしたから」

「ええ、スッキリしたんで、ガッツリ釣りますよ」

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マル公・荒井さん。

「同船は、去年の八郎潟以来です」

「早いね、1年は」

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竹馬の友・新井さん。

「突然乱入スマン」

「いやいや、大歓迎だよ、人手不足中だから」

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ワタクシ。

「実は、八郎潟以来のバス」

「渓流ばっかりで?」

「陸っぱりバスは、チョロチョロと。むくわれずですが」

 

「ホイ、到〜着〜」

「釣れそうですよ、社長」

「そう思われますか?秋山さん。ちなみにオレ、

ここでのオカッパリ、釣れた事無し」

「ウォッホッホッホ、大丈夫ですよ。きょうは船ですから」

「だってよ、ダブル・アライさん」

「俺、ここ、初だし、楽しみだよ。マル公さんも初?」

「はい、僕もです。それに、船釣りも今季初なんで、ウキウキです」

「どうです?社長とは真逆な超前向き!釣れますね」

「けっこう!大いに、けっこう!ならば、ズンズン降ろしていくべ」

 

 

「いやぁ〜、曇天で良かった。きのうまでの陽気だったら、操船できない」

「アハハハハ、『ゼイゼイ、はぁはぁ』してましたね、社長は」

「情けなやだよ。気力、体力はイケるんだけど、心肺機能がついてこない」

「タバコですね」

「マル公さんだって、元喫煙者ジャン、平気なの?」

「ええ、やめて久しいので。新井さん平気っぽいですよ」

「彼はねぇ、オレと根本的に違うから。小学校から高校まで、

ずぅぅぅっと、スーパースター!足早くってさ、心肺の性能が別格なんよ」

「社長だってスゴイですよ。僕の職場の社長世代なら、帰ってたかも」

「いやいや、オレも帰りたかった。最後は根性ふりしぼりだよ」

「アハハハハ、昭和中期世代らしいお言葉です」

「オチもついたし、行ってみるべ。新井さんたちは、

そっちの長いテトラ地帯やってみて」

「そうする。あっちは流れ早くって心配、バッテリーが」」

「でしょ。オレのバッテリーはおニューだし、3個あるから早い方行くよ」

「社長!釣りますよ!」

「キャァ〜、秋山さん、ステキ〜」

「ええ、ええ、秋山さんじゃないですが、ステキは当たってますよっ」

「んじゃま、レッツラご〜」

「社長、それなんですか?」

「あぁ、オレ若かりし頃観てた、青春ドラマのセリフだよ」

「アハハハハ、僕生まれてましたか?」

「聞くな!」

 

「あっ、出た!エイっ!」

「レレ、それでノラないの〜!会心のアワセだったのに!」

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「社長も、そう思ってくれました」

「御意。これ以上無い!まさに会心で快心だった」

「どうやら、羽根くわえたくさいですよ」

「おお!そのルアーは、アレだ!POP-S」

「ハイ、それです。社長が、メガバスの公式オンライン・

ショップで買ったポッパーです」

「『オンライン・ショップ限定で、店には卸せない』

って、言われちゃったんで、是非も無しで買ったんよ」

「色々、他にも買ってましたよね?」

「上手なんよ、メガバス 屋さんが。オレ、

くすぐるルアーが次々とでさぁ」

「交渉しなかったんです?」

「したよ、もちろん。あえなく玉砕」

「アハハハハ」

「今じゃ、ネット会員のステージ3だよ」

「それって?」

「5ステージあるから、真ん中だね。1年間の購入額が、

10万以上30万円未満ってわけ」

「そんなに買ってたんですか?」

「メガバスブランドは信頼の証しだろ、しかも、

ネットじゃなきゃ買えない、と、きたもんだから」

「だからって、釣具屋さんなのに」

「釣具屋だけど、釣り人でもあるから、こらえきれず…ってわけ」

「アハハハハ、そのおかげで、僕も使えてます」

「そういう、隠れファン多いのよ、オレ、自慢気に見せるジャン、

たいがい『売れっ』と言われ、仕方なく必要経費分だけ加えて渡すの」

「あっ、秋山さん!?」

「はい、その先頭です。なんで、オレんとこには、ほぼ無し」

「アハハハハ、それじゃあ本末転倒じゃないですか、

社長、よく言ってる」

「だよ。ネット見ない人もいれば、見てても、

『メガバスのは知らなかった』と、言われたらさぁ」

「今も買ってます?」

「いや、耐えてる。そのせいで、ランクダウンのステージ4だよ」

「アハハハハ、笑うしかない」

(荒井さんのポップSは、マットタイガーカラーでしたが撮影忘れ、

手持ちのGGピーコックになっています)

 

「おお!ボイルだ!とぉ〜!」

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「よっしゃあ〜!と、叫ぶのもお恥ずかしな大きさだった」

「いえいえ、贅沢は敵です、先ずはここから。

社長、これも、しょっちゅう言ってますよ」

「でした。スモールかと思いきや、スモールなラージの22cm」

「う〜ん、ややっこしい。早い話しが、ちっこいブラックバスと」

「強烈な一言!感謝」

「ときにルアーは?」

「これまた信頼ルアー、田辺さんの『トレジュ85』です」

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「ほう、凝った造りですね」

「田辺さんは作んないからじゃね、デザインだけで」

「アハハハハ」

「面倒くさいだろ、塗りがさ。

まぁ、そこに、ハートわしづかみされた、って訳ね」

「またですか?」

「そう、また。見た目から想像しがたい、水しぶきとデカイ音。

これが、またまた、くすぐるのよ」

「お店にありますか?」

「あったんよ、好きだからさぁ。それがよ、ある日来店した、

謎の中国人が買い占めていったんよ」

「はぁぁぁ!?」

「3サイズあって、数は60数個だったかな」

「えっえぇぇ!一人でです?」

「はい、中国で人気らしい」

「爆買いだ」

 

「うぅ〜ん、意外なくらい反応無し」

「ええ、まったく。やたら、釣れそうだったのに」

「Uターンするけど、どっちやる?今んとこ再度?

もしくは反対側か?」

「反対側行きましょう」

「承知!」

 

「サッパリ君ですね」

「そんな友達みたいに、そのせいですよ無反応は」

「サッパリく〜ん、早退でいいよ〜」

「アハハハハ、社長そのルアーは?」

「これは『ガウラクラフト 』さんの『サンガースティッコ・2P』だよ」

「珍しいですね、ジョイントミノーなんて」

「変わったことも、必要じゃなかろうかと」

「ウネウネでなまめかしいですね」

「はい、おっ!喰ったで〜、ウリャッ」

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「バレましたね」

「無念。トリプルフックなのになぁ」

 

「結局、社長のバラシのみでしたね、反対側は」

「オカッパリ、ギリギリできるから、ヤられてんのかもよ」

「この後は?」

「秋山さんノーバイポイント行くべ」

「わかりました」

 

「今7時半だけど、このままできそうじゃね?」

「ええ、良い感じの曇天に、爽やかな風ですから」

「8時終了が変更されそうだね」

「願いますね」

「ここだよ」

「テトラ地帯ですね、水深もありそうだし、流れも程よく」

「だしょ!前にぺ君と来た時も、釣れたのよ」

「真剣に集中していきますよ」

「おお、真面目なセミかぁ、進研〜んゼミ」

「・・・」

 

「うぅぅぅむむむ、ノーバイピーポ〜かもしれない」

「すごく、釣れそうな雰囲気なんですけど」

「急に暑くなってきたし、木陰でコーヒータイムと洒落込むべ」

「良いですね、気分転換」

 

「秋山さんのみ、ノーバイピーポ〜だね」

「新井さんは?」

「12cmを釣ったってよ。さっき電話があった」

「それもスゴイですね」

「秋山さん、おさまりつかないから、『10時までやる!』と」

「アハハハハ、やりましょう」

 

「この暑さ、いいねイイね、こうじゃないと、

バス釣りって気がしない」

「いえいえ、この辺でとどめてもらわないと」

「そうね、秋山さんが根をあげるしな」

「社長、復活しましたね、睡魔から」

「御意。常盤珈琲屋さんのアイスコーヒーが効いたよ」

「まさか、ここで飲めるとは、良い予想外です」

「だよね。さぁ、スッキリしたし、ここは田辺さんに、

力を借りようトレジュ85」

「僕は、伊東さんで、ポップS」

 

「うぅぅん?なんか浮いてきた、喰った!

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「引いたネェ、スモールかと思ったら、ラージなラージ41cm」

「またそれですか。ようは、チョイデカなブラックバス」

「おいおい、40超えたら、『ランカー』って、昔は言ったで」

「失礼しました。今でも立派なランカーです」

「よっしゃっ、あとはマル公さんに釣ってもらえば、完璧だ」

「いえいえ、僕にもアタリが5回あったし、満足です」

「おお、謙虚だねぇ、秋山さんとは大違い。

とにかく、お時間まで楽しんでちょ〜だい」

タケモトピアノ〜

「その調子!」

 

あとがき

「おつかれ〜」

「お疲れ様でした」

「秋山さん達、撤収済みだってよ」

「あらあら、お早い」

「ってことは、あっ、きたきた。どう?ノーバイピーポ〜?」

「社長、そのとうりですよ、自分だけ、それですよ」

「がはははは、残念〜んでした、せっかくの初釣行が」

「えぇえぇ、残念ですよ。が、次は容赦しませんよ」

「おお、次がある?うれしいですねぇ」

「当然です。が、次回は9月で」

「僕も参加できます」

「イイねぇ、そうこなくっちゃ。当然、新井さんさんもだろ?」

「たぶん」

「みなさ〜ん、お楽しみに〜」

「ええ、釣りますよっ!」

 

追伸

「まる公さんよう、バスの画像たてだったよ」

「あれ?そりゃま残念な」

「サイズも、バス飛び出しちゃってる瞬間で、わかんないし」

「間が悪かったですか。画像、確認しそこないました」

「飛び出す前に、二人で目視したから、OッK牧場だけどさ」

「縦バス撮った後、逃げられたから、お手上げですね」

「でした。灼熱になってきて、それどこじゃなかったしね」

「ええ、急にきました」

「その炎天下の灼熱バス釣り、ささえてくれたのが、これだよ」

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「アミノヴァリュー、効きましたね」

「はい。お客さんのT田さんから、いただいたんよ」

「お気遣い、感謝ですですね」

「御意!ヒヤロン、タオルで包んで、首の後ろに巻くと、

さらに効いて、極楽ですよ〜」

「みなさんも、熱中症にはご注意ください」

「はい、釣り集中し過ぎも、要注意です」

「ほどよく」

「ですです。次回も暑そう!」

「ほどほどで」