「もしもし、白井です」
「しらい…さん、はて?」
「社長!し・ら・い・ですよ」
「しら・ない」
「社長〜、もういいですよ〜」
「ああ、臼井さんねぇ」
「ホント、もういいですから。白と臼で字は似てますけど、
全然違うんで、読みが」
「ですね。しかしだよ、日頃の行動、言動をみるに、ウスイさんだね」
「6日釣り行きましょ」
「まったくもって、話しを変えてきた、本領発揮」
「はいぃっ、得意なんで」
「そうねぇ、十八番だね。十八番と書いて、オハコと読む、か」
「また訳わかんない話しは無しで、釣り。ワドナ行きましょ」
「無事、大役である棚卸しも終わったから、釣りには行ける」
「最高じゃないですかぁ、スゴイ仕事かたずけちゃって」
「すばらしい!まさに『かたずけちゃった』、ふさわしいね、
当方の棚卸しに」
「ええ、社長ですから、そのあたりの、力加減知ってますよ、俺は」
「『絶妙な』でしょ?」
「いえ『微妙な』ですよ」
「微妙ってのは、とりようでは、それこそ『ビミョウ』じゃね?」
「ええ、その先も言わせます、俺に」
「毎回全力だで、オレは」
「社長、5時半に来ますから」
「あれ?そうなっちゃうの」
「ええ、武士の情けですよ、社っ長」
「情けを受ける理由は、微塵も無いが、
まぁ、それも、やぶさかではない」
「まだいいますか?」
「そうさ、毎回全力渾身だよ!」
「あはははは、じゃ、5時半で」
本日の登場人物
薄いペラ男さん 「きょうはルアーマンです」 「フライの道具は?」 「ええ、持ってきてないんで」 「ドライにがんがんだったら?」 「そんときは、社長の使いますよ」 |
私 「オレは両刀使い」 「どっち付かずに注意ですよ」 「だよね。ドライで釣ったら、ルアーにするかと」 「はぁ…」
|
「到〜着〜。券買いに行くべ」
「おはようございます」
『あれ?社長、解禁したのに、ウチでいいの?』
「はい、きょうは強制されちゃいまして」
『あはははは、それはまた』
「違いますよ、社長はウエダー水漏れだから、ココなんです」
『あはははは、ウチのオーナーもブログ見て、大笑いしてました』
「ですよねぇ。ほらぁ、社長、聞きましたぁ」
「ウエダーなぁ、びっくりしたよ、オレも」
「社長、行きますよ、誰もいなし」
「先ずは、コーヒー飲んで、それからでいいんじゃね」
「いや、俺は先に行きますから」
「あいよ。オレはのんびり行くよ、くるよ?」
「そのてにはのりませんよ、キリが無いんで。お先に〜」
「ダメか」
『あはははは、いつも楽しそうでいいね、社長たちは』
「はい、満喫です。彼は特別ですけどね。ときに、ライズが無いようですけど」
『あっ、それはこの後。もう少し気温が上がると、始まります』
「それは重畳(チョウジョウ)。どうれ、ノンビリ行ってみますか」
『はい、楽しんできてください』
「あれっ!対岸のペラッちょ、釣ってるじゃん!!」
「またぁ。連ちゃんかい」
「社っ長〜!絶好調ですよ〜!」
「さよですか。オレにも釣れんだろ、自慢のボーボーフライあるし」
「でた!一投目から!ヒクヒクゥ!あっ!バレた…」
(画像は古い物で、実際は左端のがひとつだけ)
「あれっきりだなぁ。色々やったけど、さっぱり…うん、
これ忘れてた、モップフライ・無理矢理ドライ!」
「す、スゲェ!反応しまくり千代子〜さ〜ん」
「切れましたぁ〜」
(モップフライ・無理矢理ドライも古い画像で、ふたつだけ)
タップリと昼飯食った。猛烈な睡魔に襲われた。
「はい、いつものことですね。午後の部でせめて一匹釣りましょう」
ルアーやてみたけど、釣れませんでした。
今までの釣りでは無理なようです。
で、フライに戻して、唯一のモップフライ・無理矢理ドライふたたび!
「きったぁ〜!待望の一匹」
画像にすると、大きく見えませんが、
50cm超えです、すんごいファイターでした。
そして、2匹目が、
「きったぁ〜!」
最後のモップフライ・無理矢理ドライがを
もっていかれたので、
これ、モップフライ・ビーズヘッドです。
たったの2匹ながら、堪能した(渋さを(笑))
ところで、終了です。
「ありゃりゃ〜、ツチノコ猫だ」
「立派になったネェ、たまちゃんは」
「にゃ、にゃ〜す(ま、まぁ〜ね)」
「ンニャ、にゃにゃにゃ〜ん(でも、大きなお世話よ)」
「と、言われた気がします」
あとがき
「お〜い、ペラっちょさんよ〜」
「ファァァイ、あぁぁ、よく寝た」
「ひとり爆釣で、ご満悦かい?」
「あぁぁぁ、社長、釣れました?」
「無事に」
「よかったですね、終了ですか?」
「です。サンプラザ状態だしね、午後は」
「はぁぁあ?」
「サンプラザとくれば?」
「中野?」
「ですね。続けると?」
「サンプラザ中野ですか?」
「卓球です、ピンポンです、正解です」
「あぁぁぁ、ヤベェ、付き合っちゃった」
「はい、ここまできたからには、最後までねっ」
「ハイハイ、で?」
「サンプラザ中野さんといえば?」
「ランナー…ですよ」
「そっちかい!?」
「あああ、爆風スランプ」
「すばらしい!大ピンポン!つまり〜?」
「爆風?午後の部が」
「それ!言うこと無しの巨大ピンポ〜ン」
「社長、帰りましょ。疲れたんで」
「お、おぉ、おつかれ〜だな、帰るべ。早くしろよ」
「またあんな事言いだしてるし」
『あはははは、大満足でしょ、きょう?』
「ホント!いい釣りできましたよ、俺は」
『社長もそれなりにじゃないの?』
「ええ、たぶん。『一匹釣れれば良い』って、
日頃から言ってますから」
『じゃぁぁ、大満足ですね、2匹だから』
「あはははは、ですね」
「お気をつけて」
「お世話んなりましたぁ〜、しばらく来ないかもしれませんがぁ〜」
『社長、承知してますよ、渓流解禁ですから』
「ですです、それではまた合う日までぇぇ〜♪♪」
「社長、そのへんで」
「で、あるか。よし、行くぞ〜」
「ああ、社長、北国の春とかやんないで、帰りましょ、早く」
「心残りではあるが、帰ろう」
「はい、お疲れ様でした。油断するとこうなる、気をつけよ」
「えっ?ナニに?」
「いえいえ、ひとりごとですよ」
「みなさん、ここまでお付き合い、ありがとうございました。
来週からは渓流編の始まりです」
「だそうです。が、過度の期待は禁物です、よね、社っ長」
「そっ、長編の時は、釣れていない。釣れると、あっさり終わる」
「お楽しみに〜」
「じゃぁまた来週〜!です」
「やっと帰れる。やれやれ」