「どう?川島君、ここ初めてでしょ」

「はぁい。木が多くて、良さそうですね」

「アハハハ、社長、ツカミはオッケイじゃないですか」

「だね」

「川島さん、実はですね、急遽変えたんです、ここに」

「そうなんですか?」

「ええ。デコちん食らったとこ、日陰、無かったでしょう?」

「はぁい、橋の下だけでした」

「ですよねぇ。で、こっちに」

「緑が有り、樹木もある!癒されるだろ?」

「はははは、それって、僕たち釣り人のためですよね?バスじゃなくて」

「卓球卓球卓球です」

「?」

「あっ、川島さん無視で」

「そうなんですか」

「いいです、いいです」

「なに?ペラッちょ君。ココになった深〜い謎を、究明してだなぁ…」

「社長、行きましょう!その話は、船上でゆっくりと」

「おっ、そうだね。チャッチャッチャッと、3人が釣っちゃってな!」

「はははは、いい流れですね、白井さん」

「ええ、スタートダッシュッ!と、いきましょう」

 

本日の登場人物

ペラ男君(左)
「きょうは良さそうですよ!」
「毎回言ってねぇ、それ」

川島君(右)
「またまた、お誘いすみません」
「前回がひどかったからさぁ、強制的ご招待」

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「あっ!秘密兵器忘れた!」
「社長、いらないですよ」
「ドヨ〜ン」

 

「アッチャ〜、濁っちゃってるよ」

「ありゃ〜、スタートダッシュッが…」

「なんの!ペラッチョさん、流れがある!」

「えっ!?『流れが…』って、川だから普通ですよね?」

「ウンニャ!川島君、ゲリラ豪雨以来、スッカリ変わっちゃってよう」

「ですよねぇ、珍しいです、きょうは」

「が、水、少ねぇ」

「いや!社長、ダッシュ!ダッシュ!スタートダッシュッ!」

「お、おぉ」

 

「ウゥゥゥ、過去の栄光に、すがってみたけど!無反応で」

「社長、ココって『栄光ポイント』なんです?俺ら、やったことないです」

「なんですと〜!?高校生達も歌ってるだろ」

「はいぃぃぃ!?」

「♪ ♪  あぁあぁ栄冠は〜君に輝く〜 ♪♪  ってよ」

「はははは、甲子園ですね」

「野球ですか、突然。実績ポイントの説明が」

「そう!わかりやすいだろう!元・球児のペラ男君に、合わせてみた」

「白井さんって、そうだったんですね?」

「ええ、恥ずかしながら」

「こう見えて、このお方、野球で学校入ったんだよ」

「スゴイじゃないですか!」

「ま、まぁ、いいじゃないですか、その話は」

「あれっ、ペラッチョさん、テレるココで?」

「いえいえ、今は釣りに!一投入魂!ですから!」

「あれ、急に真面目なセミになっちゃって」

「また、訳わかんないのが始まりました。川島さん、無視ですよ、ココ!」

「はははは、わからない事だらけなので、聞いてみたい気も」

「ああ、ダメダメ、どうせ、メチャメチャ、つまんないですから」

「メチャメチャ…って、程じゃねぇけど、つまんないかもなぁ。ただ、人によって、ツボ、違うだろ?」

「あっ、笑いのですか?」

「それ!オレに慣れてない川島君なら、ド〜ンとなるかもよ」

「社長!釣りましょ!チャッチャッチャッと」

「お、おぉ」

 

「しかしまぁ、変わっちゃったねぇ、景色がさ、ずいぶんと」

「そうでしたっけ?」

「湾だったとこ、壁みたいになってるし、木は切られてるわで」

「はぁ、言われてみれば、そんな気も…」

「ウゥゥん、その、ノン入魂なセリフから思うに、やってねぇな、ペラッチョさんyo」

「ヨウー!」

「やっぱり」

「はははは、僕には、まったくわからないので、大丈夫です」

「が、お二人、ココからは、誰もがヤル、わかりやす〜い場所だよ」

「ああ、そうッスね」

「はぁい、見るからに」

「なので、じっ〜くりと、攻めていただきます」

 

「ムムムムゥ、ココもダメかぁ」

「出ませんねぇ」

「こんな時は!やっぱ、チャート!これで。とお〜!」

ガボッ

「おお!一発で出た!」

「丸のみですよ、スゴイ!」

「大きさは?あっ、こらこら!そんな暴れないで」

ピョイ〜ン

ザブ〜ン

「あ〜あ、逃げられちゃった」

「40は超えてたでしょ?」

「44に見えた。川島君どう?」

「僕も見えました、44cmに」

「44cmって事で、良い?ペラ男君」

「いいでしょう。社長はともかく、川島さんが認めたんで」

「あっれぇ!オレって、信用うすいのぉ?」

「イエイエ、社長は老眼ですから、イマイチな訳ですよ」

「そう!老眼。いずれは、みんなそうなるね。しか〜し、さっきのメジャー位置は、

まさに!カンパイ老眼!な距離!44に偽りなしだよ」

「アハハハ〜、オッケイです!まぁ、44なら射程内ですから」

「おぉ〜っと!いいねいいね、ペラッチョさんらしくて」

「ええ、楽勝ですよ」

「オレは、もう充分。ガイドに徹しちゃうから」

「社長、後悔しますよう?」

「大丈夫。ガイドのふりして、ココイチな場所は、我先キャストすっから」

「アハハハ〜、オトナ気ないですねぇ」

「チョッチュねぇ」

「社長、その方は立派な大人ですよ。あれは方言ですから」

「そうであった。偉大なチャンプに、大変失礼しました」

「アハハハ、でも、テレビで見る限りは、チャンプ想像し難いですね」

「だよね。本職の解説時とは、♪♪ べ〜つ人28号〜 ♪♪ だもんなぁ」

「・・・・」

「白井さん。僕、わからない事だらけに、なってきました」

「集中、集中です、川島さん」

 

 

「陽射し強くね?」

「スゴイですよ」

「はぁい。でも、湿度が低いのか、爽やかな感じです」

「そう、風がねぇ、いい感じ。とは言え、2人は暑くねぇの」

「俺は平気っすね。この職人御用達ジャケットが、効いてますよ」

「あっ!扇風機付きの?」

「ええ、それっす。今、職人に大流行り」

「偉大な発明だよねぇ、エジソン感激!秀樹も感激!って、なぁ」

「川島さんもスゴイですよね、全部隠してて。社長の真逆」

「はぁい、女子みたいでしょう。焼けたくないんです、疲れちゃうんで」

「社長、だ、そうですよ!いいんですか?そんなにサラシちゃってて」

「夏は日焼け!コレこそ健康の証しだ」

「アハハハ〜、前回もそんな話になって、『違う』って学習したでしょ」

「イヤイヤ、やはりだねぇ、この時期は、コパトーン塗ってだなぁ、こんがりとよ」

「あっ、そのコパトーンも、今は『日焼け止め』が、主力のようです」

「えっ!え〜!!あっ!と驚く為五郎〜じゃ〜ん」

「さっ、川島さん、我らは集中力高まる、装いですから」

「きょうは、色々出ますね」

「いえいえ、いつもどうりで。ほとんどわかんないんで、流しちゃいますよ」

「はははは、本当ですね。僕もサッパリです」

(画像は前回の流用です。今回のを残し忘れました)

 

「よう、お二人。ココこそ究極的ポイントだから」

「俺、こっちきた事ないです」

「そう思って、ご案内したわけよ。ドンドンいっちゃって〜」

「楽しみです」

「チョイ心配なのは、減水で良さげな所が、丸出しなのと、流れがゆるい」

「アハハハハ〜、それって、最低じゃないですか〜」

「いいや!信じて投げる!さすれば、♪ ♪  あぁあぁ栄冠は〜君に輝く〜 ♪♪  」

 

あとがき

「どうするかい?続ける!上がる?」

「社長的には?」

「オレ?オレは決めらんないだろ、44マグナムだし」

「あれっ!自慢してますね。でも、俺は終了で」

「いいの?後悔しない?」

「エエ、十分なんで」

「じゃ、川島君だ」

「続けるとしたら、ポイントは?」

「44マグナムと、その反対側。で、上流だね。まだまだ有るよ」

「ウゥゥゥん、ウゥゥゥん、終了で。集中力が無くなりました」

「ああ、社長のせいですね。訳わかんないの連発で、川島さん困ってましたから」

「おお、作戦成功じゃねぇかよ」

「はははは、はまっちゃいました」

「ほらぁ、せっかくのゲストにぃ、オヤジギャグ連打で」

「いや、ペラ男君、オレは満を持して、渾身のトークをだねぇ」

「渾身って、アハハハハ〜。でも、楽しかったですよ、バイトもあったし」

「僕もです。ノラなかったのは、残念でしたけど」

「そう言っていただけると、幸せいっぱいだよ。景気づけに歌っちゃおう」

「ああ、社長!上がりましょう、撤収〜!で」

「ちなみに、今のタイミングだと、どんな歌なんですか?」

「ゲッ!川島さん押しちゃいましたね」

「いいよ、早く上がるべ、熊谷は41度だって、さっき奥方に怒られたし」

「そう言や、電話なってましたね。奥さんだったんですか?」

「そう。出るなり『死ぬよ!』って、言われた」

「アハハハハ〜、41度んなか、いつまでやってんの!です?」

「それ」

「僕は感じなかったなぁ、そんな気温」

「だよね。川島君言ってた湿度じゃね?」

「はぁい、そうですね。それと、やっぱり樹木の濃さ、緑が良かったと思います」

「だね、球児諸君も歌ってたよ

♪ ♪  緑濃きシュロの葉かざし〜…あぁあぁ栄冠は〜 ♪♪  」

「またそれぇ、多くないすか?」

「ほらぁ、間も無く始まるじゃん、高校野球。今年は100回目だってよ!」

「埼玉は2校ですよね、浦学と徳栄でしたっけ」

「えっ、徳栄?社長、寄付金取られちゃいますね?」

「徳栄なんですか?母校」

「オレじゃないよ、川島君。娘だよ」

「ははは、やっぱり、取られちゃいますね」

「そうだね。それはさておき、飯行くか?」

「半端ですけど、勝者の社長が言うんじゃ、川島さんは?」

「僕は帰ろうかなぁと」

「ええ、半端な時間だし、家まで距離あるし、食べない方が良いですよ」

「そうなんですよ、眠くなると困るので」

「社長、二人ですけど」

「♪ ♪  あぁあぁ栄冠は〜オレに輝く〜 ♪♪  って、なぁ」

「川島さん、あとはお任せください」

「すみません、じゃ、ここで。お疲れさまでした」

「はい、また誘いますから」

「是非!」

「社長には『寝てろ』って、言っときますから、心配せず参加してください」

「ははは、大丈夫です」

「お疲れでした〜。社長、帰りましょ」

「おお、次もあるかね、川島君?」

「それは、社長次第ですよ」

「じゃあ、あるね!ノープロブレムだ」

「アハハハハ〜、お楽しみに〜。だと良いんですが」

「ノープロブレム」