「おはようございます」
「おっ、竹ちゃん、おはようです。車がもしや?と思ってたのよ」
「もう、行きますか?」
「いや、朝飯やってからにしましょう」
「わかりました。車、隣に移動したので、声かけてください」
「ラジャーです」
「うわっ!寝てしまった!」
本日の登場人物
竹ちゃん 「渓流、ご一緒可能です?」 「大歓迎です」 「是非」 |
私 「うれしいねぇ、歌っちゃう ♪♪一人じゃないってぇ〜♪♪」 「はぁぁぁ???」 「古過ぎた?いつものごとく。それはさておき、高速パーキングで合流しましょ」 「お願いいたします」 |
「到〜着〜。ごめ〜ん、竹ちゃん、オレが爆睡で、こんな時間に」
「ぜんぜん平気です。のんびりで良いです」
「スマンです。川はこんな感じで」
「おお、広々してて、キャスティングが楽そうです」
「でしょ、練習に最適だし、魚もいるから」
「はい!」
「んじゃま、チョイと下りて、あそこのフチから釣り上がるべ」
「ハイ!!」
「どう?」
「はぁい、数回出ました」
「のらずでしたか。まぁ、先は長いから」
「こっちもどうぞ」
「すみませ〜ん」
「アタリ、結構あったんですけど…」
「またまた、のらずですかぁ」
「うぅぅぅぅ」
「どうしました?」
「なんか、気分が…うぅぅぅぅ」
「あれぇ、顔色優れないようだけど」
「少し休みます。先に行ってください」
「いやいや、そうはいかないよ。ケモノもいるし」
「うぅぅぅぅ」
「竹ちゃんやったあたりを、オレも流してっから、休憩してて」
「すみませ〜ん」
「どれどれ、おぉ〜りゃ〜」
チャプ
ピシャッ
「確かに!アタリあるけど、まったく掛からず。チッコイのか?」
「おぉぉぉ、なんか浮いてきた、喰った!」
スカッ
「あれ?すっぽ抜け?いい型だったのに」
「あそこはどうだ、エ〜イ」
ジャバッ
「よっしゃ〜!」
「竹ちゃ〜ん、釣れたよ〜」
「あ、あ、山女魚!」
「はい、夏らしい太っちょな、23cm君です」
「僕やったあたりですか?」
「そうっす。チョイ遠めの15ヤード程、投げてさ」
「えっ、その新しい竿で?グラスですよね?」
「はい!『ノースホークコンポジット』の新作。
S2グラスのせいか、グラファイト並の振り心地で、
投げるのも楽チン、軽いしね」
「いいなぁ…うん!なんか、元気出てきた!」
「おお!んじゃズンズン行くべ!」
「竹ちゃんよう、まだまだ、ポイントいっぱいあるから」
「うわっ!またできてる!」
「えっ?あれ?なに?」
「スズメバチの巣だよ。回避回避」
あとがき
「おつかれ〜にする?」
「はい、もう、充分楽しみました」
「ホント?魚には恵まれなかったけど」
「ええ、だいじょうぶです。楽しかったんで」
「そう、なら良いんだけどさぁ。あっ、沢、行く?イワナ」
「いえ、きょうは、もう、これで、堪能しました」
「最後の大堰堤がなぁ、残念だったよ、ルアーの人、陣取ってて」
「そうでした」
「縦横無尽に、攻めまくってたもんねぇ」
「はい。あれじゃぁ、行く気になれません」
「まったく。じゃぁ、もう一回かい?」
「おそらく」
「おお!いいね!禁漁真近は、イイのが毎年釣れるのよ」
「なんとか都合つけます」
「うれしいねぇ、やっぱ歌っちゃうかな
♪♪ひとりじゃないってぇ〜素敵なことっネェ〜♪♪」
「はいぃぃぃ?」
「知らね?天地真理ちゃん」
「う、うぅぅぅん」
「無理か、オレ高2ん時だったかな、はやったのが」
「無理っす」
「んじゃ、新ネタ用意すっから」
「だいじょうぶですか?」
「だいじょうV!」
「はぁ?」
「またまたぁ、これは30年くらい前のCMだし、わかるべ?」
「なんでしたっけ?」
「アリナミンVよ、CMで『シュワちゃん』『りえちゃん』の言った、
『だいじょうV 』が大人気」
「ああ、そう言われてみれば」
「んじゃ、また来てくれるかな!?」
「ハイ!」
「こらぁ〜、ここは『いいとも〜!』だろ!」
「あっ、いいとも〜」
「そんなわけで、つづくのであります!」
ではまた、お楽しみに〜