アタシはアメリ。
あれ!?サボり社っ長がナニかやってる?連休なのに、家で…
あぁ、雨でニャ〜。『ヨッ!雨男ニクいね!!』
ニャ〜ンて、言ったら「飯抜き!」間違いニャイ。
「ほれ、アメッチョ、邪魔!邪魔!退場!」
『ニャウ〜。ご機嫌ナナメの様子、端っこでのぞき見。ドレドレ…』
テキパキテキパキ、サ、サ、サッ・・
『ニャア〜。普段からは感じられない、仕事っぷり』
「よっしゃ!終了!アメッチョさん、どうぞ」
くつろいであります。はい、絨毯が新しくなったので。
「よう!アメッチョさん!」
『・・・・・』
「あれ?爆睡中ですか?」
『ムニャニャニャニャ〜』
「はぁ?『しあわせ〜』ってか。作戦か、それも?」
『?』
「アメッチョさんが爪といだり、外から汚れたままくるから、新調したんだよ」
『ニャア〜。裸足なので、いたしかたないかと、アタシは思うんですが』
「そうきたか。んじゃ、爪とぎは?」
『ニャア、本能なので、それもまたしかりでニャス』
「がははははは〜、うまい!まぁ、そう思って、お手頃価格な物にしたよ」
『ウニャニャニャニャ〜』
「笑った、今?」
『ンニャ!そげんこつはなかとです。尊敬ばしちょります』
「なんだそりゃ」
『これ、社っ長のマネ』
「あぁ〜、漫画のこまわり君なぁ。何十年も前だけど、よく見てた。
で、そのセリフが、ミョウに残ってんだよ、頭ん中にさぁ」
『お客さんの山田くんに、よく使ってたのは、そのせい?』
「です。とりようでは、小バカにしてる感じになるから、極々親しい人のみ」
『・・・・』
「こら〜!アメッチョ〜、寝るなぁ〜!」
やっぱり、新しいのが好き。そして、高いところが、大好き。
ウニャニャニャニャ〜
「飯抜き、決定〜!」
『ニャウ〜!(ノ〜!)』
あたしはアメリ。
本能のままに過ごす、チョット野生な女の娘。
「『女の娘!?』おばさんじゃん!!」