「おはようございます」
「よう!上ちゃん、早いね」
「はい、大人時間で…あれ?社長だけですか?他のお2人は?」
「『直行する』ってよ」
「あ、あぁ、なるほど…」
「あれ?上ちゃん、気がついちゃった?」
「ま、まぁ、その〜、はい〜」
「お察しのとうりだね。山田王子を、下僕のペ君が『送迎いたしまするぅ』の図、という訳だ」
「あ、はい。そのあたりのことは、僕にはチョット」
「だね。でも、まったく深い意味は無いのよ、単に『通るだろ?寄れよ!』明快そのもの」
「あはははは、解りやすいですねェ」
「はい、とっても。答えが出たところで、いざ出陣といたそう」
「御意」

「おはようございです。早いっスねぇ、社長達」
「やぁ〜、スカッ◯ロ・ペ君。イイね『ございです』使わしてもらうよ」
「社長、よした方がいいですよ、この子レベルは」
「あっ、これはこれは、山田王子様、ございです」
「アヒャヒャヒャヒャ、ございです」

ドスッドスッ、ボコッ

「うぅぅぅ、なじぇぇ?」
「社長、トットと行って、チャッチャッチャッと釣っちゃいましょ」
「がっはははは、きょうの山田王子様はキレッキレだね。スカッ◯ロ・ペ君、そういう訳だから」
「あ〜、上田君、そういう訳だね。で、俺は加藤。ヨ・ロ・シ・ク」

ドスッドスッ、ボコッ

「うぅぅぅ、またきたぁぁぁ」
「あははは、あっ、すみません。上田です、お願いします」
「よっしゃ!デカイの釣るぞ〜」
「アヒャヒャヒャヒャ、やま、あ、須田さん、社長が雄叫びあげてますけど、
 俺らもやりませんか?エイ・エイ・オ〜!的な」
「あぁ、そうだ、えいえいおおだ、いい?これで」
「やった!釣れちゃいますよ」
「お〜い!スカッ◯ロ・ペ〜、行っちゃうよ〜」
「ううう、イっちゃう、エヘヘヘ」
「だめだ、こりゃ」

本日の登場人物

DSC_0120 ぺ君

「先々週は4匹!きょうは?エヘヘヘェ」
「だめだ、こりゃ」

 上田くん

「またまたお誘い、すみません」
「なんの、なんの、南野陽子」
「それっ!やっと、解りました!」

山田クン

「あぁ、加藤君、のんびりとね、楽しむからね」

「まかせて、ございです。ヨ」

「だめだな、これは」

 私

「そろそろクルよ、デカいのが!」
「はい!楽しみです」

「予報どうり、雨降ってきたよ」

「はい、想定内です」
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「社長と俺がいますから、アヒャヒャヒャヒャ〜」

「釣るよ!こんな子は、放っといて」
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「おおっ、出た!勝手にノっちゃった。バレるなよ〜」
「えっ!?もう、ですか?」
「そう。もう、なんだけど、バレそう」
「あみ、網、アミィ〜」
「ヒクヒク〜、大きくはないのに〜!あっ、バレた」
「もったいないですね」
「わずか数投での反応、これからバンバン出ちゃうよ、きっと」
「ホントですか?期待しちゃうなぁ」
「ヨッシャ!また出た!!アリ?ノラないの?」
「じゃ、僕が!エイッ!」

シ〜ン

「あら〜、残念な…、いやいや、これからだから。幸い、オカッパリ部隊はお休みのようだし」
「はい、楽しみです」

「う〜ン、かなり様子が変わっちゃっているなぁ、う〜ン…」
「そんなにですか?」
「まったく。こんな石垣無かったし、この先も、えらく浅いし…う〜ン、ヤバいな」
「僕は、初めての所なので、とても新鮮です!」
「いいね!その前向きな気持ち。よ〜し、答えるべく最大のポイントへ突入!」
 

「ここからが、オレのイチオシなのよ、上ちゃん」
「はい、見るからに絶好です」
「だしょ!ここの最後には、『部っ長さん50でも失格〜』ポイント、ってのが、控えてっから」
「あはははは、それは…?」
「ああ、部長が50cm釣ったんだけど、帰着遅れで失格だったのよ」
「ありゃぁ!悔やまれますね、それは」
「だよね。喜び勇んで、サッサと帰りゃいいのに」
「はい」
「そうもいかないんだな、同船者がいるから」
「あっ、なるほど!」
「片割れは熱いよねぇ、50見せられちゃぁ」
「はい、燃え盛っちゃいます、僕なら」
「なぁ、オレなら部長に『てめぇ投げてんじゃねぇ、全部打たせろ!』って、おどかすよ」
「あっははははは!」
 

「社長、その部っ長さんナンとか、ってところは?」
「ああ、終ったよさっき、何事も無く」
「えっえぇ!」
「オレもビックリ。2人共あんなに、真剣にブチ込んだのに、だよ」
「はい、無言でした」
「釣りたい光線!出しまくり!だったからじゃね?」
「あはははは。はい、出てました、いっぱい!」
「まずいなぁ」
「えっ?そんなにですか?」
「いや、ポイントは、まだまだ有るから、心配無用なんだけど…」
「はい、では何が?」
「オレの合羽だよ。下半身ズブ濡れでさ。まるで、落水ペ君並み」
「エ〜!加藤さん落ちたんですか?」
「そう、八郎で。船運んでて、『その先はあぶないよ!』と、言ってたら、突然!姿が消えた」
「あはははは、水中に?」
「ですね。それも、朝イチで」
「朝からですかぁ、テンション、だだ下がりですね」
「そこは、ペ君、ゆるキャラ全開!そのまま夕方まで」
「すばらしい!!」
 

「ここから上がるから、車に行って着替えてくる」
「有るんですか?着替えが」
「もちろん!雨男だからね。下着から合羽の予備まで」
「スゲェ!!」
「じゃ、そんなわけで、チョイと行ってくっから」
 
 

「いやはや、スゴい天気になっちゃったね」
「はい、寒いです」
「飯も食べて、昼寝もしたし、後は釣るだけだよ」
「はい、ぜひ!社長の2発だけなんで、そろそろ反応が」
「欲しいよねぇ。着替えて快適!休んで爽快!バス釣り満喫中!なんだけど」
「はい、肝心なバスが」
「大丈夫!この先に行ったのは、ゆるっチョのペ君だけだし」
「須田さんが」
「あっ、寝てて!って、連絡する。上ちゃん、そのスキに『ボニーストリートII』で、爆発だから」
「はい、光線控えめで」
 

「きった〜!久々のアタリ〜」
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「はい、すくえました」
「あざぁす。イヤ〜長かったね、ここまで」
「ですね。そのルアーは?モペットペンシルでは?」
「それは、朝イチ。これはメガバス・クゥイックウォーカーだね」
「あぁ、ペンシルですか」
「そうだね。えぇと、25cm。うん、オレらしいサイズだ」
「あはははは。でも、テンション上がってきました〜」
 

「あれ?加藤さん達が、下りてきましたよ」
「おお、ホントだ。う〜ン…な、感じだな、ありゃ」
「はい、須田さん、『帰りたいオーラ』全開ですね」
「がっはははは、まさに。よう、お2人、どう?」
「俺はノーバイです」
「がっはははは、予定どうり?」
「須田さんは、いかがです?」
「ウォッホッホッホ、上ちゃん、良い質問だね。答えはこれだ」

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「あれ!釣ってますねぇ」
「おお、珍しい青いルアーで」
「ええ、20cmですよ。上がりましょう」
「がっはははは、上ちゃんのヨミどうりだわ」
「はい。当たりました」
「ぺ君のご意見は?」
「早上がりで」
「全然早くないけど、上ちゃん、そういう訳だ」
「はい、満喫です」
 

本日のヒットルアー(オレ編)
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左 メガバス・クゥイックウォーカー(オイカワ♂カラー)右 モペットペンシル(チャートオイカワ)
 

本日、登場回数多々のルアー
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左 ラッキークラフト・リアルベイトプレミアム110F
「初登場ですか?」「左様,艶かしいかったよね」「とっても」
中 還暦スイッシャー・上田くん
「社長、使ってくれてたんですね」「モチ!うれしい還暦記念ルアー、上田君作。ただプロペラ変えたよ」「むしろ、良くなってます」
右 デラックス・オイカワナオ・トンボ(㊙プロペラ仕様)
「あんなスローでも回るペラ、スゴイ!」「これまた、ナマメカシぃよね」
 

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㊙プロペラはこれ。スマートホン用扇風機の羽根。
「シリコン製だから、ぶつけても安心。しかも、浮力もあるから、軽く回るんだよ」
「よく見つけましたね」
「がははは、実は、真空さんの中国土産」
 

あとがき

 
「着岸完了、お疲れ様でした、寒い中」
「ありがとうございました。終日操船、お疲れです」
「がっははは、それは通常業務だから」
「お疲れございで〜す」
「ぺ君、ノーバイにしてはご機嫌じゃん!」
「はい、久々の、山、あっ、須田さんとで、昇天でした」
「がっははは、で、同伴の山田王子様は?」
「ウォッホッホッホ、笑点でしたよ」
「がははは、若干意味が違ったみたいだけど、楽しかったんじゃあ、問題無し」
「ええ、ただ寒かったですね」
「まったく。オレなんて、Tシャツ、フリース、ダウンに合羽で、グローブ。完全冬仕様」
「正解ですよ。自分も途中で、厚手の合羽に着替えましたから」
「えっ!?須田さんも、替え合羽を備えてあるんですか?」
「上ちゃん、この時期は装いが難しいからね。備えあればナンとやら、だから」
「はっ、流石です。ためになります」
「だろう、『亀の甲より,年の功』若ぶっちゃってっけど、山田クン、オレとたいして変わんないから,年」
「いえ!社長!かなり違いますよ!」
「アヒャヒャヒャヒャ〜、どっちも年寄り。なぁ、上田君、俺達若手だし」
「いえ、あの、その、どう答えたら良いのか」
「ウォッホッホッホ、答える必要無いから。社長、チョッとお時間をください、この子沈めてきますので」
「がっははは、オレも行くよ」
「アレ〜…」
「さて、たわけは放っとけで、上がるべ、オノオノ方」
「アヒャヒャヒャヒャ〜、撤収山岡!解る?ウ・エ・ダ・く・ん」
「はい、無血開城に尽力した、幕末の偉人で、剣豪、書家としても、名を残され、幕末三舟のお一人ですよね」
「・・・・・」
「ウォッホッホッホ、泣くな、加藤君」
「えっ、僕、ナンかやっちゃいました?」
「がはははは、上ちゃんの返事が、おミゴト過ぎて、『ぺ君、絶句する!』の図だね」
「あ、あ、すみません」
「よ〜し、撤収!鉄舟・山岡〜だよ、ぺ君」
「はい!早めの山岡鉄舟で!!」
「じゃ、このロープ結んで」
「あぁ、ウ・エ・ダ・く・ん、これが撤収山岡だから、2倍速。わかる?」
「はい、三舟だから3倍速ですかね」
「・・・・・」
「ウォッホッホッホ、泣くな、加藤君」
 
「撤収完了、お疲れ様でした、オノオノ方」
「お疲れでした」
「きょうで終わりか?って、思ってたんだけど」
「えぇ、社長、みなまで言わなくとも、全員思ってますよ」
「はい,これで終わりは、無いな…と」
「上ちゃんもね、自分もですよ」
「えっ!山田クン、母上は?」
「いやァ、調整しますよ『1回行かせろ』って」
「アヒャヒャヒャヒャ〜、イクイク・イっちゃう〜昇天ですね」
ドスッドスッ、ボコッ
「ううううぅ〜、何発目なんだか〜?」
「社長、この子もオトモするそうですよ」
「やっぱり。天候悪過ぎて、諦めがつかないよね」
「ええ、そうですよ。7日に最終回を、なぁ、加藤くん」
「・・・・あっ、俺ッスか?」
「あぁ!偽名か加藤は?」
「アヒャヒャヒャヒャ、珍しく本名で呼ばれて,ビックリしてました」
「よっしゃ!決まり。そうとなったら、片っ端から呼んじゃう『最終だよ』って?」
「アヒャヒャヒャヒャ〜、デリデリ、デリっちゃうぅ」
「ああ、ぺ君、最近キャラが変わったけど、なんか有ったのかい?」
「・・・・・・・・」
「あっ!スマン、実話だったんだ」
「ウォッホッホッホ、人生色々、お千代さんですね,社長」
「はい、島倉さん。オレ以外、解らずの図」
「ウォッホッホッホ」
「そんじゃ、オノオノ方、体調万全でな」
「アヒャヒャヒャヒャ〜、それは社長ですよ、スケート禁止で」
「禁止かぁ、そうだね。んじゃま、帰るか」
「ホレ、加藤君、出番だろ」
「アヒャヒャヒャ〜、撤収山岡〜!」
「おたのしみに〜」

追伸

翌日は真夏日。ドロンコになった車の掃除の図
暑!!
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