うらしま堂渡辺つり具店はカスタムロッドビルディング専門店

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36はいるのか?! in 渓流(2018.09.18)

watanabe 2018年09月20日 

「うぅぅぅぅ。スマン、おかみさん、ヴォルビック持ってきてくれ」

「いいけど、どうしたの?」

「足がつって、動けない」

「あらあら、それはそれは。で、水でいいの?」

「ミネラルウォーターには、マグネシウムが入ってテテテイテェ」

「効くのね、それが」

「御意」

「ハイ、どうぞ」

ゴキュゴキュゴキュ

「ぷっハァ〜!きっクゥ!スマンです」

「草取りと垣根の手入れしたから?」

「それ」

「天気良かったからね。水飲まなかったの?」

「飲んだよ、1リットルちょい」

「足りないのよ、それじゃ」

「そのようで」

「あした行くの?」

「どこへ?」

「釣りよ!」

「行くよ〜、2週空いちゃったし」

「風邪とおじさん?」

「そう。3日は、バ◯しかひかないという、夏風邪になり。10日は親戚のおじさんと野暮用で」

「そうよ。おじさんには、ものすごく、お世話になっちゃっているから、当然よ」

「ハイ、心得ております。風邪は、娘とおかみさんにうつしたんで、復活だよ」

「おかげで、娘は会社を1週間休むし、あたしゃ、頭ガンガンするよ」

「おぉ〜、こりゃ失敬!そんな訳で、あしたに備え、寝る!」

 

と、いった具合で、釣行もままならず。

27日にも、バラしたイワナをなんとかしたい!

19日で禁漁だし!

はたして…

 

本日の登場人物

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「足が持つのか?チョイ心配」

 

「うう、寒。カッパ着ようっと」

 

天気はイイし、無人貸し切り。

が…

「まったく、アタリが無い!マズイぞ〜、これは!」

 

「うぅぅむ。フライ?ハズレ?変えるか」

パシャッ

「やっと釣れた!ちっさいなぁ、20cmか?

贅沢言わない!釣れたんだから!やっぱり、フライだった!

マーチブラウン・パラシュート正解です」

 

「上流いくほどに、アタリが多くなってきた!

のは嬉しいんだけど、さらに小型化してきた。これまた、マズイぞ〜」

 

あの子達と関わらないよう、フライ変えよう。気持ち大きめなこれ。

マシュマロフライとボウボウフライの合体版です。

エルクカディス?みたいではありますが、巻くのが簡単で早いです。

ボディはCDCで、ウィングはフローティングヤーン。

頭のオレンジはマジック塗り。

おお!

「3連荘!」

朝はさっぱりアタラなかったのに。

時間なのか、瀬に流すと、こんな具合に。

相変わらず、あの子達もアタックしてきますが…

 

「大堰堤到着。ライズは…無いじゃん!飯だな、先ずは」

ザブン

ドブン

バッシャ~ン

「始まったよう、ライズが!」

 

が…

「ダメだ。相当やられてる感がある」

水が出ている所は諦め、デカイのバラしたあそこに移動。

 

「うぅぅぅ、自慢のボウボウフライ、不発!ヤバイ!むぅぅぅ」

 

「一服して、フライ変えるか。ゲッ!ウインドノットできてる。

前回、これを無視したら、イワナに切られた。ティペット交換!」

で、結んだフライがこれ。マーチブラウン・パラシュート

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「たのむよ〜、きょうで終わりだからねぇ〜!エ〜イ」

たいして飛んでねぇよなぁ…が、いないのに…

パシャッ

「オッ!でた!」

ギュ〜ン

「ん、な、なんだ、このヒキは!?スレ?」

ギュン!ギュン!ギュン!

「あ、あ、やめて〜、もう、いいから〜」

ギラン

「ニジ?ヤベ、網に入んねぇ」

「やっぱり、ニジマスだ!網に入らずもなんとか」

「40cm弱なれど、立派な体格。良かった、ティペット換えてて」

 

あとがき

いやぁ〜、うれしい!実にうれしい!

2週間、おあずけの甲斐がありました。

2回もバラしたイワナ、ではないものの、充分です。

メチャクチャ暴れてくれて、もうたいへんでした。

「バレんなよ〜!」とか「切れんなよ〜!」と、叫びつつ…

堪能です!

禁漁直前、最高な終わり方、有終の美、飾りました〜!

とは、言うものの、その後もチョイネバちゃいました。

跳ねていたイワナが、デカかったので。

「うん、欲張ってる場合じゃないな、いいの釣ったし。よし、撤収!」

と、いさぎ良さげな事は無く、アタリ途絶え、腹は空いたし、足はツリそう…

が、本音でありました。

2週間で、こんなにも弱っちくなるの?

いかん!体力増強せねば!

よし!スケート再開!

と、釣りとは全然違う方へ向かいつつ!

来週はバス!

あの山田くんと、臼井ペラ男くんとで。

釣りになるのか?

はなはだ心配ながら、お楽しみに!

では、また来週〜!

 

用意万端!in 渓流(2018.08.27)

watanabe 2018年09月1日 

「ダーリン、月曜は行くの?」

「はぁ?どこへ?」

「釣りよ、釣り」

「あぁ、行くよ、渓流。町内会役員仕事の、第二弾もこなしたし」

「そうね。まだあと3回あるわよ」

「だよね。よって、今のうちに楽しんでおく」

「あらっ!いいわねぇ」

「『いいわねぇ』って、映画に、ご招待したじゃん、火曜日」

「ああ」

「あれっ?イマイチ?『ミッション・イン・ポッシブル』

オレら世代にはバッチリじゃね」

「まぁ」

「そういった訳で、機会を見つけ、またご一緒しましょう」

「はい」

 

と、町内付き合いも、奥方のご機嫌うかがいも、どうやら済まし、

その間げきぬって、フライ巻きました。

たいていの方が『これ…なの』と、

あきれ顔になる、シンプルフライ。

人よんで『ボウボウフライ』

専用ケースも作って、これを完璧と呼ばずして、

なんとする。

またもや、自画自賛しつつ、行ってまいります。

 

「うん?あっ!ベスト忘れた!あんなに確認したのにぃ…

高速乗って30分、よかったよここで。

現地じゃ無くて。速攻、戻る!」

 

本日の登場人物

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「雨も降ったらしい!メラメラ🔥🔥」

 

「おお!きょうも貸し切り。しかも、この天気」

若干の増水、先週よりは。

とは、言っても、去年とはだいぶ違うなぁ、空梅雨だったせい?

「ああ、いかんいかん!過去にすがること無く、現状満喫!」

 

と、カッチョええセリフを、はいてみたものの

サッパリ釣れない。

アタリはある、そこが問題、小さいのばっかりで。

それがまた素早い!全然、合わない!

「弱ったなぁ…うん!歌っちゃうか?歌ちゃお〜!!」

「あっつ!ガンガン歌っただけなのに、

これじゃ下界はスゴイんだろうなぁ」

ここらは、比較的平坦なので、丹念に、入念に、

そう、しつこく、ソロ活動だからねぇ〜

おお!

結果!ウグイ…しんみり。

「ソロシンガーのファンは、君だけなのぉ〜」

「いいや、そんなはずは無い」と、さらに上がると…

ゲェ〜!でかくなってるじゃん、巣が!

勝手に命名した『蛙石』の目みたいになってる。

「くわばらくわばら、あっち側じゃ無くてよかった」

 

「フウウ、大堰堤に到着」

朝、1時間余計に走った、にしては早いか。

先ずは、早めのお昼をとりつつ、観察して。

 

「よぉ〜し、先ずは、手前からねぇ」

えぇいっ

パシャッ

「イェ〜イ、いただき〜」

「ウグイ君でした。まぁまぁの大きさで、そこそこ引きました。

ちが〜う!おぬしとはここまでに、充〜分楽しんだ!」

 

「アッツツツゥ、水も残りわずかだし、撤収だな。

また来週来なくっちゃ!!」

 

あとがき

「お疲れ〜」

すげぇ、疲れた。朝の1時間が効いてきた、今頃に。

JRの方達並みに、『…よぉ〜し』って、指差し確認したのに、

ベスト忘れるとは…ソロ活動でよかったよ。

その遅れが良かったのか?大堰堤のライズが

「届くんじゃね?」って、距離。

そうです、ラインもコートランドに戻し、メンテナンスもガッツリ。

ええ、10年モンなので、そこはしっかりと!

この時用に温存した「コ・ボウボウ・フライ」投入です。

で、いきなりのウグイ君。

「まぁ、手前は浅いし、緩い流れだし。本命行くか」

し〜ん

「マジですかぁ〜?」

色変え、大きさ変え、巻いてあるCDCを、むしってみたり。

し〜ん

「だめか…移動」

今期最大ヤマメが釣れた場所に。

「あれぇ、フライどこ?ラインがアレ?んじゃ、おおっ!

かかっちゃってるじゃん!!」

ぴょ〜ん

「デカ!36はかたい!」当然、慎重に寄せてきて

「間違いなく36cmだ!ヒクヒクゥ〜、も、もう、いいから」

ぴょ〜ん

「あっ!」

切れました、ティペット。

「嗚呼…」

 

てな、訳で来週も行きますよう!

奥方にカラマレようと、アメッチョにすがられようと、

捨て置きです。

おお、フライを巻かねば、アタリ針を持っていかれたし。

こうしちゃいられない、巻き巻き巻き巻き!

じゃぁまた来週〜

 

ちなみに、フライはこれでした。

 

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