「もしもし、5963」
「なんスか?それは。DAIGO君みたいな」
「それそれ!5963。『ゴクロウサン』だよ」
「あぁぁ、それですか」
「それ」
「それを言うなら、GKRSでしょ」
「それじゃ、オレがわかんねぇんだよ」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ~、のっけから、つまんないですねェ!『それ』ばっかりで」
「『山田くん』的だろ?」
「あっ!多いですよね、山田さんは『あれ』とか『それ』とか」
「『ナニして』ってのもナ」
「アヒャヒャヒャヒャ、ナニって、アレですか?」
「聞いてみなよ、ご本人に」
「イヤです。蹴られるから」
「おっ!学習したね」
「はい。さんざん、ヤられてますから。で、あしたですけど…」
「きょうも引っぱったねぇ。で、なに?」
「社長!!もうイイでしょ!どこまでイくんですか!?」
「はい、丸沼高原ですね」
「あれ?即答ですか」
「そうさ、サッサと決めて、サッサと寝る」
「アヒャヒャヒャヒャ!じゃ、あした、お願いします」
「エっ!なに?」
「…プープープー」
「切られちゃった。寝ろってことだな」

本日の登場人物


ペーヨンくん。「きましたね、今季最後が」

私。「だな。たったの3回!で、終わり」「俺は2回ですよ」

グラサン。「あっ!社長、久しぶりぃ。来てないっしょ?」「そう。きょうが3回目」

お連れさん。「コンニチハ」「あっ、こんにちわ、ど、どうも」「なに、トチってんですか?しゃ・ちょ・う」 「すみません。お名前うかがっておいて…」「ぺー!こら!聞きに横浜まで行ってこい」
「ペーヨン、雪だよ!!」
「最後に相応しいじゃないですかぁ」
「いやいや、逆だ。『まだイケんじゃね』って、引っぱっちゃう」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ、大丈夫です。それは、KNZN無いですから」
「なんだよ?そのKNナンとか、ってのは」
「『カンゼン』ですね、わかんないですか?」
ドスッ!!
「ウゥゥゥ、きいたぁ、これから滑るのに…」
「効くだろ?山田クン仕込みだからさ」
「そんなの仕込まなくても…」
「ほれ!行くぞ!ゴールドコース!パフッパフッ!!に違いない!!!」
「社長、パフッパフッ!!では、なかったけど、楽しかったですね?」
「おお!2回行っちゃったもんな」
「もういいですね。パークで飛んでください」
「そうだな、やり残さないないよう、チカラいっぱいいくから」

「社長!リキみ過ぎです」
「だよなぁ、まずいな、終んないよこれじゃ」

「じゃ、お得意の鉄管で」

「アヒャヒャヒャヒャヒャ~!ひどかったですねぇ。スーパー力み過ぎ」
「まいったな、体ばっかり突っ込んじゃって」
「ノーリーイン?…かと思うくらい、前のめりでした」
「ウゥゥゥ」
「社長!まだ、これからですよ」

「おお!あの人だ!!」
「誰っスか?」
「ほれ、オレより遥かに先輩な人、ゴンドラ乗り場に居たじゃん」
「あっ!そうでした」

「社長、大先輩スイッチで滑ってましたよ!」
「見てたよ、KNZN逆ひねり」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ!学習しましたね。
逆ひねりだけど、スイッチオーリーは、社長よりウマかったです」
「ゲッ!!」

「社長、回転技は?」
「やるよ!」
『あっ!うらしま堂さん…ですよね?』
「はい、そうですが…」
『ご無沙汰してます、Y田です』
「おお!お久しぶりです。よく判りましたね?」
『先々週もきてたでしょ?そん時から、たぶん…って、思っていたんですよ』
「それにしても、スゴイな」
『ええ、喫煙所で「Heddon」の話をしていたのを聞いて、確信したんですよ』
「あッ、なるほど。で、きょうはお一人で?」
『イエイエ、息子達と。私は撮影係です』
「あっ、こんちわ。飛ぶの9Mあるよ、ここのは」
『はい、やります!』
「いいね、いいね、若い力。魅せて、魅せてぇ」
「アヒャヒャヒャヒャ、社長のリキみ!に、なんないとイイですね」
「ありゃりゃりゃあ、3人連チャンでフラット落ちですよ、社長」
「ヤなモン見せられちゃったなぁ」
「ま、まぁ、勢いで行っちゃってください。で、グルンと回っちゃて良いですから~」

「ヨッシャ!まかしとけい!!って、このスピードじゃ…」

「社長、スゲェ!!飛びました」
「だよ。走んないのかな?っと、思ったら、ビュンビュンだし」
「あぁ、で、回れず」
「恐縮です!!」

「うぅぅぅぅ」
「社長、終了しますか?」
「たわけ!このまま終れっか!!」
「アヒャヒャヒャヒャ~。またまたぁ、無理しちゃってぇ。大先輩もお帰りでしたよ」
「あっそぅ、じゃあ、いたしかたない。帰るか」

編集後記
「アヒャヒャヒャヒャ~、相当無理無理ですか?社長」
「そんなわけねぇよ。チョイ足が他人かなぁ、って気がするけど」
「アヒャヒャ…」
「なんだよ!?ぺー」
「いや、その、べつに」
「てめぇ、笑ったな」
「いえ、あの、とくに」
「やるなぁ、言葉、変えてきやがったナ。まぁ、笑われても仕方無しだね、オレは。
ひどかったモンなぁ。反対に、ペーヨン君。キミは確実に進化しているね」
「はい、色々と意識して、ヤッてますんで」
「あのさ、それは、オレもなんだけど…ヨ」
「アヒャヒャ、イカン。らしくて、良かったですよ、しゃ・ちょ・う!
あっ、やめて!やめて!山田仕込み!!」
「しねぇよ。思うに、まださ、3回だよ。ようやく、体が思い出したころだよ、いつもなら」
「まぁ、そうですね」
「次あたりから、『おっ!』って、感じになってくるじゃねぇかなぁ」
「エッエぇ!!また引っぱるわけですか~!!?」
「そうじゃねぇよ。今季は終了だよ。だいたい気持ちが、盛り上がって無かったジャン、ここまで」
「渋ってましたよねぇ、『行くの~』って、そこは『らしく』無かったですよ」
「ひとえに、暖冬、小雪。しか~し!来年に生かすゾ!きょうの不出来を」
「あっ、宿題ですね。『居残り』ってヤツですね」
ドスッ!!ボコッ!!
「ウゥゥゥ~、山田仕込みがががが」
「たわけ!そんなモン、やったことねぇし。言うなれば『研究課題』だな、こりゃ」
「エっエェ~!!」
「いかにすれば、成せるのか?ううゥン、深いなぁ」
「アヒャヒャヒャヒャヒャ~!さらに、アヒャヒャヒャヒャヒャ~!!!あっあっ」
「やんないよ、さっき、やったから、山田風味」
「って、事は、来季も続けるんですね、スノーボード?」
「あたり前田のクラッカー だよ」
「わかんねぇ~!けど、良かった。社長、60歳になるでしょ、7月で」
「あぁ、成るよ。チミ達もいずれな」
「還暦を機に、ヤメちゃうのか…なぁんて」
「おいおい、きょうお会いしたろ?大先輩」
「はい。なんか、きょうは特に、先輩多かったような」
「オレも思った。人生の先輩方」
「皆さ~ん!今季、社長も俺も終わりですが、来季こそ、皆さ~んで楽しみましょう!」
「そのとう~り!! では、再見」
「じゃないと、俺が、また社長の…」
「あ~、なにかな?ペーヨン君」
ボコッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!
「あ、あ、あ、あ、あ”あ”~」
「再見」