「こんちわ~」
「レレッ!珍しいのが来た。久しぶりだねぇ、哲ちゃん」
「ハイ、ごぶさたでした」
「無事、社会復帰をはたし、休みが土、日になり…で」
「ハイ、スノーボードしか接点が無いので、ここまできちゃいました」
「きょうは?なんだい。釣り、本格参戦!?」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、それは無いです」
「知ってるぞ!コッソリ、バス釣りやってたの」
「ハイ、今はやってないですから」
「そうなの。じゃ、SK8かい?まさか、スノボードじゃないだろ?」
「それです!まさかの!」
「エッ!やめちゃったの?仕事」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、まじめに続けてますよ」
「そうだよね、こんなご時世だし。よく見りゃ、ずいぶん痩せたね!ガン?」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ!!一生懸命働いた証しです」
「あっ、『ガン』では、ない?あ、そう、ふ~ん」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、社長!疑ってるでしょ?ホント、極めて健康ですから」
「結構!おおいに結構!ッて事はさ、前職が『楽々』過ぎたんじゃねぇの?」
「エエ、まぁ。その会社、消滅してしまいましたから…」
「だねぇ、あんな大企業がなぁ」
「で、ですね。29日休みなんですよ」
「またまたぁ、調子イイコト言っちゃって。『雪山行こう』な~んて、言っちゃうわけ?」
「社長、まじめな話ですから。ガンでもないし、仕事もやってますし、29日一緒に行けますから!!」
「おいおい、そんな大事な事、一番に言ってくれ!!」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、社長が脱線ばっかりしてるからですよ」
「そうかぁ?とにかく、うれしいよ哲ちゃん」
「2人ですか?社長と」
「いいや、部長がいる。オレは渋ってたのさ『行かない』って」
「なんでです?大好きなのに」
「雪、無かったじゃん。気持ちが萎えちゃったわけよ、『もういいや』って。1人っきりだしさ」
「ああ、解ります。でも、3人になりましたから」
「そうだね、行く?丸沼高原」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、だから、その話をしにきました!!」
「おぉ、スマン!引っぱったねぇ、話。5時50分集合で」
「ハイ、お願いします」
「おお!」

「ウウウウウ!なんだ!急に!歯がいたくなってきた!!土曜のこの時間じゃ、歯医者さんもお休み。ウウウウウ!」
『旦那さん、どうしたの?唸ってて。えっ?歯?じゃ、おかゆネ』
「ヤベ、2人に連絡せねば」

本日の登場人物


哲ちゃん。「5年ぶり?ですか、一緒に行くの」「そんなになるか…」

部長。「ウキウキ、3人、3人」「良かったよ、実に良かった!!」

私。「目標!ゴンドラ10回」「楽勝じゃないですか、そんなの!」「いつもならねぇ。実質、今季2回目のオレには」
「社長、着きましたよ」
「おお、近いね、丸沼高原!ってか?」
「良かったです。すっかり、元気ですね?」
「まったく!」
「それは、オレが、一番!思っているよ。薬とリンパ・マッサージが効いたね」
「滅多に飲まない人から、まさに特効薬ですか?」
「それそれ。うっそ~!ってくらいに、効いちゃった。運転も無しだしね」
「いいですねぇ~!ガンガンおねがいしますよ~」
「無理!それは、哲ちゃんに言ってくれ、部っ長さん」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、ぬる~く、イキましょう」

「社長、完璧ですね。その体操ップリを見れば」
「いやぁ!楽しいねぇ?お2人」
「ハイ!とっても。朝一、硬かった雪も、緩んできたし」
「あう。キッカーは、走らなそうでしたけど?」
「そうそう。一発目だけ、バカっ飛び。その後は、ギリギリガールズだもんね」
「アハハハハ、この3人なら、通じますけど」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、オレは無理っス。解んないっス」
「哲!なに?若ぶってんのさ、41歳」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、ホントっす」
「社長、飯は…?」
「おぉっと、そんな時間だ。ゴンドラ4回乗ったし、行く?」
「ハイ、とんふぁんで」
「良く知ったお姉さん方は、だれもいなかったのに、その盛りはスゴいね、哲ちゃん」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、社長のもですよ!きっと、伝言が行き届いてるんですよ!!」
「アハハハハ、そうかも。社長は、10シーズン以上、同じメニューですから」
「話した事無いけど、顔は知っているお姉さんが、チラホラ見えたのは、事実だけどさ」
「社長、雪、ガンガン降ってきましたよ」
「お~!」
「じゃ、3人でゴールドコースのパウダーざんまいかぁ~!」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、あり得ません!」
「山頂は寒いね、やっぱり」

編集後記
「おつかれ~、で、いい?」
「ハイ。雨になっちゃいましたから」
「はい、異存無しで」
「2人が『まだ行く』って、言ったとしても、オレは終了のつもりだったけどね」
「大丈夫です、そんな気は起きません」
「ハイィ、ガスっちゃって、視界不良ですし」
「だよね。パーク行っても、『何が?どこに?』って、くらい見えなかったもんねぇ」
「ハイ。キッカーをハイクってた人も、『様子見』してましたよ」
「ビックリだよ!スタート地点に行ったら、リップどころか、キッカーが見えなかった」
「ハイ、あがって正解ですよ」
「哲ちゃんは、9mでバッチリ180極めちゃって!良かったジャン」
「ハイ。でも、鉄パイプで…、腰が痛ッス」
「がはははは、オレなんかもっとだよ。自信満々でいったら…。こんなに出来ないとは、トホホなありさま」
「アハハハハ、社長っぽくって、たいへん良かったと、自分は思われます。映像的には完璧です」
「社長、良かったじゃないですか、部長が誉めて、くれましたよ」
「哲!てめぇ!バカにしたなぁ~!?」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、完璧です!」
「まぁ、お笑い担当だからな、オレは。役割は果たしたかな」
「ハイ、完全に…イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、安全に…ですね、社長ならでは」
「アハハハハ、美味い!哲!」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、ホントですから」
「確かに。ペーなら帰ってますよ」
「そこまで、誉められちゃ~、もう2、3回来ちゃう?」
「無理っス、休みが」
「自分も、だめです、休めません」
「やっぱりねぇ。奇跡的だもんな、今回は。あと1回ペーヨン君と来ねばならない」
「雪が心配ですね」
「まったく。まぁ、おたがいが、つり人だから、雪無くなったら、釣りで」
「おお、そのテがありましたね。哲もどう?」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、無い方向で」
「さて、次回は3月15日の火曜日です。奮ってご参加ください」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、だれも来ないですよ、社長」
「アハハハハ、自分もそのとおりかと」
「そんな冷たい事言わず!みなさ~ん、お待ちしておりますよ~」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ…」
「アハハハハ、無理々々」