「もしも〜し」

「あっ、こんにちわ」

「すまん、お世話んなりっぱなしで」

「いえ、僕のほうこそ」

「例によって突然の誘いです。22日釣り行かね?」

「是非!」

「うれしいネェ、そのセリフ」

「寒くなる前に、行きたいと思っていたところです」

「グゥ〜なタイミング、素晴らしい。まぁ、コッチの都合で

毎回申し訳ない」

「いえ、楽しみなので、みなさんと行けるのは。二人ですか?」

「いや、3人だよ」

「白井さんですか?」

「残念ながら、ペラっちょさんは、お仕事だね。

もう一人は当日の、お楽しみで」

「本当ですか、誰だろう…」

「場所と時間は、後で詳しく連絡するから」

「わかりました。誰だろう…う〜ん…」

「たいしたヤツじゃないから。ジャアネェ〜」

 

 

「と、言う事になりました、山田さん」

「社長、『たいしたヤツじゃない』ワタクシからの質問ですが」

「誰に電話したか…ってかい?山田さん」

「ええ、山田じゃあないですが、気になるんで、ええ」

「がはははは〜、♪ひみつ、秘密〜の〜♪」

「和田さん?」

「お〜い!それは『おまかせ!』。いいボケっぷりだけどね」

「ええ、アッコちゃんですよ、あの方も」

「楽しみ増えたっしょ。さぁ〜て、誰かね?」

「ええ、まぁ、気になりますよ」

「それはさて置き、脱・ノーバイピーポ〜!だよ」

「ウォッホッホッホ、釣りますよ」

 

 

「到〜着〜。おっ、来てるよ、本日のもう一人」

「ええ、社長が道を、ま違えた割りには、早かったですね」

「スマンです。まさかの反対方向とは。朝っぱらから、トホホな事で」

「あっ!川島さん!おはようございます」

「あっ、須田さんだったんですね。おはようございます」

「ゴメンねぇ、川島くん。誘って遅刻でさ」

「いえ、時間ピッタリです」

「んじゃま、ささっと準備して、チャッチャッチャッと釣っちゃいますか」

「ええ、そうしましょ」

「すごい、楽しみです」

 

本日の登場人物

山田くん
「今期最後なんで、ええ、釣りますよ!」
「画像は八郎のだよ。こんなの期待してんじゃね?」
「ウォッホッホッホ〜」

川島君(右)
「須田さんとは、初です」
「ワドナだけで、船は初ですね、楽しんでいきましょう」


「さぁ!釣るぞ〜、きょうは!」
「社長、カフェマスターもお願いしますよ!」
「否!」

 

「すでに、一艇出てるけど…どっち行く?」

「ええ、いつものように、チョイ下りた後、上るで」

「御意!川島君はどう?いい?」

「僕、まったくと言うくらい、わからないので」

「承知!おまかせくだされ!ここは自宅みたいなモンだから」

「ウォッホッホッホ、まさにですよ!川島さん、社長ガイドで楽しみましょう」

「ありがとうございます。心強いです」

「よっしゃ〜!出陣といたそう、おのおの方」

「釣りますよ!」

「よろしくお願いします」

 

「マズイなぁ」

「何がです?社長」

「街道、まっしぐらじゃん、コレじゃヨ」

「ああ」

「何街道なんですか?」

「水戸街道、茨城だから」

「社長、面白くもなんとも無いですよ」

「スマン。スベリっぱなしだね」

「ええ、ノーバイピーポ〜!ですよ

「あははは」

爆進中!って、『たいしたヤツじゃない』のからみに、のってる場合じゃない」

「ええ、『たいしたヤツじゃない』呼ばわりしている社長は、責任重大ですよ」

「ですよねぇ、『自宅』とか言っちゃったし」

「まぁ、状況がイマイチですかね」

「です。水澄んじゃってて、メチャ浅」

「飯ちゃんと来た時とは、だいぶ違いますよ」

「ああ、雨の後で、濁りと増水だったんじゃね」

「ええ」

「ムムムムム〜、こんな時は!」

「休憩ですね」

「あははは」

 

「はいよ、船上カフェからの差し入れです」

「ひと眠り後の、ホッツカフィ。社長、最高です」

「今朝は冷えたので、嬉しいです」

「だよねぇ。オレなんか、上はダウンの、帽子はニットで、グローブだよ」

「ウォッホッホッホ、変わらないですよ、みんな」

「はぁい、冬みたいです」

「ま、まぁ、くつろいでくだされ、至福の時を」

「ええ、この後、ドピュッときて、至高の時を迎えますよ」

「ははは、最高の流れですね」

「そうそう、川の流れもイイ具合になってきたよ」

「おお、どクリアーじゃなくなって」

「ホントですねぇ」

「昔っから『水清き所に魚すまず』のたとえ有り。こっからじゃね」

「ええ、釣りますよ」

「オーケー、フイゴー!ノーバイピーポ〜!」

「なんですか?そのヤル気の失せる『フイゴ〜』は」

「それって、アメリカ映画の中に、よく出てくるセリフですね?」

「です。『Hear we go』なんだってよ、『フイゴ〜』にしか聞こえないけど。

『行くぞ〜!』って時に言ってるよね」

「ウォッホッホッホ、♪ 北国のはぁ〜る〜 ♪ 」

「吉幾三〜!!さァ〜ん」

「うぅぅん、よくわからないです」

おお!

「でたね、山田さん!待望のバイト」

「ええ、脱・ノーバイピーポ〜ですよ」

「僕も見ました。元気出てきました」

「結構!元気モリモリなポイントが、この先にあるんだよ」

「ええ、ああ、確か『ホントはこっち側スゴイんだ』でしたかね?」

「正解です。だからって、川島さんにルアーをねだるの禁止」

「ウォッホッホッホ、しませんよ、そんな事は。ペラ男とは違いますから」

「そうかい?むしろ『以上』かと…おお、着いたよ」

「ブッシュが有りますね、反対側は護岸ですけど」

「はい。先ずはブッシュに、目が行くよね」

「違うんですか?」

「イヤイヤ、当然、ヤル。これ普通」

「はぁい…」

「実は護岸の前に、色々沈み物があってさぁ、

減水期は狙い目なのよ」

「そうなんですか?!言われなかったら、わからないですね」

「です。ガンガン攻め抜いてくだされ」

「はい」

 

「きょうは、いない感じだねぇ、食い気のあるこ」

「ええ。社長、護岸に船着けてもらえますか」

「おお!きましたね、タイムが!」

「ええ、まぁ」

「青天の霹靂(へきれき)かと思わないでよ、川島君。

山田さんにとっては、通常業務なんで」

「はははは、良いですね」

「はい、健康的です」

 

「さぁ、スッキリしたところで、ねぇ、山田さん」

「ええ、釣りますよ。わかりやすいポイントですから」

「本当ですね」

「でしょ。おお!!デタ!!」

「社長、口開いててダメじゃないですか、1cmマイナスですね」

「イヤイヤ、山田さん大好きな『バスパー』を、意識してみました」

「ははははは、似てます」

「ええ、みんな買ったでしょ」

「たよね。テレビでガンガンやってたし」

「ケ◯、フィッシュオン!」

「あっあぁぁ…」

「バレちゃった?ケ◯、フィッシュオン!ならず」

「はぁい、良い出方で、うまくノってくれたんですけど」

「ウォッホッホッホ、川島さん。この後も続きますから、

ナイスなプレイスが」

「えっ!『ナイスなプレイ?』山田さァ〜ん、それはどんな?」

「川島さん、あんな社長は無視して、ガンガンいきましょう」

「はははは。はい、投げ倒します」

 

あとがき

 

「お疲れ〜」

「お疲れ様でした」

「ありがとうございました」

「お名残りは尽きねども…って、事だね」

「ええ、この時期、すぐ暗くなりますから」

「楽しかったです。初めて須田さんと同船できて」

「がはははは、それって、トークだよね?」

「それも有りますが、キャストもすごいし、冷静だし」

ウォッホッホッホ〜!聞きましたか、社長

「ああ、単なる勘違いだけどね。あっ!キャスティングはスゴイよ。

それは事実」

「ええ?そうなんですか?アタリが少ない中、ビックリもしないし」

「そこが、大いなる勘違い!ねぇ、山田さん」

「えぇ、えぇ、時々は驚きますよ、わたくしも。

たいしたヤツじゃないので」

「がはははは、言っちゃった」

「とにかく驚きです。白井さんにも須田さんにも」

「ああ、川島さん。あんなのとは違いますから。

アレと同じなのは、社長ですから」

「えっ?そうなんですか?」

「ええ。ローソンのおネェちゃんに、断言されてました」

「ははははは、本当ですか?」

「ええ、実話です。笑いながら『おんなじだよ〜』って」

「どうしてっかね?あのリーダーネェちゃん…って、それはさておき。

珍しく天気に恵まれ、アタリもソコソコ有りで」

「はい、良かったです。船はいいですね、釣りしやすいし、寝られるしで」

「カヤックだよね、最近は?」

「はぁい、一人なので。浅い所も行けるし、推進力も良いんですけど」

「ああ、風や流れがあると、やりにくいと」

「はぁい。それに、寝るのなかなか」

「川島君デカイからねぇ、少し分けてもらいたいよ、オレに」

「ウォッホッホッホ、川島さん、このまま社長に付き合ってると、帰れませんから」

「あっ、はぁい、楽しかったので、つい」

「ええ、ええ、またご一緒しましょう」

「是非」

「オイオイ、オレがなんだって?」

「ええ、またご一緒したいと」

「おお!待ってるよ〜ン、ケロヨ〜ン」

「川島さん、また始まっちゃうんで、ここらで」

「あっ、はい。きょうはありがとうございました」

「お疲れでした」

「さて、山田うじ、我らも帰還いたすかね?」

「ええ、そうしましょう。ようやくな感じですが」

「あぁぁあん、なにが?」

「いえいえ、『脱・ノーバイピーポ〜』達成!と」

「祝!だね。今季も無事終了ですか?」

「ええ、そうなりますね」

「ああ、またしても、ひとり遊びか」

「ウォッホッホッホ、もはや達人ですよ、社長は」

「と、いうことで、また来週〜」

「ウォッホッホッホ、ご機嫌よう」