アタシはアメリ。

みなさん、お元気?

アタシは快調そのもの!

あんなに寒かった、冬が終わって、

ぬくぬくの春!ウキウキしちゃう!

「そりゃあ、虫とか出てくるからか?取るんだろ?」

『ニャン!サボリ社っ長』

「よく捕まえて、食べてたジャン!アメッチョはよ〜」

『チョ…って、チョは余計なんですけど』

「いいじゃん、愛嬌があってよ。ふとッチョ・アメッチョッ!がはははは〜」

『フゥゥゥ!』

「あれ?怒ってる?ま、まぁ、陽気に免じてさ、皐月もキレイだし」

『そうそう、ウチとトイ面の家んちの皐月は、満開』

「いい質問ですね、アメッチョッさん。手入れだね」

『ニャン…?』

「雑草を取ってあげると、よく咲くね」

『ニャァ、確かに。画像見ると、歴然ニャ』

「ただ、よく咲いた分、よく散る。掃除がたいへん」

『ウニャニャニャニャ〜!社っ長、お似合い』

 

「ときにアメッチョッさんよ。キミ、目元になんか付いているけど」

『エェ、春なんで、チョット探索を…コレ、その名残りネ』

「はぁぁ、やっぱりなぁ、植え込みもぐって、虫やらネズミやら」

『チョ、チョット、ホンのチョコッとニャァ』

「アタシはグルメよ!って、ご飯を高級化させてるくせに、なんでまた?」

『デザート的な、ウニャニャニャニャ〜』

「ウニャニャ…って、捕まえてもいいけどさぁ、持ってくんなよ、グロいから」

『ニャウ』

アタシはアメリ。

グルメな家猫だけど、時々、本能が目覚める野生的な猫。

「いえ、ただの乱暴者かと」