アタシはアメリ。

この冬はとっても寒かった。

去年と全然違って…で、社っ長の布団で爆睡…ウットリ。

「ああ、アメッチョくん。スマして『今冬をふりかえる』は、似合わないよ」

「あら、社っ長。失礼じゃニャイ、レディーに」

「がっはははは、レディ?どなたが?!」

「ア・タ・シ・」

「がっはははは、さらに、がっはははは、もう一丁!がっはははは〜のハ」

「フウウー!!」

「笑い過ぎた?」

「過ぎた」

「そりゃスマン。お詫び…とは、全く関係ないけど、こんなのは、どう?」

「にゃにゃ!?」

「拡大すると、こうだね」   「アタシだ!」

「さよう。『アメッチョさん、いないんですか?』って、聞かれることがあるんだよ。寝てたり、見回り行ってたりで…。そんな時には、この偽物アメッチョで」

「いやされる!つまり、影武者!!ニャ〜ゴ(ブラボー)」

「がはははは、そんなカッチョ良くは無い。命名『偽ッチョ』だね。アメッチョの偽物ってわけさ。がはははは〜」

「フウウー!!」

「あれ?お怒り?まぁまぁ、そう怒らず。他にもいるから」

「ニャ〜ゴ、ニャ〜ゴ!!」

「右側の偽ッチョは、『2階で爆睡』『見回り中』『作業部屋で休憩中』の、言い訳札が立てられる」

「相変わらずのサボりっぷりね、社っ長」

「あざぁ〜す。でも、企画、制作は娘だよ。オレは言い訳札のみ」

「あっ!さすがアート部出身者」

「がはははは。そう、こういうのには、やたらと張り切る」

「イイんじゃない、特技だから」

「かな?」

「アタシはアメリ。毛並みは褒められる、ちょっと大きめな猫…」

「がはははは。アメッチョさ〜ん、カッチョエエ次のセリフ、浮かばなかったのかい?」

「フウウー!!」

「みなさん、アメッチョは12歳になりましたが、元気いっぱいであります。

お見かけの節には、チョロッとなでてやってください。きっと、スリスリしてくれます。

しか〜し、それは下心モロ出し。『撫でて撫でて〜』と、しばらく、やらされるのでご注意

ください」

「アタシはアメリ。外遊びが楽しい季節になりました。

みなさんは釣りに、アタシ?アタシはハンティング!鳩が好き。

ぜひ、いらしてくださいニャ〜」

「がはははは、さっすが家猫。ご飯代考えてくれて、グルメだからねぇ」

「ニャ〜ゴ〜!!」