「もし、も〜し」

「あっ、社長、珍しいですね、真っ昼間に電話くれるなんて」

「あれ!残念な感じかい?山田さ〜ん」

「ナニがです?」

「『んだよ!おネエちゃんじゃないの』だしょ?」

「そんなことは、無いですね」

「あれ?ナイジェリアですか」

「ウォッホッホッホ、ナイジェリア。いいじゃないですか。今度、使いますよ」

「FUU族系の方に、かい?」

「ええ、ノリが良いんで。ときに、どうされました?」

「あ、そうそう、実はですね、おりいってだね、お頼みしたい、義がござって‥」

「あぁ、社長。長いですよ前振りが。で、なんです?」

「おお、スマンスマン、オスマン帝国。どう?これも使えそ?」

「ええ、使いませんよ、そういうのは。ウケませんから、マニアックなんで」

「あ、そう。難しいんだね、FUUネエちゃんとのカラミ」

「ええ、トークは大事ですよ、一番に」

「なぁるほどねぇ…メモっちゃおかな、題して『マル秘!山田クン的FUUネェ術』」

「ああ、社っ長!もう、いいですよ、そのへんで。だいたい、N山君じゃ

無いんだから、メモんなくても。そろそろ肝心な話、しませんか?」

「ああ、もういいよ」

「えっえ〜!終わり!って。何も話してませんけど、頼みごと」

「いいのいいの、オレは堪能(たんのう)したんで」

「えっ?ナニをです」

「いやいや、ジャアねぇ〜」

「あっ!社っ長!」

 

本日の登場人物


「山田さんは、行きそうも無いので、誘うのをやめました」

「ああ、社長。結局、あの電話の後、自分がお店、行ったじゃないですか」

「そうでした、ビックリ仰天!天童よしみさん!使える?」

「ええ、全然無理ですね」

てな、事がありまして…

「到〜着。数ヶ月ぶりの、『わどな』さん」

「おはようございます」

「おは…あれっ、お久しぶりですね」

「はは。実に、お久しぶりで」

「バス、終わったんですね?」

「はい。あまりに厳しく、耐えかねて」

「はははは。癒されてください」

「是っ非!」

「と、言いたいとこなんですが、厳しいかもしれません」

「大丈夫です。一匹で良いんで」

「あっ!それなら!では、楽しんでいってください」

「はい、そりゃもう。では、出陣してまいります」

「はははは、行ってらっしゃい」

 

 

dsc_0288

「フライの方が一人で、ルアーの方が三人…、山側に入るか」

 

「先ずは、流れ出しにコレ『メダカ・ジョンジョン』エイッ!」

チャプ

チョロチョロ……ジャッジャッジャ〜

シ〜ン

 

 

「数投したけど、無反応。ケムかな。トウ〜!」

シ〜ン

 

「静か過ぎか?無風だもんなぁ…よし、トップあきらめ、クランク。ウリャ〜!」

チャポ

グリグリグリグリ〜

テロテロテロ〜

「ん?『モソ』って?」

ジィ〜

「あっ、あっ、ドラグが、あっ、あっ、」

プチッ

「あっ!切れた。ドラグ調整したのに。あれ?絡んでる。これかぁ」

 

「よし、入念に点検したし、今度はイケる。オォリャ〜!」

チャポ

グリグリグリグリ〜

テロテロテロ〜

「きった〜。あれ?針伸びた。さすがにスゴイ」

 

「今度こそ。ドウリャア〜」

「よっしゃあ!」

プツッ!

「またぁ。あっ、3ポンド。しかも、数ヶ月前の。イカンイカン、6ポンドに変えて」

 

dsc_0284「ようやく釣れました、立派なスチールヘッド」

ヒットルアーは、田辺さんの『クランキンピューパ』

 

「この調子でいってみよう」

 

あとがき

「おつかれ〜」

2時過ぎたら、急に冷えてきた。

日が当たらないから、当然なんだけど、ここ今市は、特に寒い気がする。

さて、結果です。

3バラシの後、5匹釣れ、ほぼ満足で昼飯。

と、くれば、直後は爆睡!予定どうりです。

1時過ぎに再開…レレッ、3人山側に移動してる。

だよねぇ、山側のオレだけだったから、釣れてたの。

まぁ、その前に、釣っていたのかも、しれませんが…。

で、午前中、オレがいた場所に、移動していたフライの方、

デカイの掛けたものの網がない。

はい、すくって差し上げました。

「デカイですねぇ」

『悪いぃねぇ、ありがとう』

「いえいえ。反対もありますから」

そのならびに、入っていたオレは?と言えば。

「う〜ん、サッパリ。変だなぁ、パターン変わったかぁ?」

見れば、午前中イマイチだった人も釣ってるし。

「タナが、上がったみたい。さて、どうする?うん!トップウォーターだろう!」

エ〜イ!

 

終了です、寒過ぎ。

「お世話になりましたぁ、帰ります」

『ありがとうございました。またいらしてください』

「はい。来週は大掃除なんで、26日におじゃまします」

『あっ、それは良いですね、22日に放流しますから』

「おお!それじゃあ来ないと、ダメですね」

『はい。都合がつくならば、是非ともどうぞ』

「大掃除しだいで」

 

「と、いうことだよ山田クン」

「何かと思えば、釣りのお誘いだったんですね」

「はい。よくよく考えたら、『月曜日はダメダメ』っての、思い出したわけ」

「ええ、無理ですよ」

「26日は月曜。またおひとり様ご案内?」

「ええ。または、ペラ男君?ワイパー野郎、って選択肢もありですね」

「う〜ん、一人っぽいね」

「ええ、そう思いますよ。八郎は行きますよ!」

「まだ半年あるよ」

「ええ、行きますよ、釣りますよ」

「今からすでに、ギンギラギンですか」

「ええ。さりげなく、近藤マッチですよ」

「こりゃ使うな、FUUネェちゃんに。で、『ナニそれ!?』って、言われちゃうんだよね」

「ええ、使わないし、行きもしませんから、そういう所に」

「あっ、呼んじゃうからねぇ、わざわざ行かないよねぇ」

「ええ、答える必要が無いですね、プライベートなことは」

「ミナサ〜ン!アタリみたいですよ〜!じゃぁ、また来週〜」

「ええ、全然違いますけどね。ウォッホッホッホ〜」

 

本日多々登場したルアー達

ヒットルアー

左から:

パニクラDR、ハンクルクランクMR、

クランキンピューパ、モペットハイパーF

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残念〜ン!次回に期待

左から:

メダカジョンジョン、モアジョンジョン、

ケムポップS

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