「到〜着〜、だよ。お2人さん」

「おっ、無人ですよ、社長!」

「さっき見た、船積んでた人、違うとこ行ったわけだね、ぺ君」

「また、その呼び、ですか?」

「いいだろう?ワイルドで?」

「アヒャヒャヒャぁ、まだ、ヤッてますかね?スギちゃん」

「どうなんです?山田クン」

「あぁ、社長、サッサと行きましょうよ」

「アヒャヒャ、山田さん燃えてますねぇ」

ドスッ

「ううう、何ヶ月ぶり?の中段突き。うううう、なじぇ?」

「いいから、ドンドン荷物降ろして、行くよ!」

「うううう、はいいいい」

本日の登場人物

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ぺ君
「3ヶ月ブリっス!」
「オカッパリも行ってなかったの?」

山田クン
「俺なんか、4ヶ月半だよ」

「オカ釣りは、相変わらずお盛んで?」

「答える必要が無いですね、社長」



「3ヶ月ぶりは、オレもだよ、バス釣り」

「メラメラメラ」

「燃え尽きそうですけど、山田さん」

 

「チョイ、水は多いけど、水質はまずまずですか?山田氏」

「ええ、釣りますよ」

「それじゃ、旦那西牧だよ」

「ナニしてますかね?」

「良き、家庭人じゃねぇの」

「社長とは真逆ですね。アヒャヒャヒャヒャ〜」

「あぁ、ぺ君、オレは社長業に、徹していたわけであってだなぁ…あ、あれっ!?」

「フン、フンフン!」

「あれ!山田さん、釣っちゃったんですか?」

「フン、フンフン!!」

「ぺ君、答える余裕が無いってよ、山田クンには。早ェとこすくってやれよ」

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「アヒャヒャヒャ、お待たせしましたぁ。キャッチです」

「幅広な、33cmですよ、社長」

「おお!オレのモペットペンシル消えてる!!」

「エッエぇ!放置プレー中だったですか?」

「そうだよ。山田クンのを撮影しようにも、グズグズしているから、投げたわけさ、そしたら『お願いします』だろ」

「掛かりました?」

「ンな訳ねぇ!バレたよ!」

「ウオッホッホッホ、そりゃ残念」

「山田クン、ヒットルアーは?」

「今や、陽気なベースマンの、ダブルスイッシャーですよ、社長」

「あっ!健康的なビルダー松田さん」

「ハイ、その人ですね。魚よんできますよ」

 

「オォット!出たよ!ノったよぉ、今度は」

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「社長、かわいいサイズです、29cm」

「いいんじゃね、オレっぽいだろ」

「アヒャヒャヒャヒャ〜。ハイ、お似合いです」

「ぺ、絶対!落とす!」

「社長、ルアーは?」

「はい、モペットペンシルですね、山田クン」

 

「ヒャッホ〜!連荘だよ〜」

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「社長、またまた、お似合いのサイズです。…アヒャヒャヒャヒャ〜!」

「ぺ、絶対!沈める!!」

「社長、手伝いますよ、その時は。で、ルアーは?」

「モペット・ダブルスイッシャーなんだけど、ジャカジャカ動かした直後に出た。ここが山田クンと、大きく違う」

「ええ、自分は仏引きでしたから」

 

「きましたァ!おれにも〜!」

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「大吉ダブルスイッシャーです」

「29cmだね、加藤君。いまひとつサイズがのびませんが、3人とも釣れましたよ」

「めでたいね、実に」

「ええ、数ヶ月ぶりなのに、上出来ですよ」

 

「う〜ン、アタリが途絶えたねぇ。モーニングサービス・タイム、終了か…?」

「ええ、そんな感じですね」

「と、言う事は?ねぇ、山田クン」

「ええ、それですよ。異存はありませんよ、社長」

「なんスか?なんスか?」

「コーヒーブレイクだろ。そしてぇ、そこからのぉ」

「はい、そこからのぉ〜の後は?!」

「たわけ!決まってんだろ!爆睡に」

「ええ!もう?ですか」

「ああ、加藤君。なんか問題有るかな?」

「山、あっ、須田さん…も、です?」

「ぺ、解ってないな。シンビーノ・ジャワティーストレート飲ませちゃうぞ。『も』じゃなくて、『が』だよ」

「はいぃ?」

「飲んでないの?ジャワティーストレート!『須田さんも?』じゃなくて、『須田さんが』なんだよ」

「あっ、そういう事なんですか…」

「ああ、加藤君。なんか問題有るかな?」

パキパキ!ポキパキ!

「あ、あ、やめてやめてぇ〜」

「ウォッホッホッホ、社長、加藤君も大賛成です」

「コーヒー飲むのに、えらい手間でしたね、山田クン」

「ええ、まったくですよ。KYな子がいるから」

「それって、俺ッスか?山、須田さん」

ポキパキ!パキパキ!

ドスッドスッ

「ううう、やっぱり、俺でしたかぁぁぁ」

 

「寝たねぇ、2時間もだよ」

「ええ、スッキリしましたよ」

「ぅぅぅぅ」

「最後までグズってた、ぺ君、気持ちいいだろ?」

「ううううう」

「社長、この子は放って置いて、飯も食っちゃいましょ」

「ウウウウウ、飯は食べたいぃぃぃ」

「ナンでこうも寝起きが悪いんだか、低血圧かい?ぺ君は」

「うううう、2人の寝起きが、良過ぎるんです」

「恐縮だね、お誉めにあずかって。サぁ〜て、メシ、飯!」

 

「どんぞ、ホットコーヒーでございます」

「いただきます。ホレ、カトちゃん」

「あざぁす」

「ぺ君、3ヶ月も釣りしないで、ナニしてたの?」

「こいつは、おネエちゃんとチチクリあってた。だろ?」

「アヒャヒャヒャヒャ、そっくり、須田さんに返しますよ、その言葉」

「山田クンは、聞くまでも無ぇから。母上の様子見に行きつつ、ねぇ」

「デリ、デリ、ですね?山、須田さん」

ドスッドスッ

「ううううぅ。やっぱり、図星だ」

「がっははは、くらうね、きょうは」

「もう、3回目ですよ。うううう」

「ぺ君、安心しろ。痛みは慣れるから。そのうち、ナンでもなくなるから。で、キミは、どうしてたの?」

「あっ、一応、毎週会って、食事したり、その、あの、アヘヘヘ」

「山田さん、出番です!」

ドスッドスッ

「うううう、4回目ェェェ」

「食事?ときたか、オシャレだね。ちなみに、どんなのだい?」

「あ、色々っす。たまに、肉。ビーフストロガノフなんてのも、アへへへ」

「なにぃ!ビーフスカト◯!?おぬしには、そんな性癖が…スゲェ!!」

「いやぁ、ビックリだね、カトちゃん。こんな身近にいたとは」

「違います!!!ヤメてくださいよ。ホント勘違いされますから」

「なにを?マニアなんだろ?オレは絶対イヤだけどね」

「自分も、そのテは、あり得ないですよ」

「だから〜!違いますって、スカト◯じゃなくって、ストロガノフッ!!です!!!」

「照れるなよ、誰にも言わねぇから」

「言っちゃてるじゃないですか。それに間違いだし」

「そうなの?コッソリやってね?」

「してません」

「興味はあんだろ?」

「社長〜!」

「ウオッホッホッホッ、このへんにしておきますか、泣かれても困るし」

「泣かないですけど、違いますから」

「残念だな、世紀の大発見かと、思ったのによ」

「社長、スカッと釣っちゃいましょ!」

「スカッ◯ロ〜」

「社っ長〜!!」

 

「予報どうり、雨降ってきたけど、バスの反応はイイネェ」

「って、言ってたら、きましたよっ!」

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「37cmですよ、社長。最大魚ですよ!」

「測り方がダメじゃん、シッポ閉じてるよ」

「どうです!?連荘ですよ!!」

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「山田さぁ〜ン、全部シッポ閉じてますけど」

「ウオッホッホッホ、たまたまですよっ!」

「オレも、またきたぁ〜!!」

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「絶好調〜!!」

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あとがき

「ヤベ、4時んなっちゃった。高速で戻るよ、良い?」

「ええ、戻りましょ、堪能したんで。なぁ、カトちゃん」

「はい!4匹釣れて、4匹バラし、アタリも多数!八郎以上ッス!!」

「自慢こいてネェで、エレキ全開!」

「ラッジャー、高速前進〜ん」

 

「おつかれ〜、着岸するよう」

「お疲れ様でした、楽しめましたよ」

「お疲れでした社長、一日中の操船」

「毎回なぁ」

「俺が次回やりますよ」

「おお、ぺ君、愛いヤツじゃのう。頼むよ」

「『ウイヤツ』って?フランス語なんスかね?山、須田さん」

「ああ、そうだ。おフランスだ」

「どういう事なんすか?山、山、須田さん」

「社長!この、たわけ者沈めてきますから、沖までお願いします!」

「ガッハハハハ、イイね。じゃ、早速」

「あ、あ、なじぇ〜?」

「あのね、『愛い・うい』ってのは、かわいい、いいヤツ、感心な、つまり誉めたわけだよ。チョット難しかったかな?花子ちゃん」

「アヒャヒャヒャヒャ〜、それ、前に聞きました。『ムチャクチャ説教』でしたよね?」

「面白い!ぺ君。やっぱり沈める!」

「えっえぇ!なじぇ〜?やめて〜」

「無着成恭さんだよ」

「チョット似てましたよね、山・須田さん」

「社長、どうします?この子?」

「どうでも良いよ。それより、雨が心配だから、超高速撤収!」

「山岡ですね、心得ました。ああ加藤君、そういう事だから」

「・・・・?」

「ほれ、ぺ〜、この牽引ロープを船に結べよ」

「はぁ・・・・?」

「社長、新手の荒技ですね」

「はい。ペラ男君に勧められてさ。楽チンだよ。あそこまで車で、引っぱって行っちゃうから」

「こういう事だったんですね、『山岡』ってのは」

「説明が面倒だから、それで良いよ、ぺ君」

「ウオッホッホッホ、加藤君ヒントは幕末だから。よく思い出すように」

「そうだ、次回までの宿題にすっからよ。でも、船を車で引っぱたのとは、まったく関係無いから」

「超高速撤収!山岡?わかんねぇ〜?」

「よう、なに難しい顔してんの?帰るよ」

「ああ、加藤君、帰るから、さっさとね」

「ううう、超高速…撤収…山岡…ううう」

「さて、栄えある勝者の山田さん、お食事は?」

「社長、バーミヤンでガッツリと」

「おっと、良いじゃない、タンタン麺ですか?」

「ええ、油淋鶏もお願いしますよ」

「ウウウ、超高速で撤収が山岡…ラーメン?」

「ウオッホッホッホ、なんで?ラーメン山岡屋になるの」

「もう忘れていいから。全然関係ないし」

「ええ、話の流れだからね、加藤君」

「久しぶりで、疲れたけど、楽しかったね、お2人?」

「ええ、満喫ですよ。ネエ加藤君」

「はい、それはもう、ムチャクチャ成恭です」

「もう、グチャグチャだね。で、次回は?」

「10月17日ですね。カトちゃんもだろ?」

「はい、なんとか休みを取って」

「18日でも良いよ、オレ休みだし、ぺ君もだろ?」

「ええ、そうなんですよ、18、19連休ッス」

「じゃ決まりだね」

「いや、その、そこは…」

「社長、この子はチョメチョメですよ、なぁ?カトちゃん」

「まぁ、そんな感じで」

「なんだよ、スカっとしろよ、スカット◯?」

「社長!」

「ガハハハハ、じゃぁまた来週〜」

「カトちゃんも是非ね。あっちは程々でね、ウオッホッホッホ」

「撤収!山岡…山岡鉄舟?山岡鉄舟〜!」

「解った?全然関係ねぇだろ?」

「鉄舟山岡〜、お楽しみに〜」

「ウオッホッホッホ、だめだこりゃ」